こんにちは ! 今回は先日購入した有線イヤホン qdc FRONTIER のレビューです。qdc のイヤホンとしては SUPERIORに続き2つ目のレビューです。今回の FRONTIER は 鮮やかなビジュアル、BAドライバー1基でモニターサウンド、それでいて2万円以下とこれまた気になるイヤホンです。好みに合いそうで購入しました。ぜひ最後までご覧ください。
以下では今回レビューしているイヤホンとの比較を行っています。こちらも参考にどうぞ。
今回比較しているイヤホンはこちらです。
qdc FRONTIER おすすめポイント

- Qqdc FRONTIER の特徴は ?
- A
- 抜群のフィット感
- 何色にも見える”トランスルーセント・ミラー・グラデーション”
- 滑らかなつながり、程よい低音とクリアな中・高域、満遍なく素直に聴きやすいサウンド
- リケーブル対応 (フラット 0.78mm 2Pin)
qdc FRONTIER 製品情報
独自のリアキャビティ・マイクロホールと新フェイスプレートデザイン採用
qdcの新たな最先端を切り開くシングルフルレンジBAドライバー搭載モニターIEM<リアキャビティ・マイクロホール>
FRONTIERはqdc独自キャビティ構造を採用しており、使用しているカスタマイズドBAドライバーは背面に小さな排圧穴が開いています。「リアキャビティ・マイクロホール」と名付けたその構造は、そのBAドライバーのリアホールから内部のキャビティを通して感度と低域の調整を行っています。BAドライバーの背面からシェル背面までキャビティが作られており、そしてシェル背面にもマイクロホールが開いています。これによって、ハイインピーダンスでノイズを抑えつつも感度を強化して音量を取りやすくし、BAドライバーならではの高解像度サウンドに加えて、シングルBAドライバーの課題であった低域不足を自然な形で強化しています。プロフェッショナルモニターチューニングと快適な装着性
L字モールドプラグを採用した高純度無酸素銅(OFC)4芯線ケーブル
新フェイスプレートデザイン「トランスルーセント・ミラー・グラデーション」
qdcユニバーサルIEM初のフォームタイプイヤーピースと充実の付属品
株式会社アユート https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_5624.php より
品名 FRONTIER ドライバー BA型(カスタマイズドBAシングルフルレンジ) ドライバー数 1BA / 1ドライバー(片側) 形式 密閉型 周波数応答範囲 10 – 30,000 Hz 入力感度 106 dB SPL/mW インピーダンス 52Ω 外音遮断 26dB ケーブル 高純度無酸素銅4芯ケーブル(約120cm)※ブラックカラーPVC被膜使用。
コネクター:カスタムIEM 2pin(0.78mm)、プラグ(L字モールド):3.5mm3極付属品 FRONTIER Cable 3.5mm3極アンバランス(L字)、
qdcTips Soft-fitシリコンイヤーピース:3ペア(S/M/L)、
フォームタイプイヤーピース:3ペア(S/M/L)、
ケーブルクリップ、クリーニングツール、オリジナルキャリングケース
下記で詳しく見ていきますが、まずはそのビジュアルがポイントです。半透明なボディにミラー+グラデーションのフェイスプレートと非常に煌びやかなデザインで個性的です。
そしてドライバー構成もポイントで、BAドライバー1つだけでモニターサウンドを実現しています。高解像度でありながら低域もしっかり。凄まじくフラットなバランスです。
ギャラリー
2色展開のうち、今回は Emerald を購入しました。

内容物はこちらです。
- 本体
- FRONTIER Cable 3.5mm3極アンバランス(L字)
- イヤーピース3ペア x 2種
- ケーブルクリップ
- クリーニングツール
- オリジナルキャリングケース
イヤーピースは計6ペア、クリップもツールもケースもついて充実の付属品です。キャリングケースは本体に合わせて爽やかな色合いです。

イヤーピースは2種付属しています。
- qdcTips Soft-fitシリコンイヤーピース
- フォームタイプイヤーピース
シリコンタイピは SUPERIOR にも付属していたものですし、単体でも販売されています。ブラックでシンプルな見た目ですが、軸も傘も柔らかく、しっとりとして使いやすいイヤーピースです。
加えてフォームタイプも付属しています。軸は硬めで肉厚です。シリコンタイプもよくフィットしますが、より遮音性とフィット感を高めてくれます。

