水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light は、筆者もお気に入りだった Starfield2 の後継機として日本限定で登場した有線イヤホンです。マグネシウムリチウム合金とデュアル磁気回路を採用したダイナミックドライバーに加え、内蔵DACによる USB Type-C 接続と 4.4mm バランスケーブルの両対応が特徴的な1台です。
本記事では実際に購入した筆者が内容物・外観・装着感・音質のレビュー、前作 Starfield2・同価格帯の MEZE Audio ALBA との違い、おすすめのイヤーピース・リケーブルについて記載しています。
水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light まとめ

- Q水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light はどんなイヤホン?
- A
- ブルーとゴールドの煌びやかな外観
- 近くリアルなボーカル・弾力ある低音・伸びやかな高音が絶妙に絡み合う濃厚サウンド
- USB Type-C ケーブル・4.4mm バランスケーブルが付属、2通りのケーブルで楽しめる
- アプリ(MOONDROP LINK)でイコライザーを調整可能
- リケーブル対応(0.78mm 2Pin)
- 向いている人
- J-POP・ポップスやロックなどでボーカルも低音もクリアに気持ちよく聴きたい方
- 煌びやかで濃いめのサウンドが好みの方
- USB-C 接続でスマートフォンから高音質で聴きたい方
- 向いていない人
- フラットでモニタリング的なサウンドが好みの方
- 軽さ・長時間の快適装着を最優先にする方
こちらの記事では同じ水月雨で同価格帯の Kadenz との徹底比較を行なっています。こちらも参考にどうぞ。

以下では 水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light の比較を行なっています。こちらも参考にどうぞ。




本サイトでレビューしている水月雨製品はこちらです。











水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light 製品情報
純金属ドーム材料 高剛性と軽量化を兼ね備えた合金材料
数年間におけるダイナミックドライバーの研究の蓄積
効率最適化型・デュアル磁気回路ダイナミックドライバーカスタマイズされたオーディオチップ
強力な可変式DSP、フルバランス駆動ハイレベル材料の使用・フラッグシップクラスの音響設計
フルリンク型DSPサウンドの最適化
HiFi システムの一体化・高音質を狙い真鍮金メッキ音響ノズル
交換式音響フィルターUSB Type-C 有線接続
遅延極小でロスレス再生可能eイヤホン https://www.e-earphone.jp/products/detail/1664197/ より
ドライバー構成 マグネシウムリチウム合金+
デュアル磁気回路 ダイナミックドライバーインピーダンス 15Ω±15%(@1kHz) 音圧感度 123dB/Vrms(@1kHz) 再生周波数帯域 12Hz-22,000Hz ケーブル仕様 USB Type-C 付属品 イヤホンケース
ケーブル(Type-C)
ケーブル(4.4mmプラグ)
イヤーピース(S/M/L)各1ペア
Starfield2 の後継機として2024年9月に発売された日本限定モデルです。マグネシウムリチウム合金を採用したダイナミックドライバーと内蔵DSP・DACにより、USB Type-C からロスレス接続できる点が Starfield2 からの大きな進化です。4.4mm バランスケーブルも付属しており、据え置き・ポータブルプレイヤーとのバランス接続や、スマートフォンからの USB 接続と2通りの楽しみ方ができます。
ギャラリー
内容物

内容物はこちらです。
- 本体
- イヤーピース 3サイズ(S/M/L) × 1種
- ケース
- 0.78mm 2Pin – USB Type-C ケーブル
- 0.78mm 2Pin – 4.4mm バランスケーブル
- 紙類
USB Type-C ケーブルと 4.4mm バランスケーブルが両方付属するという組み合わせは珍しいですね。最近はスマートフォンにイヤホンジャックがないことも多いので、まず USB 接続で気軽に使い始め、ポータブルプレイヤーを持っている方はバランス接続もすぐに試せる充実した内容です。でUSBでまずは聴き、プレイヤーを持っているマニアはバランス接続がすぐに試せるセットです。
付属イヤーピース

付属のイヤーピースは1種類が S/M/L の3サイズで同梱されています。
水月雨のこれまでの製品に付属していたものと同仕様で、サラサラとした質感でやや硬め、背は高めです。密着感は十分ありますが、個人的にはもう少し柔らかめのイヤーピースの方が好みで、同じ水月雨 清泉 – Spring Tips などに換えると快適さと音質の両面でさらに楽しめます。
付属ケーブル

USB Type-C ケーブルは黒いナイロン皮膜のシックなデザインです。コントローラーやマイクはついておらず、USB 接続部には “Moondrop”・”水月雨” のロゴが印字されています。やや硬めで多少癖はありますが、軽く耐久性も問題なさそうです。

4.4mm バランスケーブルは本体と同じブルーとゴールドの煌びやかなデザインで、こちらはビニル皮膜です。前作 Starfield2 の早期購入特典として付属していたバランスケーブルとほぼ同仕様のようです。どちらのケーブルもやや硬めで癖がありますが、見た目の満足感はとても高いです。
水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light 本体

