FIIO JD1 サクッと見れる聴き込みレビュー 迫力の低音と高い解像度の新しい定番エントリーイヤホン

FIIO JD1 イヤホン・ヘッドホン

こんにちは ! 今回は FIIO JD1 のレビューです。本サイトでは FIIO 製品は 2つ目になります。このJD1、安いのに音がいいことでSNS上で話題になっていましたイヤホンです。筆者も購入し聞いてみましたがどんなものか、最後までぜひご覧ください。

本サイトの他の FIIO 製品レビューはこちらです。

ゆーき

社会人ソフトエンジニア&オーオタ。オーディオ沼に浸かり始めて数年。解像度の高いイヤホンが特に好み。聴く音楽はJ-POP・ロックが多め。9mm Parabellum Bullet・King Gnu・宇多田ヒカル・福山雅治等々。

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おすすめポイント

おすすめポイントまとめ
FIIO JD1

FIIO JD1

  • 長時間でもつけられる装着感
  • キレ・パンチのある音、迫力のある低音
  • リケーブル可能 (0.78mm 2pin)
  • 3.5mm/Type-C から選べる

製品情報

高音質、拡張性、デザイン性をそなえたインイヤーモニター型イヤホンの最新エントリーモデル

主な特長

  • 豊かな低音を再現する10mm径液晶ポリマー(LCP)ダイナミックドライバーを搭載
  • ダイナミックドライバーをパワフルかつ繊細に駆動する「内外磁気回路設計」
  • 鼓膜への圧力軽減と豊かな低音再生を両立する筐体構造
  • より高音質な音楽を楽しむための独立DSPオーディオチップ搭載(JD1 Type-C)
  • 5種類のイコライジングの内蔵プリセットサウンド(JD1 Type-C)
  • 上位機種のような高級感を演出するダイキャスト亜鉛合金フェースプレート
  • 音波の振動を正確に鼓膜に伝えるアルミ合金製サウンドノズル
  • 互換性を拡大する0.78mm 2ピンコネクター採用
  • 片側わずか7g、快適な装着感
  • 人間工学に基づいた筐体デザインで快適な装着感を実現
  • ハイレゾオーディオ認証取得
FIIO https://www.fiio.jp/products/jd1/ より

エントリーモデルの位置付けで、3.5mm/USB Type-C の2つで展開されています。Type-C はイコライザー切替までできるのはいいですね。

ギャラリー

FIIO JD1 は 3.5mm / Type-C の2バージョンありますが、3.5mm を購入しました。また、3.5mm にはシルバーとブラックがありますが、シルバーを購入しました。

FIIO JD1 付属品
FIIO JD1 付属品

付属品はこちら。

  • 本体
  • ケーブル (0.78mm 2pin、3.5mm)
  • イヤーピース 3サイズ
  • 他紙類

エントリーモデルなだけあってシンプルですね。最近はよくあるポーチやケースの類もありません。イヤーピースはサラサラな質感です。

FIIO JD1 付属ケーブル
FIIO JD1 付属ケーブル

付属のケーブルは R側にマイク・コントローラー付きの 0.78mm 2pin – 3.5mm ケーブルです。2pin は窪みありでピンがはみ出している、いわゆる NX7 2Pin タイプです。コントローラーには3つのボタンがあり以下の操作ができます。

  • PLAY/PAUSE ボタン : 単押しで再生・停止・通話応答、二度押しで曲送り、三度押しで曲戻し、(対応する場合は)長押しで音声アシスタント
  • + ボタン : 音量上げ
  • – ボタン : 音量下げ
  • (Type-C バージョンでは + – 同時押しでイコライザーの切り替えができます。)

ケーブル自体は赤と青の2トーンでやや派手目です。若干クセは強めですが、問題なく使えます。

FIIO JD1
FIIO JD1

こちらが本体です。フェイスプレート亜鉛合金製でシンプル・クールなデザインです。正面には Jade Audioのロゴがあります。マットで指紋は目立ちにくいです。
フェイスプレートが金属製だと重いかと思いきや、(7gの表記でしたが計測すると) 8g でそこまで重くはありません。耳につければ気にならないですね。

FIIO JD1 本体
FIIO JD1 本体

フェイスプレート以外はクリア樹脂でスケスケなデザインです。ノズルは金属製ですが、回して取れることはありません。

FIIO JD1 本体 接続部
FIIO JD1 本体 接続部

ケーブル接続は出っ張りのある 0.78mm 2pin です。この価格でリケーブル可能なのはありがたいですね。

レビュー

装着感

非常にいいですね。圧迫感少なめに耳に入り込むタイプです。本体は軽いため、長時間つけるのももってこいですね。耳からもそこまで飛び出さず、遮音性は高いです。本体が軽いと振動で音漏れが心配されますが、JD1はそんなことはなく問題なさそうでした。

