有線ピヤホン5(Hi-Unit 003-pnk)は、クラウドファンディングで1億円の支援を集めた Hi-Unit 001-pnk(有線ピヤホン3)の経験を活かし、ピヤホンシリーズ最高峰の音質を追求した有線イヤホンです。デュアル磁気回路ダイナミックドライバーを搭載し、ブラックとゴールドの金継ぎをモチーフとした美しい外観と、迫力ある低音と各帯域の高解像度を両立したリスニング向けサウンドが特徴的なモデルです。
本記事では実際に購入した筆者が内容物・外観・装着感・音質のレビュー、前作 有線ピヤホン3・同価格帯の水月雨(MOONDROP) Blessing3 との違い、おすすめのイヤーピース・リケーブルについて記載しています。
有線ピヤホン5(hi-unit 003-pnk) まとめ

- Q有線ピヤホン5 (Hi-Unit 003-pnk) はどんなイヤホン?
- A
- ブラックとゴールド・金継ぎモチーフの存在感あるデザイン
- 各帯域にわたる非常に高い解像度と分離感
- 迫力のある低音とキレのある音粒
- スッキリしすぎない適度な余韻で聴き応え十分
- リケーブル対応 (0.78mm 2pin)
- 向いている人
- ロック・メタル・EDM などで迫力ある低音と高解像度サウンドを楽しみたい方
- 各楽器の細かな表現まで聴き込みたい方
- 向いていない人
- 明るい女性ボーカルをポップに楽しみたい方
- フラットでモニタリング的なサウンドが好みの方
本サイトでレビューしているピヤホン・ピッドホンシリーズはこちらです。
2026/05/03 追加








以下では有線ピヤホン5との比較もしております。こちらも参考にどうぞ。



有線ピヤホン5(hi-unit 003-pnk) 製品情報
2022年に開催されたクラウドファンディングで1億円の支援を集め話題となったHi-Unit 001-pnk(有線ピヤホン3)の経験を活かし、ピヤホンシリーズで最高レベルの音質を追求したモデルです。クリアで心地よい高音域と、迫力のある低音域を実現し、まるでライブ会場にいるような立体感のあるチューニングとなっています。
型番:Hi-Unit 003-pnk
ドライバー:ダイナミックドライバー(デュアル磁気回路)
再生周波数域帯:20-20,000Hz
インピーダンス:18Ω
音圧感度:108db
筐体材質:アルミ合金
ケーブル長:1.2m ※別売りで1.8mのケーブルがあります
付属品:イヤーピース2種3サイズ(各S/M/L)、キャリングケース【ハウジング】
黒ベースのフェイスプレートに、日本の伝統技法である『金継ぎ』を想起させるデザインを施し、美しさを際立たせる仕上がりになっています。
ハウジングには、ピヤホンの象徴ともいえる【バイブスくん】と、ピヤホンブランドマークの【PNK】を配置しています。【ケーブル】
有線ピヤホン3と同じ2pinのOFC銀メッキケーブルを採用。重厚な低域と解像度の高い音質を実現しました。ケーブルの長さは、日常使用にちょうどいい1.2mです。
※別売りで、楽器演奏時のモニターリスニングなどに最適な1.8mの単品ケーブルもあります。【付属品】
・キャリングケース
・シリコンイヤーピース1種3サイズ(S/M/L)
・ウレタンイヤーピース1種3サイズ(S/M/L)Hi-Unit https://hi-unit.jp/blogs/products/hi-unit003-pnk より
型番 Hi-Unit 003-pnk ドライバー構成 ダイナミックドライバー(デュアル磁気回路) インピーダンス 18Ω 音圧感度 108dB 再生周波数帯域 20Hz ~ 20,000Hz 筐体材質 アルミ合金 ケーブル長 1.2m ケーブル端子 0.78mm 2pin
有線ピヤホン3の成功を受け、さらに音質を極めた最新フラッグシップモデルです。デュアル磁気回路を採用することで、ピヤホン3のシングル磁気回路から大きく進化し、より制動力の高い低音と全帯域にわたる解像度向上を実現しています。”まるでライブ会場にいるような立体感”というコンセプト通り、リスニング向けに振り切ったチューニングが印象的です。
ギャラリー
内容物

