Hi-Unit 有線ピヤホン3 (Hi-Unit 001-pnk) は、ピエール中野氏監修のピヤホンシリーズのハイエンド有線イヤホンです。ベリリウムコーティングのダイナミックドライバーを搭載し、キレのある低域と生々しい臨場感が特徴で、プロのレコーディング用途にも使われています。
本記事では実際に購入した筆者が内容物・外観・装着感・音質のレビュー、同シリーズの有線ピヤホン5 との違い、おすすめのイヤーピース・リケーブルについて記載しています。
Hi-Unit 有線ピヤホン3 まとめ

- QHi-Unit 有線ピヤホン3 はどんなイヤホン?
- A
- ブラック×ゴールドのクールなデザイン
- キレのある低域と生々しい臨場感のあるサウンド
- 高解像度でリスニング・モニタリングどちらにも対応
- リケーブル対応(0.78mm 2Pin)
- 向いている人
- ロック・ジャズなど生楽器系ジャンルを楽しみたい方
- 高解像度でくっきりとしたサウンドが好みの方
- リスニングだけでなくモニタリング用途にも使いたい方
- 向いていない人
- EDM など電子音が多いジャンルを中心に聴く方
- 大人しめ・軽やかなサウンドが好みの方
のちに発売された、ピエール中野氏の手がけた他のピヤホンシリーズのレビューはこちらからどうぞ !










有線ピヤホン3との比較をしている有線ピヤホン5はこちらからどうぞ !

以下でも有線ピヤホン3との比較をしています。こちらも参考にどうぞ。

有線ピヤホン3 製品情報
耳と脳に革命を起こす衝撃のイヤホン!
ピエール中野監修の最上位機種【有線ピヤホン3】【参考売価】
税込41,800円(税抜38,000円)※2024年1月より価格改定【基本仕様】
ドライバー:ダイナミックドライバー(ベリリウムコーティング振動板)
再生周波数域帯:20-20,000Hz
インピーダンス:16Ω
音圧感度:102db±3db
筐体材質:アルミ合金
筐体重量:14g(イヤホン筐体のみ)
ケーブル:OFC銀メッキ、3.5㎜プラグ、2Pin
ケーブル長:Hi-Unit 001-pnk 120cm ± 20mm
Hi-Unit 001-pnk-1.8m 180cm ± 20mm【ハウジング】
高級感のある黒のフェイスプレートを採用。(アルミ合金削り出し)
左ハウジングには、ピヤホンの象徴ともいえる金のバイブスくんを配置、右ハウジングには、DARUMA AUDIOの主ブランド「Vento Conductor」のロゴを配置しました【ケーブル】
2pinのOFC銀メッキケーブルを採用。重厚な低域と解像度の高い音質を実現しました。
デザインでも被膜色を工夫し、高級感のあるケーブルに仕上がりました。
リケーブルタイプのため、ケーブルを着脱して交換できます。断線故障の際には、ケーブル交換により対応が可能となります。またケーブルの違いによる音の変化を楽しめます。市販されている2pinタイプのケーブルをご利用いただけます。
日常使用にちょうどいい1.2m(標準版)と、楽器演奏時のモニターリスニングなどに最適な1.8m(ロング版)の2タイプをご用意しています。【付属品】
Hi-Unit https://hi-unit.jp/blogs/products/hi-unit001-pnk より
・イヤーピース
シリコン(S/M/Lの3サイズ)
低反発ウレタン(S/M/Lの3サイズ)の2種類各3サイズのイヤーピースを付属予定。
・断線防止用キャリングケース
有線ピヤホン1と2と同形のキャリングケースですが、イヤホンサイズに合わせて少しだけサイズアップしました
有線ピヤホン3 の売りはベリリウムコーティング振動板の素材特性に由来する音の伝導性の高さです。ハウジングはアルミ合金削り出しで片側 14g と程よい重量感があり、高級感のある仕上がりです。インピーダンスは 16Ω とそこまで高くなく、スマートフォンから直接でも十分に駆動できます。プロもレコーディングで使用しているという実績も持つ本格的なイヤホンです。
ギャラリー
内容物

内容物はこちらです。
- 本体
- ケーブル(3.5mm OFC 銀メッキケーブル 120cm)
- イヤーピース シリコン S/M/L 各1ペア
- イヤーピース 低反発ウレタン S/M/L 各1ペア
- キャリングケース
シリコン・低反発ウレタン 2 タイプ×3サイズという充実したイヤーピース構成は嬉しいポイントです。ケースも付属しており、外出先での持ち運びにも困りません。
付属イヤーピース

