AZLA TRINITY レビュー 低価格イヤホンの新定番、コスパ最強の一本(2026年更新) | サク見レビュー

4.5
AZLA TRINITY イヤホン・ヘッドホン

AZLA TRINITY は「A Game Changer for All Music Lovers」をコンセプトに掲げ、フィッティング・サウンドクオリティ・コストパフォーマンスの三位一体を体現した約 2,000 円の有線イヤホンです。8mm 径の発展型 ARD ドライバーを搭載し、専用設計のプレミアムシリコンイヤーピース「SednaEarfit T」を付属するなど、低価格ながら手を抜かないこだわりが随所に感じられます。

本記事では実際に購入した筆者が内容物・外観・装着感・音質のレビュー、同価格帯の FIIO JD10・有線ピヤホン1・final E1000 との比較、おすすめのイヤーピースについて記載しています。

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ゆーき

社会人ソフトエンジニア&オーオタ。オーディオ沼に浸かり始めて数年。解像度の高いイヤホンが特に好み。聴く音楽はJ-POP・ロックが多め。9mm Parabellum Bullet・King Gnu・宇多田ヒカル・福山雅治等々。

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AZLA TRINITY まとめ

AZLA TRINITY
Q
AZLA TRINITY はどんなイヤホン?
A
  • 約 2,000 円とは思えない高コストパフォーマンス
  • 専用設計プレミアムシリコンイヤーピース「SednaEarfit T」付属
  • コンパクトなアルミニウム製ハウジングで装着しやすい
  • パワフルな低域と広がりある音場、低歪みで整ったサウンド
  • 3.5mm / USB-C の 2 タイプから選べる
  • 向いている人
    • ポップス・EDM・ロックなど低域重視で楽しみたい方
    • コスパ重視のサブ機・オーディオ入門機を探している方
  • 向いていない人
    • 高域の解像度・伸びやかさを特に重視する方
    • リケーブルでカスタマイズを楽しみたい方

本サイトでレビューしている AZLA 製品はこちらです。

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AZLA TRINITY 製品情報

【A Game Changer for All Music Lovers】高音質体験を提供するスーパーエントリー
“TRINITYは「A Game Changer for All Music Lovers」をスローガンに掲げ、フィッティング、サウンドクオリティ、コストパフォーマンスの三位一体のコンセプトを体現する新世代の有線イヤホンとなることを目的として名付けました。”

分割振動を抑制する3層レイヤー構造振動板採用「発展型ARDドライバー」
音質の要となる心臓部のドライバーには、8mm径の「発展型ARDドライバー」を搭載。発展型ARDは、極薄のPU+PEEK複合膜振動板を2枚の樹脂層でサンドした46μ厚3層レイヤー構造振動板と、ボイスコイルの外にドーナツ型マグネットを入れて磁力を効率的に得られる外磁型マグネットを採用した特別なダイナミックドライバーです。一般

基礎性能を突き詰めたクラス最高レベルの音像定位
超低域から超高域まで徹底的に歪み感を排除し、付帯音が少なくS/N比の高いクリアサウンドを実現しています。一つの素材の持ち味を最大限引き出すことに注力することで得られる、繊細で奥行きあるサウンドに仕上げました。低音域は、ドライバーの特長を活かし「見える低音」を目標として内部損失の最適化を行い、高い低域解像度と体感できるサブベース(超重低音域)を実現。また、ボリュームを上げてもピークや歪みが出ず破綻しないサウンドに仕上げています。

専用形状で開発したプレミアムシリコンイヤーピース「SednaEarfit T」
耳掛けイヤモニ型ではないTRINITYのフィッティング向上と遮音によるS/N比を最大化するために、KCC SILICONE社製プレミアムシリコンを採用し、専用形状で開発したイヤーピース「SednaEarfit T」を4サイズ(S/MS/M/L ※Mサイズ初期装着)付属。

用途や好みで選べる2タイプをラインナップ
TRINITYは、3.5mm 3極L字プラグ採用120cmのStandardタイプと、USB Type-Cプラグ採用で高感度マイク搭載150cmのUSB-Cタイプの選べる2タイプをラインナップ。USB-CタイプはUAC1.0仕様で、最大48KHz/16bit再生、Switch/Switch 2やPS5にも対応します。