ケーブルは SUPERIORと同様の、高純度無酸素銅(OFC)4芯のケーブルです。細くしなやかでクセなく使いやすいです。全く同じではなく、一部パーツが異なり、さらにこちらはプラグがL字である点も異なります。



こちらが本体です。半透明で中の構造が見えつつ、見る角度で色が全く異なるという、他にはない、煌びやかで美麗なデザインです。謎の技術ですね。

本体は樹脂製でツルツルとした質感です。樹脂充填のように見えてそうではなく、”樹脂充填のように見える特殊コーティング処理”とのことです。ここもまた謎の技術でこだわりが見えます。重さはさほどなく、片側 5g (片側本体のみ) でした。

ケーブル接続は フラットな 0.78mm 2Pin です。

実際耳につけるとこのように見えます。先に書いたようにまあ映えますね。横への飛び出しは少しだけです。
レビュー
装着感
さすがqdc、装着感は非常に良いです。qdc SUPERIOR, SUPERIOR EX と同様、凄まじくピタッッ ! とフィットします。耳との一体感も遮音性も高いです。ただし耳との密着度は高く圧迫感もあるので軽い装着感が好みの方にはおすすめできないです。
音質
(SONY NW-WM1AM2 で再生。イヤーピース、ケーブルは付属のものを使用。)
音質イメージはこちらです。
滑らか。音粒よりも一体感。
一聴してまずは全体を包むような滑らかさ・自然なつながりが印象的です。(BAというだけあって)下から上まで滑らかで一体感が強いです。音の細やかさよりもつながりに重きが置かれているようです。分離感高く1音1音を事細かに聴きたい場合、スピード感を求める場合には向かないですね。それよりも全体のまとまり・一体感を体感したいケースに向いています。
ボーカルと高域がやや近い。低域もしっかり。
バランスとしてはどこも過度に強調された感じはなく満遍なく、ボーカルと高域がやや近めに感じる、といったように感じました。明るい雰囲気ですね。
ここがポイントですがBA1基とは思えない程、低域がしっかり出ています。アタック感もありほどほどの重みも深さも感じられます。ただし他を押し除けるほどではなく、あくまでもモニターらしく必要十分な量という感じですね。力強さ・迫力はあまりないかなと思います。繊細で滑らかな低音ですね。
ボーカルはやはり女性ボーカルの方が得意のようでした。はっきりと、ナチュラルに艶やかに聴かせてくれます。男性ボーカルも悪くはないですがどうしてもやや軽めで高音域が浮くような感じもあり、相性は選びそうです。
高域も得意分野のようで伸びやかでクリアです。ギターや金物ははっきりと、鋭すぎず自然に細かに描写されます。他のイヤホンだと高域が苦手な場合でもこれなら聴きやすいと思います。
高い解像度と透明感
全体を通して解像度が高く、繊細な印象です。輪郭は薄めで余韻もほどほどで全体的にはさっぱりしています。本体のビジュアル同様、透明感高く感じられます。好みの問題ですが音の濃厚さはさほどないのでそこは他のイヤホンに任せた方が良いですね。
自然な空間表現
空間としては程よい広さを感じました。過度に広げる感じではなくあくまでも曲の雰囲気通りの素直な広さという印象です。上への伸びも感じられますが、(低音に寄っているためか)突き抜けるような伸びよりも、天井を感じることがありました。その分、低域の広がりはよく出ておりしっかりと支えてくれています。難しいところかとは思いますがもう一段階上が見えた方が好みでした。
まとめ
解像度高く、繊細さと滑らかさがいい塩梅です。一聴すると明るくあっさりに感じますが、よく聴くと滑らか、それでいて低域もしっかり出ており、そういえばBA1基だけなんだと驚かされる、そんな味わい深いサウンドと思います。
qdc SUPERIOR、SIVGA Que UTG、Maestraudio MA910SR DC との比較
同じ qdc の SUPERIOR と、他価格の近い2つとの比較です。

