水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA はベースの Blessing3 を J-POP 向けにチューニングした日本限定モデルです。ベースモデルの高域の伸びやかさはそのままに、中・低域の存在感が増したサウンドが特徴的です。
本記事では実際に購入した筆者が内容物・外観・装着感・音質のレビュー、ベースの Blessing3 ・同価格帯の final A6000、 AAW Z06 との違い、おすすめのイヤーピース・リケーブルに付いて記載しています。

水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA まとめ
- Q水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA はどんなイヤホン ?
- A
- ディープシーブルーの美しいデザイン
- クリアなボーカルと煌びやかな高域、キレのある低域がちょうどいいバランス
- クリアで滑らかで艶やかなサウンド
- マルチプラグで3.5mm/4.4mmどちらも対応
- リケーブル対応
- 向いている人
- J-POP、EDM、ロックなどで低域も高域もクリアに気持ちよく聞きたい方
- ボーカルを楽しみたい方
- 向いていない人
- 低音好きな方、迫力が欲しい方、軽い装着感が良い方
- モニタリング的にフラットに聴きたい方
以下では今回レビューしているイヤホンと比較もしていますのでこちらも参考にどうぞ。
今回比較しているイヤホンはこちらです。
本サイトでレビューしている水月雨(MOONDROP) 製品はこちらです。

水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA 製品情報
美しい深海ブルーのステンレス製フェイスプレートを採用した「Blessing3 AQUA」。ドライバーの再チューニングを行い、Blessing3らしいリアルな音の再現性はそのままに、特別な調整を加えたサウンドを実現したモデルです。
新色「ディープシーブルー」
深海の純粋さから着想を得たデザイン
2DD+4BA構成によるアドバンストハイブリッド3Way設計
革新的なAl-Mg合金製
3Dプリント技術に基づき開発された水平対向デュアルダイナミックドライバーモジュー「H.O.D.D.D.U.S.」
3Dプリントにより高度な物理フィルター付き音導管構造
最新の音響測定機器と豊富なチューニングノウハウを融合
ハイブリッド型イヤホンの位相接続問題には全く問題ありません
精密CNC加工と手作業によるポリッシュ仕上げにより角度によって光と影が美しく揺らめく唯一無二の質感を演出
汎用着脱式ケーブル対応
e☆イヤホン
ドライバー構成 片側:3way 2DD+4BA インピーダンス 11.5Ω±15% (@1kHz) 音圧感度 122dB/Vrms (@1kHz) 再生周波数帯域 20Hz ~ 20kHz 全高調波歪 THDs 0.5% (@1kHz、94dB) コネクター 0.78mm 2Pin プラグ ・3.5mm ステレオミニプラグ
・4.4mm バランス接続プラグ
名前にもあるように Blessing3 の再チューニングモデルです。”日本のJ-POP” 向けにチューニングされた日本限定モデルです。Blessing3 の唯一無二のビジュアル・サウンドをベースに新たなサウンドを聴かせてくれます。
🎧【新製品販売開始】🎧
— 水月雨 Japan (@MOONDROP_JP) August 1, 2025
🫧日本オフライン限定モデル🫧
MOONDROP「Blessing3 AQUA」
日本向けにJ-POPに特別チューニングを施した限定仕様✨
新色「ディープシーブルー」で登場~
本日より、e☆イヤホン / ヨドバシカメラ にて
【日本店舗限定】販売スタート🛍🏪🫧#MOONDROP #Blessing3AQUA… pic.twitter.com/ts5amqEqND
ギャラリー

内容物はこちらです。
- 本体
- ケーブル(マルチプラグ)
- 3.5mm プラグ
- 4.4mm プラグ
- イヤーピース 6サイズ
- 航空機用変換プラグ
- ケース
マルチプラグにやたら多いイヤーピースと充実しています。Blessing3 でも同様でしたが航空機用プラグも付属しているのは珍しいです。

そのイヤーピースはシリコンタイプ1種が6サイズも付属しています。Blessing3に付属していたものと同じですね。
軸は硬め、背は高め、質感はサラサラとしています。

ケーブルは Blessing3 から変更され、ナイロン被膜のマルチプラグケーブルになりました。程よい太さと柔らかさで使いやすいです。色合いも落ち着いたグレーで本体の深海カラーにぴったりですね。プラグも手で回して簡単に交換できます。

こちらが本体です。“ディープシーブルー”のステンレス製フェイスプレートは煌びやかでうっとりしてしまいます。表面ポリッシュ仕上げでピカピカですし、見る角度で光と影が共存します。左右には “Blessing3 AQUA”、”Redesigned&Tuning by MOONDROP JP” とそれぞれ印字されています。

