こんにちは ! 今回は GEEK WOLD GK20 をレビューしていきます。GEEK WOLD といえば前作GK10がドライバー数の多さで話題になりました。今作GK20も相変わらずドライバーもりもりで話題になっております。果たしてどんな音が鳴るのか、気になり購入しましたので聴いていきます。
GEEK WOLD GK100 もこちらでレビューしておりますので合わせてご覧ください。
おすすめポイントまとめ
製品情報
ミミソラオーディオ https://mimisola.com/product/geekwould_gk20/ より
- 3BA+2Piezoelectric+LCPダイアフラム8mmダイナミック+チタン・ダイアフラム ダイナミックドライバー
- 感度 105±1dB
- 周波数特性 20Hz-40kHz
- インピーダンス 10Ω
なんといってもこのドライバー数、合計7基(超高域に2PZT、高域に2BA、中域に1BA、低域に2DD)ですよ。これだけ積んだらどんな音鳴るのか。
インピーダンスは10Ωと低めですね。
ギャラリー
付属品はこちら。ケーブルは4.4mmバランスジャックです(どうせバランス化する身としては嬉しい)。ケーブルは柔らかく取り回しもいいです。イヤーピースは後述しますが2種類。ケースも付属していました。
本体はブルーのフェイスプレートが煌めいて美しいです。そこそこ大きめです。
ケーブル接続はほぼフラットな 0.78mm 2pin タイプ。一番合わせやすいタイプでこれも嬉しい。
ノズル先端はフィルターで塞がれています。
黒いツヤツヤした部分は樹脂製ですかね、触り心地は qdc SUPERIOR とかなり似ています。
せっかくなので qdc SUPERIOR と一緒に。こう見るとSUPERIORよりちょっと小さいくらいです。
こう見ると形も似ていますね。装着性を追求するとこの形に辿り着くのかも。
イヤーピースが変わっていたのでこちらも。2種類付属なのですがどちらもシリコンタイプでした。しかし違いはあって、黒い方が高めで固め、白い方が低めで柔らかめでした。どちらかというと黒い方が通常のイヤーピース、白い方がかなり柔らかめな感じです。痛かったら白い方を使ってねということかな。
レビュー
装着感
樹脂の肌触りはよく、独自の形状は耳にフィットするため装着感は良好です。本体サイズはそこそこ大きいため耳穴をすっぽり塞いでくれます。イヤーピースに頼らずとも装着性は高いため、イヤーピースの選択肢は広いかなと思います。遮音性は高く、音漏れも問題ないですね。
音質
第一に来るのは広く力強い低音と解像度の高さです。下から押し上げるような低音が心地いいですね。というかドライバーこれだけ積んでいるのにチグハグ感はなく、バランスは絶妙で、意外にも正統派な優等生といったところです。中域・高域ものびやかで刺さってきついところまで行かずに十分に鳴らしてくれ、音場も広いです。
見た目と価格が近いqdc SUPERIOR と比較すると、SUPERIORは解像度は高く1音1音、特に低音がキレキレでした。GK20も解像度は高いですが、低音は広く力強い印象です。どちらも良いイヤホンですが、音のキレならSUPERIOR, 広さと全体のバランスならGK20といったところでしょうか。SUPERIORのレビューはこちらから。
付属品も十分いいですが、おすすめのイヤーピースはAT-ER500です。アブソートマー®※が人肌で柔らかくなりフィットして、低音の解像度が上がりGK20の力強さをさらに引き出してくれます。
※アブソートマー®は 三井化学株式会社の登録商標です。
まとめ
変態的な数のドライバーをイヤホンに詰め込んだGK20は見事な装着感とバランスで上質な音を聴かせてくれる紳士でした。それでいて発売当時¥14,000弱ですから近年の低価格帯イヤホンの進歩は凄まじいですね。多ドライバーイヤホンはどんな音なるのか、気になる方多いと思いますのでぜひ聴いてみてください !