付属品はこちらです。
- 本体
- ケーブル (0.78mm 2pin – 3.5mmアンバランス)
- イヤーピース (シリコンタイプ・ウレタンタイプ 3サイズずつ)
- ケース
- 他紙類
有線イヤホンでは標準的なセットです。ケースはピヤホンシリーズお馴染みのものですね。
付属イヤーピース

付属のイヤーピースはシリコンタイプとウレタンタイプの 2 種類が各 S/M/L の 3 サイズずつ付属しています。有線イヤホンにウレタン(フォーム)タイプが付属するのは珍しく、嬉しいポイントです。
シリコンタイプは軸が硬め・背が高め・質感はサラサラとしており、有線ピヤホン3 付属のものよりグレードアップしているように感じます。ウレタンタイプは密閉度が高く、耳の形状に合わせてフィットするのが特徴です。2種で音の傾向も変わるため、聴き比べてみると面白いですよ。
付属ケーブル

付属ケーブルは有線ピヤホン3 と同じ OFC 銀メッキケーブルです。本体と揃ったブラックとゴールドのクールなデザインで、見た目の統一感がありますね。0.78mm 2pin 接続でリケーブルに対応しています。
本体

こちらが本体です。ブラックとゴールドの配色が非常に映えており、日本の伝統技法「金継ぎ」を想起させるデザインがかっこいいですね。ピヤホンシリーズでおなじみのバイブスくんと PNK のブランドロゴが内側に刻まれています。

筐体はアルミ合金製で、サラサラとしたひんやりした質感。よくあるレジン製よりも高級感があり重みを感じます。計測したところ片側本体のみで 7g でした。ボディとノズルは分かれておらず、同じアルミ合金製で一体構造になっています。

ケーブル接続はフラットな0.78mm 2pinです。リケーブルしやすく、使いやすいですね。


有線ピヤホン3 と並べると、フェイスプレートは 3 よりもゴールドが増してゴージャス感が増しています。形状も全く同じではなく、フェイスプレートは 3 よりやや小さめに、ボディの厚みは 3 より増しています。ノズルも 3 では別パーツでしたが、5 では一体型になっているなど細かな改良が加わっています。
レビュー
装着感 : シンプルな形状でしっかりフィット、遮音性も高い
装着感は良好です。形状はシンプルですが耳に程よくハマってくれます。サイズはハイブリッド型のイヤホンと比べると大きくはなく、耳が小さめな方でも問題なく使えると思います。遮音性は高く、音楽への没入感も十分で音漏れも問題ありません。
ただし、よりカスタム IEM に近い形状の製品(例: qdc SUPERIOR 等)と比べると密着度はそこまで高くはないため、装着感にこだわりがある方は一度試聴してみるのがおすすめです。
音質 : 迫力と解像度が両立した極まったサウンド
試聴環境: SONY NW-WM1AM2 で再生。付属のケーブルを使用し、シリコン・ウレタン両イヤーピースで試聴しました。ロック・メタル・J-POP・ジャズなど幅広いジャンルで聴き込んでいます。
音質イメージグラフ
比較対象製品
周波数特性
音質評価
凡例
各帯域にわたる非常に高い解像度 : 一聴して圧倒される研ぎ澄まされたサウンド
一聴して最初にくるインパクトは、解像度が非常に高いことです。下から上まで漏らさず鳴らしてくれます。ドラム・ベース・ボーカル・シンバル・ピアノなど、それぞれの存在感がしっかりとあり、各パートがくっきりと描かれています。有線ピヤホン3 でも解像度は高かったですが、さらに研ぎ澄まされています。
迫力のある低音とキレのある音粒 : 低域がリスニングの肝
最も特徴的なのは、低音寄りのバランスで迫力があることです。有線ピヤホン3 でも低音のキレはありましたが、5 ではさらにパワーとキレが増され、よりリスニング向きに仕上がっています。ドラムのアタック感、ベースラインがしっかりと響いてくれます。
そして重要なのは、この低音の迫力と全体の解像度の高さが見事に共存していることです。低音が重すぎてボワつくことなく、中高域を損なわずに迫力と解像度を両立しています。このバランス感が絶妙です。
スッキリしすぎない余韻が絶妙 : さっぱりでも味気なさはゼロ
音粒の芯はキリッとしており、低音の余韻はやや多め、中高域の余韻は少しあるかなくらいです。スッキリとした音の並びですが、先に書いた低音の迫力があるおかげでさっぱりしすぎ・味気なさは感じません。
広がる低域と直線的な中高域 : 空間表現のメリハリ
空間の広さも広めですが、特に左右への広がりが印象的です。低域が特に広がりを持って展開し、中高域はむしろダイレクトに伝わってくるような印象です。重めでありつつも女性・男性ボーカルどちらでもしっかり楽しめます。
イヤーピースによる音の変化
付属の 2 種のイヤーピースで傾向が異なります。シリコンタイプはよりスッキリとした見通しの良いサウンドに、ウレタンタイプは密閉度が高まり低音とボーカルがより濃くなります。個人的にはシリコンタイプの方が分離感が高く、上述の特徴を活かしやすいと感じました。ただしシリコンタイプでも十分濃い音は鳴らしてくれます。
どんなジャンルに合う?ロックは楽しめる?
低音が重めなこともあり、明るい女性ボーカルをポップに楽しみたいといった場合には他のイヤホンの方が向いているかもしれません(例えば水月雨(MOONDROP)、TANCHJIM のイヤホン)。それ以外であればあらゆるジャンルで楽しく聴けますが、やはりロックやメタルが最も得意ですね。ギターの細かなピッキングもお手のもので、スタジオ録音音源・ライブ音源どちらも高解像度で楽しませてくれます。
まとめ : 大好評の有線ピヤホン3がさらに極まった
大好評だった有線ピヤホン3 がさらに極まった、そんなイヤホンです。価格以上の価値はありますね。購入して最初に聴いた時は衝撃でした。
有線ピヤホン3 / 水月雨(MOONDROP) Blessing3 との比較
今回は前作の有線ピヤホン3 と、販売価格の近い水月雨(MOONDROP) Blessing3 との比較です。それぞれのレビューはこちらにて詳しく記載しています。