そしてこの凄まじく透明な本体もまた Blessing3 同様美しいです。まさに clear headphone.
2DD + 4BA のドライバー構成ということもあり、厚みはそこそこあり大きめです。重さもややあり、片側本体のみで 8g でした。

ケーブル接続はフラットな 0.78mm 2Pin です。

実際に装着するとこのように見えます。きらりと光る三角形のフェイスプレートはかっこいいですね。

Blessing3 と Blessing3 AQUA の本体はビジュアル・サイズともに大きくは変わらず、フェイスプレートが変わったくらいですね。そのほかの違いは、以下2点でした。
- ケーブルが変更され、マルチプラグになった
- ケースのデザインが変わった
レビュー
装着感 ピタッとフィットで高い遮音性
ピタッッと耳にフィットして遮音性高く音楽に没入できます。イヤーピースに頼らずともしっかりと安定してつけることができます。
ただし本体が大きいので耳への圧迫感はどうしても感じます。筆者は耳が大きめですがそれでも感じるので耳が小さめな方は一度試してからの方が良いかもしれません。
音質
視聴した個人的音質イメージグラフはこちらです。
クリアなボーカル・高域
やはり水月雨ということでボーカルと高域はクリアで煌びやかです。特に女性ボーカルとの相性は抜群で、繊細に美しく、しっとりと息遣いまで聴かせてくれます。高域の伸びもよく、詰まりは感じさせず、刺さりはせずに気持ち良いものです。
キレのある低域でちょうど良いバランス
そして低域もしっかりと出ているのが今回の AQUA のポイントです。想像していたよりもなかなかにキレがあり、ドラムのアタック感、ベースラインをしっかりと鳴らしてくれます。かといって過剰なほどではなく、適度な重さ・深さで全体を支えてくれています。
このボーカルと高域の煌びやかさと低域のキレの良さが過度な誇張なくちょうどいいバランスで仕上がっており、美しくも楽しい試聴体験にしてくれます。
低域の存在感が増したこともあり、全体的に音の濃さが増したように感じます。J-POP向けにチューニングされたということですが、確かに相性はいいですね。ロックでも、ゴリゴリの迫力が出るというわけでもないですが明るくテンポ良く楽しめます。
艶やかさ・滑らかさ・クリアさを併せ持つサウンド
解像度も全体的に非常に高く1音1音の輪郭がはっきりと描かれていますが、デジタルチックな硬さはなく、やや丸みのあるナチュラルな質感です。余韻も適度にあり、しっとりとした艶感がありつつももたつかず、ハイテンポな曲でもリズムを損ないません。そこそこの分離感もあり、この艶やかさ・なめらかさ・クリアさがこれまたちょうどいい塩梅です。
広がる高域と締まる低域
定位感は十分良好で、各パートの位置は明確に感じられます。空間的には高域が特に広がりを感じます。シンバルやストリングは上に左右に広がるようです。一方、中域・低域はむしろタイトで密度を感じます。開放感あり広がりつつも、中心には芯のある安定感があります。
まとめ
Blessing3 では物足りなさを感じていた方にはまさにうってつけのサウンドと思いました。クリアなボーカルと高域の煌びやかさに加え、しっかりとした低域が加わることでバランスよく安定しています。そして透明であり、美しく、自然なサウンドです。ジャンルも幅広く楽しめるでしょう。
水月雨(MOONDROP) Blessing3 / final A6000 / AAW Z06 との比較
今回は前作 Blessing3 と、販売価格の近いこれらとの比較です。