| qdc FRONTIER | qdc SUPERIOR | SIVGA Que UTG | Maestraudio MA910SR DC | |
|---|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | BA型(カスタマイズドBAシングルフルレンジ) | ダイナミック型(10mm径シングルフルレンジ) | 10mm 特殊ガラス平⾯振動膜ダイナミックドライバー×1 | ハイブリッド型 10mm径グラフェンコートダイナミックドライバー×1 9mm径RST(Reactive Sympathetic Tweeter)×1 |
| インピーダンス | 52Ω | 16Ω | 32Ω | 16Ω |
| 音圧感度 | 106 dB SPL/mW | 100dB SPL/mW | 103dB | 106dB |
| 再生周波数帯域 | 10 – 30,000 Hz | 10 ~ 40,000 Hz | 20Hz ~ 20KHz | 20Hz~40KHz |
| 参考価格(e☆イヤホン)(価格は変動することがあります) | ¥17,820 税込 | ¥11,781 税込 | ¥15,980 税込 | ¥17,820 税込 |
SUPERIOR以外は2万円弱のイヤホンです。
vs qdc SUPERIOR
音のバランス・キャラクター・雰囲気がかなり異なっています。SUPERIOR は全体的に音の輪郭が濃く、キレキレ、スピーディです。低域が他よりも重く全体的に重厚な雰囲気です。ロックを聴くならSUPERIORの方がより楽しいですね。FRONTIER はやはり繊細さ・透明感が際立ちます。雰囲気は真逆のようです。音の解像度はFRONTIERの方がやや高く、どのジャンルでも寄せすぎずにブレずに素直に鳴らしてくれますね。
vs SIVGA Que UTG
どちらも全体的にクリアですっきりとしているのは似ています。ですが Que UTG の方が低域に深さと重みが、高域にはさらに鋭さがあります。低域と高域が強調されたように感じられますね。特に高域の鋭さはなかなかです。一緒にきくFRONTIER はバランスよく、Que UTG より味は薄めながらも、音量を上げてもどこを聴いても聴きやすいと感じました。
vs Maestraudio MA910SR DC
MA910SR DC は FRONTIER より全体的に濃いめに感じます。さらには全体的にふわっとした空間感・余韻が足され、音に艶があるような印象です。FRONTIER 同様、キレやスピーディさはあまりないですが独特の麗しさが目立ちます。曲の相性は選びますね。一方、FRONTIER はやはりスッキリとして素直で透明感があり実直です。より正確で解像度はより高く感じます。分離感も FRONTIER の方があるように感じました。どのジャンルでも使いやすいとも言えますね。
おすすめイヤーピース・リケーブル
圧迫感を軽減しつつ、鮮明さと広がりを感じられるようなイヤーピース・リケーブル例です。
イヤーピースは AZLA SednaEarfit Crystal 2 にしました。もともとフィット感が高い FRONTIER ですが圧迫感も感じられます。このイヤーピースは先の方が薄い”テーパード型構造設計”により、圧迫感を軽減してくれます。同時に”3Dサラウンドに特化した音響設計”でより鮮明さを感じられます。
リケーブルについてはまず SUPERIOR と同じ SUPERIOR Cable 4.4mm が純正とのことです。付属のケーブルと同じ使用感で 4.4mmバランス接続が可能です。
上記以外では SoundsGood Blhwt が好みでした。ビジュアルがピッタリというのもありますが、音的にも、より滑らかに、中・高域を軽やかに聴かせてくれるということで FRONTIER にピッタリです。
SoundsGood のケーブルについてはこちらも参考にどうぞ。

qdc FRONTIER まとめ
- Qqdc FRONTIER の特徴は ?
- A
- 抜群のフィット感
- 何色にも見える”トランスルーセント・ミラー・グラデーション”
- BA1基で滑らかなつながり、程よい低音とクリアな中・高域、満遍なく素直に聴きやすいサウンド
- リケーブル対応 (フラット 0.78mm 2Pin)
個性的なビジュアルに目が行きますが、そのサウンドはBA1基で下から上まで聴かせてくれるなかなか稀有なイヤホンでした。あっさりに見えても滑らかさ・深さが見える味わい深い1本と思います。ぜひお試しください。
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