こんにちは ! 今回は DUNU Japan (@DUNU_Japan) 様 より提供いただいた、DUNU HAYABUSA ULTRA のレビューです。今回は 元々販売されていた ウルトラブルー に加えて新たに チタニウムグレイ が登場したタイミングでレビュー依頼をいただきました。聴き込みましたがドストライクなイヤホンでした。
それでは見ていきましょう。ぜひ最後までご覧ください。
本サイトでレビューしている DUNU製品はこちらです。
おすすめポイント
製品情報
卓越した外観のための絶妙な職人技
ドライバー・アーキテクチャ
DUNU HAYABUSA ULTRA は、ZEN Proの第2世代ECLIPSEアーキテクチャ・ダイナミック・ドライバー・ユニットを採用軽量で高い剛性
高レスポンス、パーフェクトダイアフラム強力なパワー
Zen Proと統一された磁気回路コントロール
マルチベント・エアフロー・マイクロコントロール・テクノロジー2つのサウンドプロフィール
交換可能な2種類の音響管万能なケーブル
Q – Lock Lite 交換可能プラグ・システムケーブル
高純度DUNU DUW02 Pro安定した接続
膨張式MMCXピンプレミアムパッケージ
豊富な付属品ブランド: DUNU
型番: HAYABUSA ULTRA
重量: 20g (各イヤーピース10g)
周波数応答: 5 Hz – 40 kHz
インピーダンス: 16Ω at 1 kHz
感度L 108 dB ± 1dB at 1 kHz
THD: <0.3# (1kHzにて)
ダイナミックドライバー: リチウム・マグネシウム金属振動板を採用した第2世代ECLIPSEダイナミック・ドライバー
磁気回路: 強力な磁束を持つリング磁気回路
音響キャビティ設計: 共振を抑制する内部および外部デュアル・キャビティ
音響管: 交換可能なデザイン、2つのオプション(ステンレススチール、真鍮金メッキ)
キャビティ材質: S316ステンレス鋼
ケーブル: 4本高純度銀メッキ単結晶銅リッツケーブル
ケーブル長: 1.2m ± 0.1m
コネクター: 特許拡張MMCXコネクター
交換プラグ: Q-Lock Liteスワップ交換プラグ (3.5mmアンバランス、4.4mmバランス)
DUNU JAPAN https://dunu.jp/hayabusa.html より
DUNU HAYABUSA ULTRA は以下で販売されています。
オンラインショップは以下で購入できます。
視聴可能な店舗は以下です。
- eイヤホン(仙台駅前店、秋葉原店、名古屋大須店、大阪日本橋店)
- フジヤエービック
- ヨドバシカメラ(マルチメディアAkiba、 新宿西口本店、マルチメディア横浜、マルチメディア梅田、マルチメディア京都)
ギャラリー
DUNU HAYABUSA ULTRA は ウルトラブルー と チタニウムグレイ の2種展開ですが、今回は チタニウムグレイを提供いただきました。
付属品はこちら。
- 本体
- MMCX ケーブル (プラグ交換対応)
26AWG単結晶銀メッキ銅線リッツ4型、銀メッキ厚30μm以上 - 3.5mm プラグ
- 4.4mm プラグ (ケーブルに接続済み)
- 3.5mmジャック to 6.3mmジャック 変換アダプター
- イヤーピース4種
- 交換式ノズル(ステンレス(本体に装着済み)、金メッキ真鍮)
- ノズルにつける予備リング
- クリーニングクロス
- クリーニングツール
- イヤホンケース
- ポーチ
これでもかと言わんばかりに付属品が充実しています ! プラグ交換可能だとか、ノズル交換可能だといったイヤホンはありますが、それを両方とも対応しているのはなかなかないですね。
イヤーピースは4種も付属しています。左から以下のイヤーピースです。
- バランスイヤチップ (グレー)
全体的に硬めでサラサラな質感。 - ボーカルイヤチップ
軸は硬め・傘は柔らかめでしっとりとした質感。 - Candy Eartips
軸は硬め・傘は柔らかめでしっとりとした質感。ボーカルイヤチップよりも傘が厚め。 - S&S Eartips (State & Studio)
全体的に柔らかめでまっすぐな円柱型。ペタペタとした質感。
