こんにちは ! 最近またいいイヤーピースが続々出ていますね〜 筆者も購入して色々試しています。今回は最近使っているイヤーピースたちのレビューになります。
前回のイヤーピース5選も合わせて参考にどうぞ !
おすすめポイントまとめ
radius ディープマウントイヤーピース クリア
製品情報
優れたフィット感で高い遮音性と豊かな低音再生を実現
フィットエリアが広いから、耳に密着して音を逃さない
固定位置の調節が可能な2段スリット構造radius https://www.radius.co.jp/products/hp-dmexx/ より
2021/11/26 発売
発売が約2年前ですが今でも使っていますので今回書いていきます。特徴的なのがこの形状で、中間が一番広がっています。
装着感
形状の見た目通り、先端から中間の部分が無理なく耳にフィットします。中間以降の部分はそこまで耳に触れません。感覚的にはイヤーピースの先端だけ耳にフィットしてイヤホン側は若干の余裕がある、独特な装着感です。遮音性は高く、ギチギチでもないのでストレス低めですね。
ディープマウントはブラックとクリアの2色展開ですが、クリアの方がよりグリップ力があり好みです。
しかし SednaEarfit XELASTEC(前回のイヤーピース5選でも紹介しました) ほどのペタペタ感はなく、ちょっとペタつく程度の摩擦力です。
音質
低域が若干高まるかなといった印象です。ただしフォームタイプほど密閉はしていないので低音だけが強まるのではなく、ある程度の抜けがありつつ低音だけちょっと強まるかな程度のものです。安定した装着感ながらも、空間の広がりや中高域の抜けは保たれていて、幅広いイヤホンで使いやすいかなと思いました。
qdcTips Soft-fit
製品情報
qdcTips Soft-fitは、耳道に柔らかくフィットするシングルフランジのソフトフィットタイプイヤーピースです。環境に優しいリサイクルシリコンを採用し、程よい摩擦と吸着性能で耳道への負担を和らげつつ、イヤホンの性能を引き出します。
アユート https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_4785.php#1 より
2023/10/13 発売
qdc といえば SUPERIOR(レビューはこちら) が記憶に新しいですがそのqdcがイヤーピースをリリースしてきました。
装着感
Soft-fit の名の通り、このイヤーピース、全てがソフトです。というのも、大体のイヤーピースは傘が柔らかく軸だけ硬めなのが多いのですが、qdcTips Soft-fit は 軸「も」柔らかいです。これにより耳に奥まで入れても耳が痛くなりにくく、やさしい装着感です。
(軸が柔らかいのでイヤホンにはめるときに若干手間取るという難点もあります。)
表面の質感・摩擦力は標準的かなと思います。前回のイヤーピース5選 の中だとMandarinEs New Symbio W とか、他には final Eタイプ なんかと似たような質感で使いやすいです。
耳の奥まで入れやすいので自ずと遮音性は高くなります。大きめのサイズでも付けやすいんじゃないかと思います。他のイヤーピースだとなんか痛いんだよね という方に qdcTips Soft-fit 試してみて欲しいです。
音質
こちらもガラッとは変わりませんが、中域・ボーカルが近くに感じられるように感じました。イヤーピース・イヤホン・耳がより密着しやすくなり、低中域の抜けが抑えられてよりダイレクトに聞こえるかな、という印象です。ですので低中域にフォーカスされているようなイヤホンに合わせやすいですね。
ELETECH BAROQUE
製品情報
ワイドボア設計
ワイドボア設計を特徴とする「Baroque」は、高音域を強調し、より音に明るさを生み出します。
Eletech独自の音響設計 – TRIA™
Eletech独自の素材技術 – SATINÉ™
Eletech独自の音響設計 – Flexion™eイヤホン https://www.e-earphone.jp/products/detail/1559001/1628/ より
2023/11/18 発売
ELETECH といえば ハイエンドなケーブルメーカーのイメージでしたがこちらもまたイヤーピースをリリースしてきました。上記の引用だけだと何のこっちゃという感じですが、イヤーピース一つにさまざまな技術が投入されています。
実物画像を見ても、傘・軸の内部に独特の模様が刻まれています。
装着感
qdcTips Soft-fit と同じく全体的に柔らかな質感です。傘はかなり薄めで qdcTips Soft-fit よりも柔らかく、軸は qdcTips Soft-fit よりは硬めです。形状はディープマウントと同じく中間が一番広くなっています。
傘が非常に柔らかいのでストレスなく付けられます。こちらもまた、イヤホンを奥まで入れやすいです。
ただし傘が薄い分、遮音性は若干低めかなという印象です。
装着時ですが、奥の奥まで入れると逆に隙間ができてスカスカになるようでした。ですので、奥まで入れずに少し手前で耳を塞ぐようにすると低域を保ったまま高域が伸びるようになります。
音質
今回のイヤーピースの中では一番ガラッと音質が変わります。
一番は高域がかなり出てわかりやすくなりました。今まで塞がれていたものが解放されたようで、非常に広い中高域になりました。
低域はその分、若干奥に引きますが、物足りなくなったほどではなく、そこそこキープされています。解像度もキープされています。
高域にフォーカスするというと 水月雨 清泉 (前回のイヤーピース5選でも紹介しました) にも似ていますね。清泉と比べると BAROQUE はより高域よりな印象でした。
とにかくもっと高音が欲しい、広い音を聴きたいというとき、ELETECH BAROQUE 試してはいかがでしょうか。
SpinFit OMNI
製品情報
完全ワイヤレスイヤホン&有線イヤホン使用者のため開発されたイヤーピース。チューブ内径3.7 mm。
三段スリットに設計されたチューブ構造で、市販の85%以上のイヤホンに対応。(特殊ノズルに不対応)
SpinFit独自開発された高品質シリコン材質で、柔軟さかつ靭やかさのある新体験。SpinFit https://spinfit-eartip.com/#/product/productdetail/36?lang=jp より
2023/11/22 発売
独自の曲がるイヤーピースでお馴染みのSpinFitから新作 OMNI がリリースされました。
装着感
独自開発のシリコンはほど良い摩擦としなやかさで使いやすいですね。感触はディープマウントクリアに近いですが、柔らかさは qdcTips Soft-fit に近いです。
シリコンが程よく耳にフィットしてくれるので装着感は良好ですね。イヤーピースが曲がってくれるので奥まで入れてもフィットし続けてくれます。遮音性も高いです。
前作、SpinFit W1 も購入して使っていました。OMNI は W1 よりも低めになっています。OMINIの方が個人的には使いやすいので好みです。
音質
全体的に音の輪郭がはっきりする印象です。低・中・高域どこかが強調されるというよりかは全体的に底上げしてくれるようです。それでいてより明るい印象でクセがなく、これもまた幅広いイヤホンで使えるかなと思います。音質の傾向的には AZLA SednaEarfit XELASTEC (前回のイヤーピース5選でも紹介しました) に近いですが、SpinFit OMNI は明るめ、SednaEarfit XELASTEC は迫力強めな印象です。長時間気軽に楽しむのであれば SpinFit OMNI の方がいいかなと思いました。
まとめ
イヤーピース4つのレビューとなりましたがいかがでしたでしょうか。毎回そうですが、イヤーピースの素材・構造・形状によって聞こえる音が全然違ってくのは面白いですね。一番耳に触れる部分だからこそ、自分にピッタリのイヤーピースを探してみてはいかがでしょうか。そのイヤーピース探しの参考になれば幸いです。