ドライバーダイナミック型(3層レイヤー構造振動板採用「発展型ARD」ドライバー)
周波数応答範囲10 – 40,000 Hz
感度104 dB SPL/mW(@1KHz)
インピーダンス16Ω(@1KHz)
Standardタイプ
ケーブル/プラグ
4芯OFCリッツケーブル(約120cm) ※マイクなし
プラグ(L字):3.5mm 3極
USB-Cタイプ
ケーブル/プラグ
高感度インラインリモコンマイク搭載4芯OFCリッツケーブル(約150cm)
プラグ(ストレート):USB Type-C
USB-Cタイプ
UACクラス
UAC 1.0(48KHz/16bit) (※1)
※Switch/Switch 2、PS5対応
株式会社アユート https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_5625.php より

約 2,000 円という価格でありながら、ドライバーからイヤーピースまで金型を専用設計するというこだわりぶりです。今やイヤーピースのブランドとして広く知られる AZLA ですが、そのノウハウをイヤホン本体にも惜しみなく注ぎ込んだ意欲作と言えます。3.5mm / USB-C の 2 タイプ展開で、Switch/Switch 2 や PS5 にも対応するのも実用面で嬉しいポイントです。

ギャラリー

(今回は3.5mm/USB-C 両方購入しています。)

内容物

AZLA TRINITY 内容物
内容物

内容物はこちらです。

  • 本体
  • イヤーピース「SednaEarfit T」4 サイズ(S/MS/M/L)
  • キャリングポーチ
  • 各種紙類

低価格ながら、イヤーピースは 4 サイズ、キャリングポーチまで付属しています。これだけでそのまま使いこなせますし、十分すぎるほどの内容です。

付属イヤーピース

AZLA TRINITY USB 付属イヤーピース
付属イヤーピース

付属のイヤーピースは KCC SILICONE 社製プレミアムシリコンを採用した専用設計の「SednaEarfit T」で、S/MS/M/L の 4 サイズが揃います。他の SednaEarfit シリーズとは形状も素材も異なる、TRINITY 専用の設計です。

質感はペタペタではなくしっとりとしており、耳に圧迫しすぎずしっかりとフィットして遮音性も高いです。この価格帯の付属品としては類を見ないクオリティで、交換の必要を感じないほどの完成度です。

AZLA TRINITY 本体・ケーブル

AZLA TRINITY 3.5mm
3.5mm
AZLA TRINITY USB Type-C
USB Type-C

本体ハウジングはアルミニウム製。コンパクトで重さも感じにくく、さっと耳に付けやすいサイズ感です。

AZLA TRINITY 筐体
筐体

表面には「AZLA」「TRINITY」のロゴと L/R 表記が入っており、細かい加工も丁寧でクールな印象です。

アルミニウム製の筐体は、共振抑制・分割振動抑制による超低歪み化、内部損失の最適化にも寄与しています。性能面での合理的な選択です。

ケーブルは 3.5mm Standard タイプが L 字プラグ採用の 4 芯 OFC リッツケーブル(約 120cm)、USB-C タイプはマイク付きストレートプラグの 4 芯 OFC リッツケーブル(約 150cm)です。どちらも余計なクセが残りにくく、日常使いで扱いやすい仕上がりです。

AZLA TRINITY プラグ
プラグ

プラグは3.5mmはL字型、USB Type-C はストレート型です。特に USB-C タイプのプラグはコンパクトで他の端子を邪魔しません。

装着時

AZLA TRINITY 装着時
装着時

装着するとシンプルでコンパクトな見た目です。耳掛け不要のストレート装着タイプなので圧迫感もなく、目立たずすっきりとした印象です。

レビュー

AZLA TRINITY 装着感 : イヤーピース選びがポイント

特に問題なく長時間つけていられます。付属の SednaEarfit T はしっとりとした質感で圧迫感が少なく、遮音性もしっかり確保できます。

耳掛けせずイヤーピースだけで支えるタイプなので、やや大きめのサイズを選んで安定させるのがポイントです。ケーブルが動いたときのタッチノイズが気になる場合は、イヤホン用ケーブルクリップ(Amazon イヤホン クリイプ)を使うか、あえて耳掛けする方法もあります。本体がコンパクトなので、耳の大きさを問わず幅広く装着しやすいのは好印象です。

