こんにちは ! 今回はEarFun UA100 をレビューしていきます。EarFun 5周年を記念してリリースされた、EarFun初のステック型 USB DAC です。私も 有線イヤホン EH100 とセットで購入しました。シンプルながらもいい音なりますよ ! ぜひ最後までご覧ください。
セットで購入したEH100のレビューはこちら。
おすすめポイントまとめ
製品情報
EarFun https://www.myearfun.com/jp/accessories/earfun-ua100-portable-usb-dac より
- ES9038Q2M DAC チップを採用、最大PCM 768kHz/32bit及びDSD512オーディオデータ転送をサポート
- デュアルRT6863アンプチップを搭載、195mW@32Ω 駆動力を提供し、最大121dBの信号対雑音比、及び0.0008%のTHD+N(歪み+ノイズ)出力をサポート
- 3.5mmシングル+4.4mmバランスデュアルポートで、さまざまな機器に柔軟に対応する。
- 最大768kHz/32bitの仕様をサポート、サンプリング周波数に対応する異なるライトを表示
- Switchに接続すると、外部サウンドカードとして使用可能
最近では当たり前になりつつありますが幅広いフォーマットで再生には困らなさそう。3.5mm/4.4mm両方サポートなのは嬉しいですね。
EH100 と同じくこちらも Shanling とのコラボです。(https://www.phileweb.com/news/d-av/202309/28/59011.html) UA100は Shanling UA2 Plus をベースにチューニングされているとのことです。外観は確かにそっくりですね。
ギャラリー
付属品はこちら。(ペットボトルのキャップは大きさ比較用です。)
- 本体
- USB C to Aアダプター
- USB C to C ケーブル
- (剥がれた時用の?)ハイレゾロゴのシール
ペットボトルのキャップと比べると本体は思ったよりも小さいです。
付属のケーブルもしなやかで耐性もありそうで使いやすいですね。
(iOS機器と接続する場合は、別途 Lightning 端子用のアダプターが必要になります。)
コンパクトながらも3.5mm/4.4mm両方対応しています。これはありがたい。
USB接続はtype C。ケーブルは着脱式なので別ケーブルに変えることもできます。これもまたポイント高い。“MODE”とあるボタンは
- 再生・一時停止のコントロール
- 押しながら接続で (Nintendo Switch等で) UAC 1.0 で動作 (通常接続はUAC2.0)
の機能があります。UAC1.0/2.0 もありがたいですね。(後述しますがこちらのSwitchでは動作せずでした..)
ボタンはこの一つだけですので、ボリューム操作等はできず、プレイヤー側で調整することになります。
UA100にはLEDインジケーターがあり、入力フォーマットに応じて色が変わります。上の画像は44.1 or 48kHz 再生中なので青です。(USB側なのでちょっと見にくいですね。)
レビュー
使用感
スマホ(Pixel3/Xperia 1 II)・MacBook Proと接続して使用しましたが特に問題なく使えました。基本はUSB接続して再生すればいいです。特にノイズもありませんでした。
(USB DAC全般ですが、)Macの場合は、サウンドの出力先を変更後、Audio MIDI設定でフォーマットを変更しないとサンプリングレートが低くなっていたりする場合があるので注意が必要です。(Amazon Musicで低くなっていたので気づきました。)
(これもUSB DAC全般ですが、)再生機器によってはボリュームがMAXになったりするものもあるため、再生前にはボリュームを確認しましょう。
本体は軽くUSB DACの中でも小さくスリムなのでスペースを取りません。シンプルな分コンパクトでいいですね。
本体に一つだけあるボタンで再生・一時停止も問題なくできました。ボタンがちょっとわかりにくいのと、できることはこれくらいなので頻繁には使わないかなと思いました。
ケーブルが着脱可能なのも地味にポイント高いです。収納しやすいですし、素材や長さの合うものに変えられますし。
UA100はバスパワー駆動ですので接続先のバッテリーを消費します。再生していなくても繋いでいるだけでスマホのバッテリーは通常よりも減っていくようでした。スマホに繋ぎっぱなしにはしない方がいいですね。
(※ Nintendo Switch でも使えるとあるのですがこちらでは認識できずでした。。ボタン押しながら接続でUSB Audio Class 1.0で動作するはずですが、Switchの設定によるものか、単純に自分の個体が微妙だったのかもしれません。(Switch Ver 17.0.0))
音質
(イヤホンはセットで購入したEarFun EH100 とfinal A5000 (レビューはこちら)、プレイヤーはXperia 1 II、MacbookProで視聴しています。)
特徴的なのはどっしりとした、広い空間の中低域です。下から広ーく支えてくれるような低域でベースやドラムよく鳴りますね。有線イヤホンのEH100も低域が特徴的だったので共通してそのようなチューニングがされているようです。
もとはフラットな音のfinal A5000も低域が盛られるようで、より上品な味付けになりました。味付けは濃いめですね。
一方高域はその分控えめな印象です。全体の重心が低域よりになります。空間は広く、キレよりは余韻重視で、暖かく柔らかくて上品な音を楽しむことができます。楽曲もゆったりとした曲であったり、弦楽器の伸びがなる曲との相性がよさそうです。
3.5mmと4.4mmはそこまで大きな差はありませんが、4.4mmの方がやや駆動力が高く、迫力を感じました。とはいってもどちらで使用しても問題ないと思います。音質の方向性はもちろんどちらも上記の通りです。
総じて、UA100ではリラックスしてふかふかの低域に沈み込むことができ、上品な味付けを楽しむことができます。
まとめ
EarFun5周年記念ということでリリースされたUA100ですが、(ベースモデルはあるものの)しっかりとチューニングされていていい製品だと思いました。シンプル・コンパクトでありながら3.5mm/4.4mm両方あり、価格も控えめですので手に取りやすいかなと思います。まずは視聴してみて、その上品な音を聴いてみてはいかがでしょうか。