こんにちは ! 今回は Kiwi Ears Cadenza をレビューしていきます。Kiwi Earsといえば前回Dolceを購入・レビューして安価ながらも心地よいサウンドを聴かせてくれました。
今回も同じKiwi Earsですが、Cadenza はドライバーにベリリウムを採用しながらもやはり低価格ということでコスパのいい製品で注目されています。私も購入して聴き込んでいますのでレビュー書いていきます !
おすすめポイント
製品情報
ナイコム https://knicom.co.jp/product/cadenza/ より
- ドライバー構成 10mm口径ベリリウムダイナミックドライバー
- 周波数特性 20 – 20,000Hz
- 感度 110dB
- インピーダンス 32Ω
特徴はドライバーにベリリウム(後述しますがコーティング ?)を採用している点ですね。ベリリウムは強度が高く伝播が速い等の特徴がありますが加工が難しいため採用されるものはそこまで多くはないです。(例えば final A8000 が”トゥルーベリリウム振動板”を採用していました。)トゥルーベリリウムかどうかはアレですが、この価格でベリリウムの音を体感できるということになりそうです。
ギャラリー
こちらは外箱。一応 側面にはBERYLLIUM COATED と記載されていますのでコーティングということかな ?
反対の側面には Diaphragm Material — Beryllium と記載されています。
(Cadenza は Green/Purple/Blue/Red の4色展開ですが、今回はPurpleを購入しました。)
Cadenza の付属品はこちら。何気にイヤーピースが3種類も付属しているのでお得ですね。
ケーブルは4芯無酸素銅線の3.5mm L字ジャック。しなやかで取り回しがよく、十分な品質です。
こちらが本体。マーブル調が美しいですね。(一応 Purpleですがライトの関係で青っぽくも見えます。)
ややこしいですが Kiwi Ears の印字がある方がL側です。有線イヤホンとしてはそこそこの大きさです。
本体は樹脂製で質感は qdc SUPERIOR (レビューはこちら)や GEEK WOLD GK20(レビューはこちら) と同じ感触ですね。滑らかな形状で耳にフィットします。
ノズル先端はフィルターで塞がれています。ノズルを回して取れるとかはありません。
ケーブル接続は0.78mm 2pinで、リケーブルできます。接続部は窪み等もなくフラットなので幅広くリケーブルが楽しめます。
レビュー
装着感
滑らかな形状でフィット感は良好です。本体サイズは有線イヤホンの中では中くらいです。十分に耳を塞いでくれますので、遮音性もそこそこ高いですね。音漏れも問題なし。
ノズルが奥まで入るタイプではないでのイヤーピースで塞ぐという感じになります。
音質
全体的にキリッとした音が特徴的かなと思います。ナイコムのページ にもあるようにアタック感・スピード感を感じられるように調整されているようで、確かにそれが感じられました。Dolceとは方向性がだいぶ違っていて面白いです。
低・中・高、それぞれしっかり出ていて解像度も高く、物足りなさは感じないです。中でも高域がよく出ていて一番印象的ですね。ボーカルだと女性ボーカルの方がより華やかに楽しむことができます。
キリッとしたアサヒスーパー○ライのようなサウンドかなと思いました !
おすすめのイヤーピースは radius ディープマウントイヤーピース クリア です。Cadenzaのキリッとした中高域を保ちつつグリップ力を高めてくれます。(ディープマウントは”ブラック”と”クリア” 2色ありますが材質が違っています。ブラックはマットでクリアがペタペタとした感触です。)
リケーブルはBIGMANGO 墨にしてみました。クセはそこまでなく全体的に量感・解像度を底上げしてくれています。Cadenza以外にも使いやすいケーブルかなと思います。
まとめ
ベリリウムのスピード感・キリッとしたサウンドを低価格で楽しめるイヤホンでした。この価格でこの音が楽しめる、しかもリケーブルもできるということでコスパいいですね ! より高いイヤホンを持っている方でも価格だけ見てスルーしてしまうのはもったいないのでぜひ一度視聴してみてください !