| Hi-Unit 有線ピヤホン5 (Hi-Unit 003-pnk) | Hi-Unit 有線ピヤホン3 (Hi-Unit 001-pnk) | 水月雨(MOONDROP) Blessing3 | |
|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | ダイナミックドライバー(デュアル磁気回路) | ダイナミックドライバー(ベリリウムコーティング振動板) | ハイブリッド型(10mm x 2DD + 4BA) |
| インピーダンス | 18Ω | 16Ω | 14.8Ω± 15%(@1kHz) |
| 音圧感度 | 108db | 102db±3db | 120dB/Vrms(@1kHz) |
| 再生周波数帯域 | 20-20,000Hz | 20-20,000Hz | 10Hz – 30000Hz |
| 参考価格(e☆イヤホン)(価格は変動することがあります) | ¥57,200 税込 | ¥41,800 税込 | ¥53,100 税込 |
大きく異なるのはドライバー構成です。ピヤホン 3/5 はダイナミックドライバー 1 基、Blessing3 はダイナミックドライバー ×2 + バランスドアーマチュア ×4 と大きく異なります。
vs Hi-Unit 有線ピヤホン3 : 低域の量感・表現力が段違いに向上
ピヤホン3 と 5 を聴き比べると、中高域の傾向は共通して鮮明で似ていますが、一番の違いは低音です。有線ピヤホン5 の低音は量感・表現力ともに一段上に感じます。改めてピヤホン3 を聴くとやや控えめな低音に感じるほどです。ピヤホン5 の低音は他の帯域と肩を並べるほどの存在感で、重み・解像度がともに高まり全体をしっかりと支えてくれています。
さらに音の輪郭は濃くなり、よりはっきりと 1 音 1 音が聴き取りやすく感じました。全体的にアタック感・押しが強く、物足りなさなく過不足なく楽しめます。
決してピヤホン3 が悪いということではなく、そこまで低音はいらない・もっと軽やかにモニタリング的に聴きたい、という場合にはピヤホン3 が良い選択肢になるでしょう。ピヤホン5 はリスニング向き、ピヤホン3 はモニタリング向きですね。
vs 水月雨(MOONDROP) Blessing3 : キャラクターの違いが明確
ドライバー構成から想像がつく通り、ピヤホン5 と Blessing3 はキャラクター・方向性が大きく異なります。ピヤホン5 は低音寄りで迫力重視、Blessing3 は中高域が華やかで伸びやかです。Blessing3 はドラム・ベースは優しめながら、女性ボーカル・ピアノがより伸びており、さすが水月雨といった印象です。
解像度・分離感はピヤホン5 が一番ありますね。ピヤホン3 でも十分ですが、さらに音粒が引き締まって感じました。Blessing3 は高域の解像度は高いですが、中低域はそこそこな印象でした。
空間の広さは Blessing3 がこの中では一番広く感じました。特に中高域の広がりがあります。ピヤホン5 の低域も広さはありますが、全体を総合して一番広いのは Blessing3 でした。
解像度が高くリスニング向きのピヤホン5・モニタリング向きのピヤホン3・中高域が伸びやかで広い Blessing3 と、それぞれキャラクターが異なります。好みや用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