| 水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA | 水月雨(MOONDROP) Blessing3 | final A6000 | AAW Z06 | |
|---|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | 片側:3way 2DD+4BA | ハイブリッド型(10mm x 2DD + 4BA) | ダイナミック型(f-Core DU) | 6 Driver Hybrid Architecture 2 × Isobaric Woofer 4×Balanced Armature Driver(2 Woofer | 2 Mid-Range | 2 super-High ) |
| インピーダンス | 11.5Ω±15% (@1kHz) | 14.8Ω± 15%(@1kHz) | 18Ω | 12Ω@1Khz |
| 音圧感度 | 122dB/Vrms (@1kHz) | 120dB/Vrms(@1kHz) | 101dB | 110dB SPL@1Khz |
| 再生周波数帯域 | 20Hz ~ 20kHz | 10Hz – 30000Hz | メーカー情報なし | 10Hz~40Khz |
| 参考価格(e☆イヤホン 2025/08/18現在) | ¥53,100 税込 | ¥53,100 税込 | ¥57,740 税込 | ¥48,400 税込 |
それぞれスペックは異なりますが、実は AAW Z06 も Blessing3 や Blessing3 AQUA と同じく 2DD + 4BA 構成です。
vs 水月雨(MOONDROP) Blessing3
まずは Blessing3 と聞き比べましたが、中・高域に関しては傾向は共通してどちらも鮮明で煌びやかです。一番の違いは低音ですね。低音の量感と表現力は Blessing3 AQUA が一段と上に感じます。改めて Blessing3 を聴くとやんわりと持ち上げるような低音に感じます。Blessing3 AQUA の低音は他の帯域と肩を並べるほどの存在感で重み・解像度はともに高まり、しっかりと全体を支えてくれるようになりました。ドラムやベースもしっかりと感じられます。
さらには音の輪郭は濃くなり、よりはっきりと1音1音聴きやすくも感じました。全体的にアタック感・押しが強く、物足りなさもなく過不足なく楽しめます。万能寄りになったとも言えます。
決して前作 Blessing3 が悪いということではなく、好みや曲によっては、そこまで低音はいらない・もっと軽やかに聴きたいという場合に Blessing3 はいい選択肢になるでしょう。
vs final A6000
こちらは雰囲気が異なり、A6000 はより粒が細かくスッキリとしています。低音の押しの強さは似ていますが、それ以外はA6000 の方があっさりした印象です。解像度・分離感だけでいうと A6000 の方が高いですね。Blessing3 AQUA はそれよりは余韻や艶があり、表情豊かに感じられます。解像度・分離感は A6000 より低いかもしれませんが、よりナチュラルで味わい深いです。A6000 はモニタリング・Blessing3 AQUA はリスニングといったところでしょうか。
vs AAW Z06
ドライバー数はともに同じ 2DD + 4BA ですが見た目もサウンドも全く違います。Z06 のサウンドは下から上までともかく迫力があり濃いです。ボーカルが鮮明であるという点は似ていますが、Z06 の低域はより深く広く、高域はより鋭いです。ドラムやギターの響きは会場で聴いているようです。ライブ感を体感させられるようなサウンドです。一方、Blessing3 AQUA もそこそこ圧はありますがそこまでではなく、透明さ・鮮明さをメインに感じられる程度です。解像度・分離感でいえば Blessing3 AQUA の方が上ですね。Z06 はノリよく楽しく、Blessing3 AQUA は綺麗に美しく聴かせてくれます。
水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA おすすめイヤーピース・リケーブル
よりクリアに、より芳醇な響きで、もしくはより軽やかに楽しめるようなイヤーピース・リケーブル(2本)例です。
イヤーピースは同じ水月雨(MOONDROP) 清泉 – Spring Tips にしました。付属品とは違い、傘が非常に柔らかく耳への負担が軽減できます。音質的には自然に明るく、よりクリアに感じられます。
リケーブルの1本目はこちらも同じ水月雨(MOONDROP) AutumnMoon-秋月 4.4mm Balanced Version にしました。素材は高純度6N単結晶銅金メッキです。見た目がもう派手ですが、サウンドは全体を滑らかに、中低域を持ち上げふわっと広がり支えてくれるようです。全体の安定感が増し、より芳醇な響きを加えてくれます。

リケーブルの2本目はSoundsGood Blhwt にしました。ビジュアル的にピッタリというのもありますが、サウンドでも、中・高域を伸びやかに、音粒の角を滑らかにしてくれるという点でこちらも Blessing3 AQUA にピッタリです。より軽やかに楽しめます。

Blhwt 他、SoundsGood のケーブルについてはこちらも参考にどうぞ。
水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA まとめ
- Q水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA はどんなイヤホン ?
- A
- ディープシーブルーの美しいデザイン
- クリアなボーカルと煌びやかな高域、キレのある低域がちょうどいいバランス
- クリアで滑らかで艶やかなサウンド
- マルチプラグで3.5mm/4.4mmどちらも対応
- リケーブル対応
- 向いている人
- J-POP、EDM、ロックなどで低域も高域もクリアに気持ちよく聞きたい方
- ボーカルを楽しみたい方
- 向いていない人
- 低音好きな方、迫力が欲しい方、軽い装着感が良い方
- モニタリング的にフラットに聴きたい方
ビジュアルもサウンドもやはり美麗なイヤホンでした。そして美しさだけではなく、しっかりと味わい深いサウンドになって帰ってきた Blessing3 AQUA でした。前作は物足りなかった方、前作もお持ちの方、聴いたことがなかった方、前作の Blessing3 も含めてこの機会にぜひお試しください。
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