こんにちは ! 今回は qdc SUPERIOR をレビューしていきます。高級カスタムIEMメーカーなイメージだったqdcがエントリーモデルを発売するということで当時話題になりました。私も発売日即購入してじっくり聞いていきます。
おすすめポイントまとめ
- 3D プリントシェルでフィット感抜群
- 高解像度でキレのいい低音が楽しめる
- リケーブル可能(0.78mm 2pin)
- 定価 ¥14,300 (税込)(2023/11/03 現在) と価格抑えめ
製品情報
アユート https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_4660.php より
- ドライバー ダイナミック型(10mm径シングルフルレンジ)
- 周波数応答範囲 10 – 40,000 Hz
- 入力感度 100 dB SPL/mW
- インピーダンス 16Ω
qdc はどちらかというと高価格なイメージでしたがこのsuperiorは「真のエントリーユニバーサルIEM」の名の通り、低価格モデルです。しかし低価格といえどその完成度の高さから発売当時話題になりました。
同日、付属ケーブルと同じタイプの4.4mmバランスケーブルも発売されています。筆者も購入しましたので合わせてレビューいたします。
ギャラリー
「Piano Black」と「Vermilion Red」の2色展開ですが、筆者はRedを購入しました。フェイスプレートは内側に「qdc」「superior」のロゴが浮き出ているような、艶のある加工がされ美しいです。
→ 2023/10/13 より新色 Azure Blue が追加されました !
ケーブル接続は平らな0.78mm 2pinタイプです。qdc独自2pinのものもあるのですがこちらは汎用的なタイプですので様々なケーブルを接続できます。独自タイプでないのも高ポイントですね。
3Dプリントによるシェルとのことで耳にフィットするよう滑らかな流線型です。近年3Dプリントのシェルは多いですがこの低価格で採用されているのは珍しいかと思います。
付属ケーブルは主張控えめ・スリムな3.5mmケーブルです。くせがなくしなやかで扱いやすいですね。
付属品も(この価格の割には)充実しています。収納ケースと2タイプ・3サイズのイヤーピース、さらにはクリーナーまでついています。至れり尽くせりですね !
同時に購入した4.4mmバランスケーブルも付属ケーブルと同じく、しなやかで扱いやすいものです。
レビュー
装着感
かなり良いです ! 3Dプリントのシェルは耳にフィットして遮音性を高めてくれます。音漏れも心配なさそうですね。本体のサイズは大きめですが、一度はめれば長時間付けていられました。
音質
真っ先に思うのは解像度の高さと低音のキレの良さです。発売当時1万円代前半でしたがこの価格でこの音質はコスパ良いですね。音場はそこまで広くはないですが、高音もサチっているわけでもなく、原音んをちゃんと鳴らしきっている印象です。モニターライクともいえますね。ロックを聴くのに良さそうです。
4.4mmバランスケーブルに変えると左右の分離感が向上し、より1音1音のキレが良くなった印象です。(発売当時、セットで買っても2万円切っていましたが本当にコスパいいですね、、)
インピーダンスも高くないため、鳴らしやすいです。そういう意味ではプレイヤーを選ばすいい音を鳴らしてくれそうです。
まとめ
「真のエントリーユニバーサルIEM」とは言いつつも、そのクオリティはエントリーモデルの域を超えつつある、凄まじいコスパのいい製品だと思います。今まで高いイヤホンを買っていた人はそうですが、オーディオ沼に入りたい人を誘うのに最初の1本としてこれをお勧めするのもピッタリです。総合して星4.5としておきます。