こんにちは ! 今回は水月雨 KATO をレビューしていきます。以前から所有はしていましたがこのブログで改めてレビューを書いていきます。発売から時間が経ってもこのKATOは水月雨の中でも評判のいいモデルで挙げられることが多く、自分も聴いています。
おすすめポイントまとめ
- ステンレス鋼の美しいデザイン
- のびやかな高音と締まりのある低音が楽しめる
- リケーブル可能(0.78mm 2pin)
- 付属ノズルを交換することで音質変化も楽しめる
製品情報
地球世界 https://www.chikyu-sekai.com/?post_type=products&page_id=17430 より
- ULT 超線形ダイナミックドライバー
- 第 3 世代 DLC(ダイヤモンドライクカーボン)複合振動板
- 交換可能なノズル
- インピーダンス 32Ω±15%(@1kHz)
- 音圧感度 123dB/Vrms(@1kHz)
- 再生周波数帯域 10~45,000Hz
インピーダンスはちょっと高めですのでプレイヤーにパワーがある方がいいですね。 交換可能なノズルというのが面白いです。再生周波数帯域は最低10Hzですので低域がよく出そうです。
ギャラリー
水月雨といえば外箱がまず綺麗ですね。個人的に水月雨の中でも上位です。これは捨てずに残しておきたい。
Sliver と Dark Blue の2色展開ですがDark Blueを購入しました。幾何学的な形状で光沢があり美しいですね。そこまで大きくはないですが重みは感じられます。
ケーブル接続は 0.78mm 2pinタイプで窪みがあるタイプです。窪みは特殊なサイズではなさそう(ものによっては入らない場合もあるので注意)なので2pinであればリケーブルには困らなそうですね。
交換可能なノズルは素手で回せば取れて画像のようになります。ステンレス鋼(銀色の方)と真鍮(金色の方)があり音質の違いを楽しむことができます。ちなみに単体でも発売されているのでなくしても安心です。
イヤーピースは3サイズずつの2タイプ同梱されています。シリコンはKATOで新開発のSpring Tips(清泉)です。傘は柔らかく独特な溝があり耳に吸い付くような触り心地です。音質は高音を生かすようで水月雨のイヤホンと相性がいいですね。こちらも単体で発売されています。
ケーブルは銀メッキでコレもまた光沢がありますね。ただしちょっと硬めで癖はあります。
レビュー
装着感
本体は小ぶりですが重さはそれなりにあるので耳に入れた後に若干の重さは感じます。(個人差はあると思いますが)ピタッと密閉されているというよりは若干の抜け感も感じました。(まあ自分の耳が大きいのか..)装着感に関しては同じ水月雨 Blessing3 (レビューはこちら)の方が好みでした。ですが遮音性も良く、音漏れも小さく問題ありません。
音質
やはり水月雨ということで伸びやかな高音が第一印象です。高域と一緒に中域も豊かに鳴らしてくれます。一方低音はタイト締まりがあり、しっかりと支えてくれているようでした。音場は広く解像度も高めです。(音場の広さと低音の締まりはエージング後に出てきた感じです。)ボーカルを近くに感じつつ広い空間で音楽を楽しむことができますね。
交換可能なノズルですが筆者の印象としては
- ステンレス鋼 はソリッド
- 真鍮 はまろやか
な印象でした。が、他の要素(イヤーピース、ケーブル)よりは変化の差は小さいかなと思います。筆者はステンレス鋼の方が好みでした。
まとめ
MIM ステンレス鋼の筐体の美しさと中高音域の美しさ、タイトに支えてくれる低域、この価格では価格以上の所有欲を満たしてくれるイヤホンです。交換可能なノズルで2つの音質を楽しくことができる点もお得ですね。総合で星4.5としておきます。