イヤホンケースも大きくハードな作りになっているので使いやすいです。ケースに下にあるのは本体を入れるためのポーチです。本体はステンレス鋼製で傷がつきやすいので保護するためのものです。ケースの他にポーチまでついているのもなかなかありません。
さらにはクリーニングクロスとツール両方も入っていますのでメンテナンスもできます。長く使うことができますね。
こちらが本体です。本体はステンレス鋼製で重みがあり、ピカピカとして美しいです。DUNU のロゴがフェイスプレートに刻まれていますが、ウルトラブルーの方はそれがありません。カラーだけでなくデザインも若干異なっています。本体の周りにも細かくロゴが散りばめられていて精巧な作りになっています。傷がついてしまうので取り扱いには注意ですね。
フェイスプレート以外もステンレス鋼製です。本体には R/L の印字とベント孔があります。これにより空気の流れをコントロールして、音の抜けを良くしています。
ノズルは画像のように手で回して交換することができます。左からステンレス、金メッキブラス(真鍮)です。ノズルを交換することで同じイヤホンでも音質を変えることができます。よくみるとノズルの先にも、外した本体の中にもフィルターがあります。
ちなみに、こういったノズル交換ができるイヤホンは他にもあり、本サイトでレビューしたものでは以下の3つがあります。
ケーブル接続はMMCXです。膨張式MMCXとありましたが、他のケーブルもMMCXであれば接続してリケーブルを楽しむこともできます。
付属のケーブルは画像のように、プラグを交換して3.5mmアンバランス接続、4.4mmバランス接続どちらにも対応できます。プラグは内部に溝があるため、誤った向きで接続できないようになっているので安心です。さらには、3.5mm から 6.3mm に変換するアダプターも付属しているため、6.3mmジャックにも接続できます。
このようなプラグ交換対応のケーブルが付属するイヤホンは他にもあります。本サイトでレビューしたものでは水月雨 Aria2 があります。
DUNU HAYABUSA ULTRA は、このように他のイヤホンで対応していたものをまとめて対応したような、コンプリートパックとも言えるイヤホンですね。
レビュー
装着感
装着感は良好です。小さめの本体は耳への収まりがよく、イヤーピースのサイズが合っていれば問題ないですね。遮音性も音漏れも問題ありません。金属の本体の重さはありますが、フィット感が良好なためそこまでそこまで重さは感じませんでした。
音質
まずはステンレスノズルで聴いた印象です。
色々と試しながら聴きましたが、一貫して解像度が非常に高くクリアです。ボヤけだとか曇りだとかがほとんどない、明快な音の世界が広がります。 クール・繊細な音粒が綺麗で個人的にはドストライクな音です。
解像度の高さがまずは印象的です。このサイトで扱ってきた中ではトップクラスです。音の輪郭がくっきりとしており、音源にあるそれぞれの音の聞き分けがしやすいです。ドラム・シンバルやアコギのかき鳴らす音もキレが良く、弾いている様が浮かんできます。レスポンスが早く、無音とそれ以外の違いもわかりやすく感じました。
各帯域のバランスとしては若干高域よりかなといったバランスです。低域も十分ありますが、他の帯域や他の低域強めのイヤホンに比べると控え目なアタック感に感じました。一方中高域は伸び・艶があり、ボーカル、特に女性ボーカルも艶のある綺麗な音で聞くことができます。
空間としては横or縦に広いとかはあまりなくそこそこな印象です。立体音響といった空間を表現するものには向かないかもしれません。それ以外ならなんでも楽しいですが、ポップス、バラードなんかが良かったです。
ノズルを金メッキブラスに交換すると印象がまた変わります。
解像度が高いのは変わらずなのですが、音粒に滑らかさ・柔らかさが出てきました。ステンレスノズルだと鋭さがありキリッとした印象ですが打って変わって優しい音に変わります。公式にも”魅力的なボーカル”というように、ボーカルをメインに聴くならこちらの方が聴きやすいですね。
ステンレスノズルだとなんかトゲトゲしてて好きじゃないと感じる方もいると思います。その場合はこちらの金メッキブラスに交換すると聴きやすくなるのでおすすめです。