音質

クリアで解像度の高い・キレのいい音、力強い低音が特徴的です。

まず驚いたのが全体的に解像度が高く、クリアであることです。約3.300円という価格で購入しましたが想像以上でした。もちろん他の2万円以上とかと比較すると流石にそこまでではないと思いますが十分価格以上の音質かと思いました。全体的に(しっとりというよりは)クリアでドライな傾向で、スピード感ある音が楽しめます。余韻は少なめに音の輪郭がキリッとして、キレがいいですね。

バランスとしては 低域 > 高域 > 中域 といった印象でドンシャリなタイプです。一番は低域のパンチがありますね。なかなかに深くキレのいい低音を鳴らしてくれます。SNSでは「お祭りみたいな音」なんていうコメントもちらほら見かけましたが、確かにその通りだと思いました。一方、中高域は低域に埋もれずしっかりと出ています。ボーカルも埋もれず近めに感じますが、ドラム・ベースも近めに感じられます。中低域はキレよく解像度高めですが、高域は若干解像度が低く粗めかなとも思いました。

音の空間は上下左右あまり広くなく、頭の中心でコンパクトになっている印象です。強いていうなら下に深い、ですかね。

曲のジャンルはやはりドラムとベースがしっかりと聴けるロック、もしくは男性ボーカル曲が楽しく聴けますね。ポップス・女性ボーカルも楽しく聴けますが、低域が毎度強めにくるのでそれが好みと合うかどうかですね。

FIIO の エントリーモデルイヤホンというとですが、さすがFIIO、しっかりと抜かりなくいい音鳴らしてくれますね。

イヤーピース・リケーブル例

低域をよりしっかりと聴けるイヤーピース・価格を抑えたリケーブルです。

イヤーピースは radius ディープマウントイヤーピース ZONE にしました。ピタッとした質感と独自の形状で遮音性を高め、低音をよりしっかりと聴くことができます。

ケーブルは JSHiFI Ocean にしました。銀メッキ&無酸素銅線で低音をやや強め、全体の解像度を高めてくれます。細くしなやかで軽いです。FIIO JD1の軽い装着感をなるべく損なわないケーブルかと思います。

FIIO JD1 + JSHiFI Ocean + radius ディープマウントイヤーピース
FIIO JD1 + JSHiFI Ocean + radius ディープマウントイヤーピース

SUPERTFZ QUEEN 2023 との比較

今回はこれまでレビューしてきた中で FIIO JD1 と価格の近い、SUPERTFZ QUEEN 2023 と聴き比べました。SUPERTFZ QUEEN 2023 のレビューはこちらです。

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FIIO
JD1
SUPERTFZ
QUEEN 2023
ドライバーダイナミックドライバー1基φ10mmPU+PEEK 複合ドライバー
インピーダンス24Ω (@1KHz)32Ω
音圧感度109dB/Vrms (@1kHz)107dB
再生周波数帯域20Hz-40kHz20Hz-40kHz
バリエーション3.5mm/Type-C3.5mm/Type-C
リケーブル対応非対応
参考価格 (eイヤホン 2024/08/03現在)¥3,300(税込)(3.5mm)
¥3,520(税込)(Type-C)
¥2,780(税込)(3.5mm)
¥3,080(税込)(Type-C)

どちらも 4,000円以下で3.5mm と Type-Cから選べるイヤホンです。が、FIIO JD1 はリケーブルまでできる点が優位ですね。また、SUPERTFZ QUEEN 2023 の方がやや鳴らすのにパワーがいります。

聞き比べると、どちらも全体の音の傾向は似ていて、しっかりとした低音がなり、キレのある・パンチのある音ですね。その中でもFIIO JD1 は低域がより強く解像度が高く、SUPERTFZ QUEEN 2023 は高域がより強く解像度が高いように感じました。全体の解像度はどちらも同じくらいに思いましたが、FIIO JD1の方がより低域に特化したような印象です。SUPERTFZ QUEEN 2023 は高域も強めに感じられ、余韻も(FIIO JD1よりは)ややあるように感じます。FIIO JD1 は迫力が多め、SUPERTFZ QUEEN 2023 は艶が多め、といったところでしょうか。もしくはロック・男性ボーカルなら FIIO JD1、ポップス・女性ボーカルなら SUPERTFZ QUEEN 2023 とも言えそうです。

まとめ

4,000円以下というエントリーモデルながらもしっかりとした音質、さらにはリケーブルもできるというまさにオーディオ初心者にはもってこいのイヤホンかと思います。初心者の方以外のもサブイヤホンとして使えると思います。新しい入門機の定番となるのではないでしょうか。ぜひお試しください。
それではまた次の記事で !

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