こちらが本体です。ブルーとゴールドの本体には細かなラメのような煌めきがあり、まさに夜空に浮かぶ星空のようです。フェイスプレートだけでなく本体全体が同じ煌めきを持つブルーで統一されており、L 側には “StarLight” のロゴが印字されています。

前作 Starfield2 同様、ノズルの先端は手で回して取り外せるため、掃除・メンテナンスがしやすくなっています。

ケーブル接続は浅い窪みのある0.78mm 2pinです。


前作 Starfield2 と並べると、フェイスプレートのデザインは異なりますが本体の形状はほぼ同じです。細かな点では 星光 – Star Light に L/R の表記が追加されています。
装着時

実際に耳につけると耳への出っ張りは少なく、このカラーは耳につけてもよく映えます。
MOONDROP LINK アプリ
USB Type-C ケーブル使用時はスマートフォンアプリ MOONDROP LINK でイコライザーを調整できます。プリセットの切り替えやマニュアルでの細かい設定が可能です。ただし 2024/10/13 時点では、梅 – May のように公式・ユーザー投稿プリセットのダウンロード機能は利用できませんでした。





水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light レビュー
水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light 装着感 : コンパクトなボディがスッとフィット
やや小さめの本体が耳にスッとフィットします。しっかりと安定して装着でき、遮音性も高く音楽への没入感は十分です。耳からの出っ張りも少なめで、長時間外出先での使用にも向いています。
ただしやや重さがあるため、人によっては長時間の連続使用で耳への負担を感じるかもしれません。音漏れは多少感じられるので、静かな環境での使用時はご注意ください。イヤーピースを柔らかいタイプに変えることでフィット感と快適性のどちらも改善できます。
水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light 音質 : 生々しいボーカルと弾力ある低音が煌めく、水月雨らしい濃厚サウンド
試聴環境: SONY NW-WM1AM2(4.4mm バランス)、Xperia 1 VI(USB Type-C)で試聴。付属ケーブル・付属イヤーピースを使用。J-POP、ポップス、ロック、クラシックなど幅広いジャンルで試聴しました。
こちらが個人的音質イメージグラフです。
比較対象製品
周波数特性
音質評価
凡例
ボーカルの近さ・息づかいのリアルさがピカイチ
まず最初に目を引かれるのがボーカルの近さです。歌声が目の前に降り注いでくるような生々しいリアリティがあり、息づかいや細かな表情まで感じ取れます。特に女性ボーカルとの相性は抜群で、繊細な歌い上げを艶やかに表現してくれます。男性ボーカルも十分な存在感で楽しめます(e.g. 福山雅治、米津玄師)。
高域は艶やかに伸び、低域はしっかりと弾力がある
高域は綺麗に伸びやかに広がりますが、強すぎてつんざくような刺さりはありません。水月雨らしいクールでクリアな明るさが中高域全体に漂い、シンバルやストリングも気持ちよく鳴ります。
そして低域は水月雨イコール高音キラキラのイメージを覆すほどしっかりと量があります。深く重みのある低音が弾力を持って鳴り、ドラムのアタック感・ベースラインも十分に存在感を発揮します。重すぎることはなく、ノリよく楽しめる絶妙な量感です。
滑らかな音の輪郭とスッキリした空間
音の輪郭は滑らかで棘がなく、長時間の試聴でも聴き疲れしにくい質感です。空間は過剰な余韻がなくスッキリとしており、低域が下でしっかりと全体を支えながら、中高域がふわっと広く展開します。解像度・分離感も価格帯を考えると十分高く、各パートの輪郭がはっきりと描き分けられています。
USB Type-C 接続と 4.4mm バランス接続の違いは?
USB Type-C 接続(イコライザーは Normal)の方が余韻・残響の表現が増し、1音1音がよりいっそう艶やかに感じられます。さらに低音も USB 接続の方が強めで、ドラム・ベースの存在感がかなり増します。一方、アプリのイコライザーを Reference に切り替えると低域が和らぎ聴きやすくなるので、曲や好みに合わせて調整できます。
4.4mm バランスケーブルでの音は USB 接続と比べてすっきりとした印象で、それをさらに濃く厚く芳醇にしたのが USB 経由の音という感じです。USB 接続の方をメインに据えた設計に感じられますが、4.4mm 接続も十分に魅力的なサウンドです。
まとめ : J-POPが映える、美しくも濃厚なギラギラサウンド
バランスとしては、ボーカルが特に近く、ついで高域、低域が強い緩やかなかまぼこ型です。単なる綺麗さだけでなく、ノリよく楽しめるツボをうまく押さえたサウンドで、聴き始めると癖になってきます。日本限定だけあって歌謡曲・J-POP との相性は特に抜群で、守備範囲は広いです。前作 Starfield2 でもギラギラフラグのサウンドと評しましたが、星光 – Star Light はまさにそれをさらにパワーアップさせた1台です。
水月雨(MOONDROP) Starfield 2/MEZE Audio ALBA との比較
同じ水月雨で前作にあたる Starfield 2 と、価格の近い MEZE Audio ALBA との比較です。それぞれのレビューはこちらです。