付属のイヤーピースはシリコンタイプと低反発ウレタンタイプの 2 種類、各 S/M/L 3サイズが同梱されています。
シリコンタイプはサラサラとした質感で標準的な硬さ、密着感はしっかりとあります。低反発ウレタンタイプは体温で柔らかくなり耳の形状にフィットし、装着感と遮音性をさらに高めてくれます。用途や耳の形状に合わせて 2 タイプを使い分けられるのは便利ですね。
付属ケーブル

付属のケーブルは 3.5mm ジャックの OFC 銀メッキケーブル(120cm)です。ゴツそうに見えて意外と柔らかくしなやかで、取り回しのしやすさは十分です。本体のブラック×ゴールドのカラーリングにもしっかりと合っています。なお、楽器演奏時のモニター用途に向けた 180cm のロング版も別途販売されています。
本体

本体はアルミ合金削り出しのブラックとゴールドの引き締まったクールなデザインです。左ハウジングにはピエール中野氏のキャラクター「バイブス君」、右ハウジングには DARUMA AUDIO の「Vento Conductor」のロゴがそれぞれ刻印されており、プロ仕様ならではの存在感があります。

手にするとしっかりとした金属の質感が伝わります。

ケーブル接続はほぼフラットな 0.78mm 2Pin を採用しています。フラットな 2Pin はリケーブルケーブルの選択肢も豊富で扱いやすく、個人的にも好みのコネクター形状です。ノズルはやや細めで、しっかりと耳に収まります。
レビュー
装着感 : ピタッとフィット、遮音性抜群
シンプルで滑らかなカーブの形状が耳に程よくフィットします。イヤーピースに頼らずともしっかりと安定して装着でき、遮音性も抜群です。さすがモニター用途としても考えられているだけのことはあり、外音の遮断性と音楽への没入感はしっかりと確保されています。音漏れも問題ありません。
本体のサイズは標準的で、装着時の圧迫感も気になりませんでした。耳のサイズに関わらず安定して使えると思いますが、心配な方はぜひ一度試着することをおすすめします。
音質 : キレのある低域と生々しい臨場感が光るサウンド
試聴環境: SONY NW-WM1AM2 で再生。9mm Parabellum Bullet、凛として時雨、iri、SCANDAL、宇多田ヒカルなどのロック・J-POP を中心に2週間ほど試聴しました。
音質イメージグラフ
こちらが個人的音質イメージグラフです。
比較対象製品
周波数特性
音質評価
凡例
低域 : 重みとキレを兼ね備えた存在感ある低音
低域はなかなかに重みと深さがあります。それでいてスパッとキレがあり、ドラムのアタック感やベースラインをしっかりと鳴らしてくれます。やや広がりを感じるものの、だらしなく膨らむことはなくメリハリのある低音です。ロックを聴いたときのドラムとベースの存在感は特に気持ちよく、このイヤホンの魅力を最もよく感じられるところです。
中域 : 低域と肩を並べるクリアなボーカル
中域・ボーカルは低域の存在感が強いこともあり、超近接という感じではありませんが、低域と同等の存在感でしっかりと前に出てきます。クリアで、息遣いや細かいニュアンスまで感じ取れます。男女問わずボーカルをしっかりと表現してくれます。
高域 : 刺さらず、しっかり伸びやか
高域は他の帯域と比べるとやや控えめな印象ですが、刺さることなく、それでいてしっかりと伸びやかです。シンバルやギターのハーモニクスもきちんと感じられ、物足りなさはありません。長時間の試聴でも高域由来の疲れを感じにくいのは嬉しい点です。
音場・定位 : やや広め、低域が特に広がりを持つ
音場はやや広めの印象で、過剰に広がりすぎることもなく適度な空間感があります。特に低域の広がりが印象的で、重みある低音が周囲を包むように広がります。定位感も良好で各パートの位置はしっかりと把握でき、楽器や声の場所感が明確です。
生々しさ・押しの強さが魅力のサウンド
全体的に押しの強い、圧のあるサウンドです。余韻も適度にあり、質感もよく、刺々しさはなく生々しさが感じられます。過度な味付けがなく音楽を率直に鳴らしてくれるため、リスニング用途はもちろん、モニタリング用途としても使いやすいサウンドです。
合うジャンル / 合わないジャンル
ロック・ポップス・ジャズなど、生の楽器音を楽しむジャンルとの相性が抜群です。特にロックはキレのある低域と生々しい臨場感が活き、ドラム・ギター・ベースの絡みが気持ちよく感じられます。一方、EDM などの電子音が多いジャンルでも楽しめはしますが、有線ピヤホン3の持ち味がやや活かされにくい印象です。
まとめ : 高解像度でキレのある、生々しいサウンド
Hi-Unit 有線ピヤホン3 はキレのある低域と高い解像度が特徴のサウンドで、ロックや生楽器系ジャンルで特に輝きます。購入から長く経ってもノリ良く音楽を聴きたいときはいつも手が伸びる1本です。より高価格のイヤホンとも引けを取らないクオリティだと感じています。
Hi-Unit 有線ピヤホン5 (Hi-Unit 003-pnk) との比較
今回は同シリーズの上位機種にあたる有線ピヤホン5 との比較です。


