こんにちは ! 今回は 水月雨 STELLARIS をレビューしていきます。平面磁界型ドライバー搭載ということで異彩を放ったモデルです。果たしてどんな音が鳴るのか、自分も気になり購入して聴いていきます。
おすすめポイントまとめ
- 群星の散りばめられた美しいデザイン
- 平面磁界型ドライバーによる澄んだ、伸びゆく高音が楽しめる 音楽にうっとりできる
- リケーブル可能(0.78mm 2pin)
製品情報
地球世界 https://www.chikyu-sekai.com/?post_type=products&page_id=19031 より
- 14.5mm平面磁界型ドライバー搭載
- 1μmサブナノメートル振動板
- 感度 117dB/Vrms(@1kHz)
- インピーダンス 36Ω±15%(@1kHz)
- 再生周波数帯域 10Hz-50,000Hz
なんといっても平面磁界型ドライバーですね。平面磁界型ドライバーは広い周波数帯域に反応できかつ歪みが小さいと言われていますが、それなりのパワーが必要です。それをイヤホンに搭載したという挑戦的なイヤホンですね。その影響もあってかインピーダンスは高めですので鳴らす側にパワーが必要です。
ギャラリー
まずは水月雨お馴染みの外箱が可愛いです。ただし同じ水月雨のBlessing3やKATOに比べると外箱のサイズは小さめです。
青い筐体に月・太陽・群星が刻まれ、美しいデザインですね。
ケーブル接続はちょっと窪みのある0.78mm 2pinです。一般的な形状ですのでリケーブルは問題なさそうです。
ノズルが結構長いですね。後に触れますイヤーピースの影響が大きくなりそうです。
付属ケーブルは3.5mmプラグです。筐体と同じく青と金を基調としたデザインでこちらも綺麗ですね。
こちらも水月雨お馴染みですがケースも付いてきます。
レビュー
装着感
ノズルが長いかつ重みもあるため、(個人差はあるものの)筐体で支えるというよりはイヤーピースで支えるという感じになります。ですので、装着感はイヤーピース次第かなと思います。筐体で密閉されるということもないため、遮音性もそこまでかなと思います。音漏れはイヤーピースで蓋されていれば問題なさそうでした。
STELLARIS におすすめイヤーピースは AZLA SednaEarfit Crystal です。グリップ力が高く装着の安定感が増します。音質もSTELLARISの良さを失わずおすすめです。
音質
水月雨といえばのびやかな高音域のイメージがありますが、STELLARISは特に高音が伸びやかです。高音の量感はこれまで聞いた中だと、STELLARIS > Blessing3 > KATO といったイメージです。残響も丁寧に鳴らすような感じで鳴りの終わり際が美しいですね。中音域はそこそこ出ていますが低音は控えめです。
総合して高音に振り切ったような印象で他のイヤホンとは違った個性があり面白いです。女性ボーカル・オーケストラなんかが相性が良さそうです。
(インピーダンスが高めですので自ずとプレイヤーの音量は高めになります。)
まとめ
14.5mm平面磁界型ドライバーを搭載したイヤホンということで一際強い個性のあるイヤホンですね。澄んでいて高い天井の高音はこの先そうは出てこないもので、たまにまた聴きたくなる音を鳴らしてくれます。形状が特殊でイヤーピースを選ぶという難点はあるものの、1本持っておいてこの音にうっとりする価値はあると思いました。総合して星4つとしておきます。