AZLA TRINITY 音質 : 低域主役のパワフルなリスニングサウンド

試聴環境: スマートフォンおよび DAP に直接接続して試聴。3.5mm Standard / USB-C の両タイプを使用し、ポップス・EDM・ロック・ヒップホップなどを中心に試聴しました。

音質イメージグラフ

こちらが個人的音質イメージグラフです。

比較対象製品
AZLA TRINITY
周波数特性
周波数特性グラフ AZLA TRINITYの周波数特性を比較したグラフです。横軸は低域から高域までの周波数帯域、縦軸は音の量を示します。 少ない 普通 多い 低域 中低域 中域 中高域 高域
音質評価
音の輪郭
鋭い 滑らか
空間の広さ
狭い 広い
余韻
少ない 多い
解像度
低い 高い
分離感
低い 高い
雰囲気
繊細 迫力
凡例
AZLA TRINITY

AZLA TRINITYの低域はどう? : パワフルでどっしりとした低域が主役

まず一聴して印象的なのは低音の存在感です。なかなかに低いローがどっしりと鳴り、豊かな量感と沈み込みが特徴的です。ベースラインが空間を包み込むように広がり、屋外の騒がしい環境でもしっかりと厚みが感じられます。メーカーが謳う「見える低音」という表現がよくわかる、輪郭のはっきりとした低域です。

ドラムのキックやベースラインはパワフルで、EDM や ヒップホップ、ロックなどビート重視の楽曲との相性が抜群です。ボリュームを上げても歪みや破綻が出ないのも好印象で、低価格帯イヤホンとは思えないタフさがあります。

中域・高域はどう? : ニュートラルな中域、価格なりの高域

中域・ボーカルはニュートラルな印象で、特別前に出るわけでも遠いわけでもなく、低域と並んで自然に鳴ります。高い声より低い声との相性が良く、男性ボーカルやラップは厚みをもって楽しめます。

高域はシンバルやハイハットなどの金物、ギターの細かなニュアンスなどについては、表現力は価格相応と感じました。伸びはあまり多くなく、やや荒さもあります。とはいえ「価格なりにいい音」という範囲であり、低域が引き立つチューニングの結果でもあるので、バランスの取り方として納得できます。

歪みの少なさと定位感 : 低価格帯の常識を覆す

特に印象的なのは価格を超えた歪みの少なさと定位感の良さです。一聴して「思ったより普通に綺麗にパワフルに出るじゃん」と驚いてしまったほどで、解像度も低価格帯水準を大きく上回ります。各パートの位置も明確で、ぼやけた印象はありません。

音場 : 広がりある横展開と立体的な低域

音場はしっかりとした横方向の広がりと定位感を両立しています。低域の広がりが下から支えるように広大で立体的です。中・高域もこじんまりすることなくきちんと配置されており、狭さを感じさせません。

まとめ : 低音メインに楽しめる価格以上に整ったサウンド

AZLA TRINITY は低域をメインに据えながら、価格を超えた整ったサウンドを提供するイヤホンです。全体のバランスも取れており、低域が強いからといって中・高域を蔑ろにしているわけではありません。「お手頃価格でどこでもいい音で楽しめるイヤホン」として、ポップス・EDM・ロックなどのジャンルで特に実力を発揮します。

FIIO JD10、有線ピヤホン1、final E1000 との比較

今回は手持ちの中で価格の近いこの3つとの比較です。

FIIO JD10 レビュー 1000円台で届く圧倒的クリアサウンド | サク見レビュー
FIIO JD10 有線イヤホンレビュー。パワフルな低域とキレのある中高域、軽量クリア樹脂ボディが魅力。1,000円台でハイレゾ認証・リケーブル対応と機能も充実。低域好きや入門機を探している方におすすめ。
(左から)AZLA TRINITY、FIIO JD10、有線ピヤホン1、final E1000
AZLA
TRINITY
FIIO
JD10
有線ピヤホン1final
E1000
ドライバー構成ダイナミック型(3層レイヤー構造振動板採用「発展型ARD」ドライバー)ダイナミックドライバータイプφ10mm ダイナミック型×1ダイナミック型
インピーダンス16Ω(@1KHz)32Ω@1kHz16Ω16Ω
音圧感度104 dB SPL/mW(@1KHz)105dB/mW@1kHz96dB102dB/mW
再生周波数帯域10 – 40,000 Hz20Hz~40kHz50~20,000Hz
リケーブル不可
(Type-Cは不可)
不可不可
参考価格(e☆イヤホン)(価格は変動することがあります)¥1,980 税込¥1,760 税込
¥2,420 税込(Type-C)
¥1,650 税込¥2,480 税込