| Hi-Unit 有線ピヤホン3 (Hi-Unit 001-pnk) | Hi-Unit 有線ピヤホン5 (Hi-Unit 003-pnk) | |
|---|---|---|
| ドライバー構成 | ダイナミックドライバー(ベリリウムコーティング振動板) | ダイナミックドライバー(デュアル磁気回路) |
| インピーダンス | 16Ω | 18Ω |
| 音圧感度 | 102dB±3dB | 108dB |
| 再生周波数帯域 | 20Hz〜20,000Hz | 20Hz〜20,000Hz |
| 参考価格(e☆イヤホン) (価格は変動することがあります) | ¥41,800 税込 | ¥57,200 税込 |
どちらもダイナミックドライバー1基の構成ですが、ドライバーの設計は異なります。有線ピヤホン5 はデュアル磁気回路を採用しており、価格差は約 15,000 円です。
vs Hi-Unit 有線ピヤホン5 : 低域の量感・表現力が段違いに向上
詳細な比較は有線ピヤホン5 のレビュー内でも紹介しています。

有線ピヤホン3 と 有線ピヤホン5 を聴き比べると、中高域の傾向は共通して鮮明で似ていますが、一番の違いは低音です。有線ピヤホン5 の低音は量感・表現力ともに一段上に感じます。改めて有線ピヤホン3 を聴くと、やや控えめな低音に感じるほどです。有線ピヤホン5 の低音は他の帯域と肩を並べるほどの存在感で、重み・解像度がともに高まり全体をしっかりと支えてくれます。
さらに音の輪郭は濃くなり、よりはっきりと1音1音が聴き取りやすく感じました。全体的にアタック感・押しが強く、物足りなさなく過不足なく楽しめます。
決して有線ピヤホン3 が悪いということではなく、そこまで低音はいらない・もっとモニタリング的に聴きたい、という場合には有線ピヤホン3 が良い選択肢になるでしょう。有線ピヤホン5 はリスニング向き、有線ピヤホン3 はモニタリング向きというすみ分けができそうです。
おすすめのイヤーピース・リケーブル
よりクリアに、よりキレよく、あるいはバランスよく楽しむためのイヤーピース・リケーブルの例です。
イヤーピース: Audio Technica AT-ER500
イヤーピースは Audio Technica AT-ER500 がおすすめです。熱で柔らかくなる「アブソートマー®」という素材を採用したイヤーピースで、体温に反応して耳の形状にフィットします。装着感が安定するうえ、低音のキレがさらに高まるため有線ピヤホン3 との相性は抜群です。サイズはやや小さめなので、L または M の大きめサイズをお試しください。※アブソートマー® は三井化学株式会社の登録商標です。
リケーブル: Hi-Unit 龍柱 (4.4mm バランス)
リケーブルはアルペックス Hi-Unit から販売されている「龍柱」4.4mm バランスケーブルがおすすめです。もともと有線ピヤホン3 のクラウドファンディング特典として付属していたケーブルだけあり、相性はまさに折り紙つきです。バランス接続に変更することで全体の分離感と解像度がさらに高まり、有線ピヤホン3 のキレキレなサウンドをより一層引き出してくれます。

Hi-Unit 有線ピヤホン3 まとめ
- QHi-Unit 有線ピヤホン3 はどんなイヤホン?
- A
- ブラック×ゴールドのクールなデザイン
- キレのある低域と生々しい臨場感のあるサウンド
- 高解像度でリスニング・モニタリングどちらにも対応
- リケーブル対応(0.78mm 2Pin)
- 向いている人
- ロック・ジャズなど生楽器系ジャンルを楽しみたい方
- 高解像度でくっきりとしたサウンドが好みの方
- リスニングだけでなくモニタリング用途にも使いたい方
- 向いていない人
- EDM など電子音が多いジャンルを中心に聴く方
- 大人しめ・軽やかなサウンドが好みの方
さすがのクオリティです。ベリリウムコーティングのダイナミックドライバーが生み出すキレのある低域と生々しい臨場感は唯一無二で、プロに認められたサウンドは伊達ではありません。購入から長く経っても手放せない1本です。ロックが好きな方、くっきりとした高解像度サウンドを求めている方、ぜひ一度ご試聴ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。それではまた次の記事で ! よければ SNS フォローもどうぞ。