個人的にはクリアに振り切ったステンレスノズルの方が好みでした。どちらにせよ、高い解像度で音粒を鳴らしきってくれる、クオリティの高いイヤホンだと思います。
カスタマイズ例
イヤーピース4種ありますが S&S Eartips が一番好みでした。他とは異なる、まっすぐな円柱型なんですが程よい柔らかさとペタッとした質感で絶妙に耳にフィットします。もちろん他のイヤーピースも使えますが、このイヤーピースがピタッとハマりました。
ケーブルもプラグ交換できますので、3.5mmアンバランス・4.4mmバランス・さらには6.3mmまでも付属していますのであらゆる再生機器に対応できます。今回は NOBUNAGA Labs COMBINE 雲隠 でリケーブルしてみました。銅銀合金導体8芯で明快な中高域を生かしつつ低域の締まりを良くしてくれます。何より、ステンレスグレイの本体と見た目がマッチしてクールですね。
他イヤホンとの比較
今回は本サイトで紹介した中で価格の近い TANCHJIM ORIGIN と聞き比べてみました。TANCHJIM ORIGIN のレビューはこちらです。
DUNU HAYABUSA ULTRA | TANCHJIM ORIGIN | |
---|---|---|
ドライバー | リチウム・マグネシウム金属振動板を採用した第2世代ECLIPSEダイナミック・ドライバー | 第5世代DMTダイナミックドライバー |
インピーダンス | 16Ω at 1 kHz | 16Ω±5% |
音圧感度 | 108 dB ± 1 dB at 1 kHz | 126dB/Vrms |
再生周波数帯域 | 5 Hz – 40 kHz | 2~48,000Hz |
ノズル交換 | 対応 2種 | 対応 3種 |
付属品 | イヤーピース 4種 MMCX コネクターケーブル (3.5mm/4.4mm/6.3mmプラグ交換対応) イヤホンケース ポーチ クリーニングツール クリーニングクロス | イヤーピース2種 0.78mm 2pin ケーブル (3.5mmプラグ) イヤホンケース |
参考価格 (eイヤホン 202405/12 現在) | ¥42,000 税込 | ¥37,800 税込 |
どちらもダイナミックドライバーのイヤホンです。さらにはノズル交換で音質を変えられるのも共通です。ですが、DUNU HAYABUSA ULTRA の方がやはり付属品が豊富ですね。
以下が聴く比べた印象です。
どちらも解像度が高く、高域が伸びやかな傾向は似ていると言えます。ですが解像度の高さ・高域の明快さは DUNU HAYABUSA ULTRA の方が上ですね。それぞれの音がよりクッキリ・はっきりとしています。TANCHJIM ORIGIN の方が伸びや余韻、空間の広さがあります。特に高域ですが広がりを感じます。
各帯域のバランスとしてはどちらも高域寄りではあるのですが、DUNU HAYABUSA ULTRA の方が低域に強さや締まりが感じられます。全体的な押しの強さ・迫力が TANCHJIM ORIGIN よりはあります。
大まかな傾向は似ているものの、より鋭さ・明快さがあるのが DUNU HAYABUSA ULTRA であると思います。
まとめ
クリアでクオリティの高いサウンドとプラグ交換可能なケーブル・交換可能なノズル・4種のイヤーピース等、豊富すぎる付属品と、コンプリートパックと言わんばかりの内容だと思います。これ一つ買うだけで様々な接続でサウンドの変化を楽しめます。オーディオ沼に浸かり始めたあなたも、すでに存分に使っているあなたにもお勧めできるイヤホンです。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
それではまた次の記事で !
DUNU HAYABUSA ULTRA は以下で販売されています。
オンラインショップは以下で購入できます。
視聴可能な店舗は以下です。
- eイヤホン(仙台駅前店、秋葉原店、名古屋大須店、大阪日本橋店)
- フジヤエービック
- ヨドバシカメラ(マルチメディアAkiba、 新宿西口本店、マルチメディア横浜、マルチメディア梅田、マルチメディア京都)