| 水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light | 水月雨(MOONDROP) Starfield 2 | MEZE Audio ALBA | |
|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | マグネシウムリチウム合金+ デュアル磁気回路 ダイナミックドライバー | 10mm 超低歪みダイナミック型 | 10.8mm ダイナミックドライバー |
| インピーダンス | 15Ω±15%(@1kHz) | 15Ω±15%(@1kHz) | 32Ω |
| 音圧感度 | 123dB/Vrms(@1kHz) | 122dB/Vrms(@1kHz) | 109dB (1kHz) |
| 再生周波数帯域 | 12Hz-22,000Hz | 12Hz-24,000Hz | 15-25,000Hz |
| 参考価格(eイヤホン)(価格は変動することがあります) | ¥27,000 税込 | ¥19,800 税込 | ¥29,700 税込 |
3製品ともダイナミックドライバー1基の構成です。星光 – Star Light は前作の Starfield2 より1万円弱価格が上がっています。
vs 水月雨(MOONDROP) Starfield2 : Starfield2 の音をさらに濃く美しくグレードアップ
Starfield2 と聴き比べると、星光 – Star Light は Starfield2 のサウンドをさらに濃く・綺麗にグレードアップしたというのが率直な印象です。ボーカルの細部、高域の表現力、低域の存在感、それぞれが着実に向上しており、後継機として価格が上がった分だけしっかりとクオリティアップしていると言えます。特にボーカルの生々しさと低域の弾力感の向上が際立っています。
Starfield2 はそれはそれでまとまりが良く悪いわけではありませんが、予算があるなら星光 – Star Light を選ぶ価値は十分にあります。
vs MEZE Audio ALBA : 丁寧で落ち着いた ALBA vs 濃厚で濃い Star Light
MEZE Audio ALBA と聴き比べると、ALBA は丁寧で落ち着いた印象です。どちらも高域が伸びやかな明るい空間ですが、低域の量感は 星光 – Star Light の方が明確に多く、ALBA はあっさりとした印象に感じます。さらに ALBA は音粒の滑らかさとクセのなさが特徴的で、長時間 BGM 的に聴くにはむしろ ALBA の方が向いているかもしれません。
星光 – Star Light は圧と存在感があり、音楽に引き込まれる仰々しさがあります。MEZE Audio ALBA と聴き比べると、星光 – Star Light の「濃さ」がより際立ちます。どちらが良いというよりは聴き方や好みによる選択ですね。
水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light おすすめのイヤーピース・リケーブル
濃厚なサウンドをさらに活かし、よりクリアに・よりクッキリと、あるいは快適に楽しむためのイヤーピース・リケーブル例です。
イヤーピース: LEPIC nuon 空間音響イヤーピース clear
LEPIC nuon 空間音響イヤーピース clear がバシッとハマりました。低音を強化しながらも、その名の通りクリアさと広がりを強めてくれます。星光 – Star Light の自慢の濃厚サウンドをさらに濃厚に・鮮明に楽しむことができます。装着感も良好で、他のイヤホンにも使いまわせるおすすめの1品です。
イヤーピース: 水月雨(MOONDROP) 清泉 – Spring Tips
同じ水月雨の 清泉 – Spring Tips も相性抜群です。付属品と比べて傘が柔らかく耳への負担が軽減された上、サウンドは自然に明るくよりクリアに感じられます。装着感と音質の両方を上品にアップグレードしたい方に特におすすめです。相性抜群です。
リケーブル: SoundsGood Stibnite
リケーブルとしては SoundsGood Stibnite がハマりました。ボーカルの近さはそのままに低音・高音をやや強めてくれる効果があり、星光 – Star Light の持ち味を増幅してくれます。柔らかく取り回しもしやすいケーブルで、付属の 4.4mm ケーブルとも好対照です。

水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light まとめ
- Q水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light はどんなイヤホン?
- A
- ブルーとゴールドの煌びやかな外観
- 近くリアルなボーカル・弾力ある低音・伸びやかな高音が絶妙に絡み合う濃厚サウンド
- USB Type-C ケーブル・4.4mm バランスケーブルが付属、2通りのケーブルで楽しめる
- アプリ(MOONDROP LINK)でイコライザーを調整可能
- リケーブル対応(0.78mm 2Pin)
- 向いている人
- J-POP・ポップスやロックなどでボーカルも低音もクリアに気持ちよく聴きたい方
- 煌びやかで濃いめのサウンドが好みの方
- USB-C 接続でスマートフォンから高音質で聴きたい方
- 向いていない人
- フラットでモニタリング的なサウンドが好みの方
- 軽さ・長時間の快適装着を最優先にする方
水月雨(MOONDROP) 星光 – Star Light は、Starfield2 から着実に進化した完成度の高い後継機でした。ビジュアルのクオリティはこの価格以上の価値があり、サウンドもボーカルの生々しさ・低域の弾力・高域の煌びやかさが三位一体で楽しめます。USB Type-C と 4.4mm の2ケーブル付属で2通りのサウンドを楽しめるのも魅力的です。オーディオ歴の浅い方から深い方まで幅広くおすすめできる1台です。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。それではまた次の記事で!よければ SNS フォローもどうぞ。