2,000 円前後の有線イヤホンは個性が際立っており、好みや用途によって選択肢が変わってきます。

vs FIIO JD10 : 共通の低域強めだが、まとまりはTRINITYが上

どちらも低域が厚め・濃めという共通点があります。ただし JD10 はさらに重く・濃く、筐体のフィット感から来る遮音性の高さもあって低音がダイレクトに伝わってきます。これはこれで楽しいですが、胃もたれしそうなほどの濃さです。TRINITY はそれよりまとまっており、低域強めながらも聴きやすいバランスに仕上がっています。全体の解像度も TRINITY の方が上に感じました。

低音の迫力をとことん追求したいなら JD10、低域の存在感はありつつも聴きやすさを保ちたいなら TRINITY という選び方になるでしょう。

vs 有線ピヤホン1 : キレの有線ピヤホン1、厚みのTRINITY

こちらも低域が強めという点は共通しています。有線ピヤホン1はドラム・シンバル・ハイハットがはっきりとキレよく鳴り、全体的にタイトで分離感が高いです。さすがピヤホンといった印象です。TRINITY はそれよりも音が太めで低域が濃く、高域のキレは有線ピヤホン1に譲ります。高音もしっかり聴きたい場合は有線ピヤホン1、高域の刺さりが気になる場合や低域の厚みを重視する場合は TRINITY が向いています。

vs final E1000 : 方向性がまるで異なる2機種

こちらは音の傾向がかなり異なります。E1000 は全体的に非常に滑らかでゆったりとしており、帯域バランスも偏りが少なく満遍なく感じられます。対する TRINITY は全体にキレがあり、低域のパワー感が際立ちます。高域の表現力の細やかさは E1000 が上ですが、全体的な万能性・パワフルさでは TRINITY が優ります。穏やかに何でも聴きたいなら E1000、ビート感を楽しみたいなら TRINITY という棲み分けです。

AZLA TRINITY おすすめのイヤーピース

AZLA のイヤホンですから、同じ AZLA のイヤーピースと組み合わせて味変を楽しむのがおすすめです。

イヤーピース: AZLA SednaEarfit Crystal 2

AZLA ということで他の SednaEarfit シリーズへの変更が楽しみです。以下でもそれぞれの特徴と変化が案内されています。

この中で個人的に特におすすめなのが SednaEarfit Crystal 2 です。付属の SednaEarfit T と比べて高域が聴きやすくなり、女性ボーカルも気持ちよく楽しめます。TRINITY の弱点でもある高域の表現力を底上げしてくれる組み合わせで、より幅広いジャンルを楽しみたい方にぴったりです。

まずは付属の SednaEarfit T でそのサウンドを確認してから、他の SednaEarfit シリーズに変えて音の変化を体験してみてください。

AZLA TRINITY まとめ

Q
AZLA TRINITY はどんなイヤホン?
A
  • 約 2,000 円とは思えない高コストパフォーマンス
  • 専用設計プレミアムシリコンイヤーピース「SednaEarfit T」付属
  • コンパクトなアルミニウム製ハウジングで装着しやすい
  • パワフルな低域と広がりある音場、低歪みで整ったサウンド
  • 3.5mm / USB-C の 2 タイプから選べる
  • 向いている人
    • ポップス・EDM・ロックなど低域重視で楽しみたい方
    • コスパ重視のサブ機・オーディオ入門機を探している方
  • 向いていない人
    • 高域の解像度・伸びやかさを特に重視する方
    • リケーブルでカスタマイズを楽しみたい方

本体のサウンドもよし、イヤーピースもよし、これだけのコスパが約 2,000 円で手に入るとは驚きです。低価格イヤホンの世界に新しい基準を作ったと言っても大げさではないでしょう。沼への入門としても、どこにでも持ち出せるサブ機としても、ぜひ一度手に取ってみてください。

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