こんにちは ! 今回は EarFun EH100をレビューしていきます。EarFunといえば高コスパなワイヤレスイヤホンの定番メーカーというイメージでしたが、今回、5周年記念ということで登場したのがこの有線イヤホン EH100 と USB-DAC UA100 です。(Shanlingとのコラボです。)今回どちらも購入し、聴き込みましたのでレビューしていきます !
セットで購入した UA100のレビューはこちら。
製品情報
EarFun https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-eh100-hi-fi-earphones より
- 日本オーディオ協会によるハイレゾ認証を取得
- 2種類のサウンドフィルターを採用(バランスフィルター+アンビエンスフィルター)
- ドライバー ハイブリッド型(同軸ダイナミック型 ✕ 2 + バランスドアーマチュア型 ✕ 1)
- 周波数応答 16Hz₋40kHz
- 音圧レベル 1kHzで101dB、126mVrms
- インピーダンス 16Ω
Shanling SONO をベースにEarFunのチューニングがされているとのこと。(https://www.phileweb.com/news/d-av/202309/28/59011.html より)
合計3基のハイブリッドドライバー構成です。特に、同軸ダイナミック型 ✕ 2 は バイオセルロースと液晶ポリマーで中低域を担うということで中低域に重きを置かれているようです。
ギャラリー
付属品はこちら。
イヤーピースは初めから本体に付いていたものを含めると4つ。それに加えてダブルフランジタイプ(青)も。
右下に2つあるのが交換用フィルター。赤いのはアンビエンスフィルター。初めから本体についているのがバランスフィルター。
ケーブルは0.78mm 2pin 3.5mmジャック。しなやかで取り回しも良いです。
ケースも付属しています。
こちらが本体。表面は光沢・鏡面でピカピカで美しいです。形状はベースのShanling SONOと同じですがこちらは earfun のロゴが印字されています。
ケーブル接続はちょい窪みのある0.78mm 2pin. 特殊な溝もないので幅広くリケーブルが楽しめます。ノズルにフィルターが付いています。
ノズルを交換したところ。黒いリングのものがバランスフィルターで赤いリングものがアンビエンスフィルター(低域アップ)です。ノズルとつけるとリングが見えなくなるのでどっちをつけたのかわからなくなるのがちょっと難点。(つけてない方を見ればわかりますが..)
レビュー
装着感
筐体が小さく、耳に奥までピタッと入っていきますので装着感は抜群ですね。自分は耳が大きい方ですがこれなら耳が小さめの人でも使いやすいんじゃないかと思います。遮音性と音漏れも全然問題ありません。
EH100 におすすめのイヤーピースは qdc から新しく登場した qdcTips Soft-fit Black です。こちらは他の多くのイヤーピースとは異なり、傘だけでなく軸も柔らかめなイヤーピースです。EH100を奥まで入れても耳が痛くなく快適でしたのでおすすめです。
音質
フィルターが2種類付属していますので、順番に聞いた感想です。
まずはバランスフィルターで。
豊かで広い中低域が一番の特徴です。同軸デュアルDDによる力強く締まりのある低音が心地よいですね。ベース好きにはたまらない調整でしょう。ボーカルの距離も近く艶のある感じです。
一方、高域も中低域ほどではないですが十分に出ています。若干刺さっているかなと思う瞬間もありますが、うるさくもなく、物足りなくもない程よい調整でした。
全体的には解像度は十分高く、どっしりとした味付けの音を楽しむことができます。
そして付属のアンビエンスフィルターで。
全体の傾向はバランスフィルターと変わらないものの、低域がより力強くなります(結構変わります)。バランスフィルターですでに低域よりでしたがそれでも物足りない!という方向けですね。まあ個人的はバランスフィルターで十分、アンビエンスフィルターはちょっと胃もたれするかなという感じです。これなら低音マシマシ好きな人も満足させられるでしょう。
まとめ
ワイヤレスイヤホンのEarFunが出す、Shanlingとのコラボ有線イヤホンの本作。完成度は高くかつ個性もあり、それでいて価格も抑えられていていい製品と思いました。低音濃いめが好きな方、小さめなイヤホンがいい方、にはおすすめですね。一度試聴してみてはいかがでしょうか。