おすすめのイヤーピース・リケーブル
付属品で十分良い音が出ます。特にリケーブルは変えても傾向は変わるものの、個人的には付属ケーブルが一番しっくりきます。それだけ調整がしっかりとされているのでしょう(アンバランス・バランスどちらも調整済みとのことです)。以下でも試してみましたが、そのままでも十分です。
イヤーピース: オーディオテクニカ AT-ER500
低音をより引き締めたい時におすすめのイヤーピースです。有線ピヤホン3 でも紹介しましたが、体温で変形する素材を使っており耳に馴染むように形が変わるのもポイントです。有線ピヤホン5 との組み合わせでは、すでに十分なキレのある低音をさらにタイトに締め上げたい方に最適です。
イヤーピース: LEPIC nuon 空間音響イヤーピース boost
低音を強めながらより空間を広めたいときにおすすめです。特に中高域に広がりが出るため、ピヤホン5 の得意な低音の迫力を保ちつつ、高域の伸びやかさも加えたい方に向いています。
リケーブル: Hi-Unit RYUCHU2 (龍柱2) 4.4mm バランスケーブル
こちらは2026/04/10 発売予定ですが、ようやく登場した有線ピヤホン5用のバランスケーブルです。筆者も購入しましたので試したのちにレビュー追記予定です。
リケーブル: Hi-Unit 龍柱 4.4mm バランスケーブル
有線ピヤホン3 のクラウドファンディング特典として生まれたケーブルで、現在は単体でも販売されています。付属ケーブルから大きく傾向を変えず、音の分離感・左右への広がりを自然に高めてくれます。ビジュアル的にも本体とのブラック×ゴールドの統一感がありますね。
リケーブル: e☆イヤホン・ラボ Obsidian GeN2
e☆イヤホン独自の eLSAS 導体(高純度銅と銀を配合)を採用したケーブルです。低音のキレをさらに向上させ、余韻を控えめにくっきりとさせたい方におすすめです。もともとキレが良いピヤホン5 の低音をさらにシャープに鳴らしたいときに試してみてください。

有線ピヤホン5(hi-unit 003-pnk) まとめ
- Q有線ピヤホン5 (Hi-Unit 003-pnk) はどんなイヤホン?
- A
- ブラックとゴールド・金継ぎモチーフの存在感あるデザイン
- 各帯域にわたる非常に高い解像度と分離感
- 迫力のある低音とキレのある音粒
- スッキリしすぎない適度な余韻で聴き応え十分
- リケーブル対応 (0.78mm 2pin)
- 向いている人
- ロック・メタル・EDM などで迫力ある低音と高解像度サウンドを楽しみたい方
- 各楽器の細かな表現まで聴き込みたい方
- 向いていない人
- 明るい女性ボーカルをポップに楽しみたい方
- フラットでモニタリング的なサウンドが好みの方
各所で好評の有線ピヤホン3 がさらに極まった、そんな印象のイヤホンでした。まだ聴いたことがない方はぜひ一度試聴してみてください。試聴で驚き、家で聴いてまた驚くと思います。前作ピヤホン3 をお持ちの方も、アップグレードとして十分な進化を体感できるはずです。
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