こんにちは ! 今回は先日購入した有線イヤホン2つ Maestraudio MAPro1000 II / MAPro1000 Drop のレビューです。 筆者もMaestraudio のイヤホンは度々購入しています。前作 MAPro1000 から進化した2本はポタフェスで試聴して以来楽しみにしておりました。ぜひ最後までご覧ください。
以下では同価格帯として今回レビューしているイヤホンと比較しています。こちらも参考にどうぞ。
今回比較しているイヤホンはこちらです。
そのほかの Maestraudio 製品もレビューしていますので参考にどうぞ。
Maestraudio MAPro1000 II / MAPro1000 Drop おすすめポイント

- QMaestraudio MAPro1000 II の特徴は ?
- A
- コンパクトで軽量なボディ。装着感よく長時間つけやすい。
- ストレートに、丁寧に滑らかなサウンド。解像度・分離感も高く、空間も広大。

- QMaestraudio MAPro1000 Drop の特徴は ?
- A
- コンパクトで軽量なボディ。装着感よく長時間つけやすい。
- 低域強めで少し濃いめサウンド。空間広くキレよくスピーディでEDMにもゲームにもお勧めサウンド。
Maestraudio MAPro1000 II 製品情報
【Go deeper into Music.】
軽快な装着感を重視したMAPro1000をさらにモニターライクにブラッシュアップ
原点を磨き、進化と拡張を遂げたハイブリッド構成のモニターイヤホン筐体形状で耳に固定する小型軽量ハウジング
ハイブリッド構成ドライバーと内部配線半田を刷新したモニターイヤホン
MMCXコネクターの信頼性向上と高伝導4芯OFCケーブル
音の変化を楽しめる2種類のオリジナルイヤーピースが付属
熟練のクラフトマンシップによる国内組み上げの高品質提供
株式会社アユート https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_5732.php より
その名の通り初代 MAPro1000 に続く本作は、そのモニターライクなサウンドをブラッシュアップしています。「誇張しない忠実さ」「使える基準機」としてリスニング・モニターと幅広く使えるイヤホンとなっています。
Maestraudio MAPro1000 Drop 製品情報
【Ready for the music immersion.】
軽快な装着感を重視したMAPro1000のドライバーを刷新しEDMに特化
DNAを受け継ぎつつ、熱狂的に楽しむためのハイブリッド構成モニターイヤホン筐体形状で耳に固定する小型軽量ハウジング
ドライバーを刷新しハイレスポンスな低域を獲得したハイブリッド構成ドライバー
MMCXコネクターの信頼性向上と高伝導4芯OFCケーブル
シーンに合わせて使用できる2種類のオリジナルイヤーピースが付属
熟練のクラフトマンシップによる国内組み上げの高品質提供
株式会社アユート https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_5733.php より
こちらもまた初代 MAPro1000 をベースにしていますが、Drop は低域のレスポンスを強化した特別なドライバーを搭載しています。元のフラットで正確なモニターサウンドをベースにしながらもEDMに特化した”派生型モニターイヤホン”です。
ギャラリー


それぞれ内容物はこちらです。
- MAPro1000 II
- 本体
- 4芯OFCリッツケーブル(MMCX)
- iSep02シリコンイヤーピース:4ペア (S/MS/M/L)
- iReep01シリコンイヤーピース:4ペア (S/MS/M/L)
- キャリングポーチ
- MAPro1000 Drop
- 本体
- 4芯OFCリッツケーブル(MMCX)
- iSep02シリコンイヤーピース:4ペア (S/MS/M/L)
- iFep01フォームイヤーピース:3ペア (S/M/L)
- キャリングポーチ
基本的には同じ構成ですが、イヤーピースが2種それぞれ違った組み合わせが付属しています。この中でも iReep01シリコンイヤーピース は独自の内部構造により擬似的なサラウンドを実現しており、イヤーピースごとに違ったサウンドを楽しむことができます。

そのイヤーピースはそれぞれ以下の種類が付属しています。
- (左) iSep02シリコンイヤーピース : 共通して付属しているもの。軸は硬め、穴も大きめ、背は高め、ややしっとりとした質感。
- (中央) iReep01シリコンイヤーピース : MAPro1000 II のみ付属。面長でイヤーピースでは独特な形状。軸は硬め、穴は大きね、背も高く、ややしっとりとした質感。中を通る音の一部を反射・遅延させることで独自のサラウンド感が足される。
- (右) iFep01フォームイヤーピース : MAPro1000 Drop のみ付属。軸は硬め、穴も大きめ、背は高めの肉厚なフォームタイプ。

ケーブルはどちらも共通して、シンプルな4芯OFCリッツケーブルです。 細くしなやかで癖なく使いやすいです。前作からは細かいですが L, R のプラグにそれぞれ青・赤が入り左右の判別がしやすくなる改良が加えられています。

こちらが本体です。前作 MAPro1000 と同様、非常にコンパクト !
MAPro1000 II は “Shadow Crown” と “Frost Mint” の2色ありますが “Frost Mint” を購入しました。ほのかに反射するマットな質感で手触りも良いです。
MAPro1000 Drop も形状は同じですがブラックとレッドでより”濃い”見た目です。EDM、もしくはゲームにもいいですね。

樹脂製の本体の裏は透明で内部の構造が見て取れます。重さもそれほどなく、測ると 4g(片側本体のみ)でした。

ケーブル接続はMMCXです。ちなみに同じ Maestraudio の MA910SR DC は Pentaconn ear でした。

実際に耳につけるとこのようなサイズ感です。コンパクトで耳にすっぽりとはまります。飛び出しも少なくスッキリとした見た目です。
レビュー
(SONY NW-WM1AM2 で再生。イヤーピース・ケーブルは付属のものを使用。)
装着感
どちらも非常にいいですね。コンパクトで軽量な本体は耳にしっかりとはまり、フィット感も良いです。筆者は耳が大きめですが、これなら耳が小さい方にもお勧めできます。ただし、耳を塞ぐサイズも小さめですので遮音性はやや低めと思います。フォームイヤーピースなら遮音性をカバーできます。
MAPro1000 II の音質
個人的音質イメージはこちらです。
高い解像度、見通しの良さ
一聴してまず印象的なのは、 Maestraudio MAPro1000 II の「高い解像度」と「見通しの良さ」です。さすがの Maestraudio、細かな音も丁寧に捉え如実に描いているような印象です。輪郭もなかなかにしっかりしており、各パートの位置関係が把握しやすいです。分離感も高めで、音数の多いアレンジでもごちゃつかずに聴くことができます。
上質、滑らか
とはいえ、情報量とキレを全面に押し出した感じではなく、音の粒立ちはあくまで滑らかですね。角が少し丸められたような優しいタッチで鳴らしてくれます。スピード感が極端に速いわけではなく、どちらかというとしっとりなタイプですが、もたつくほどではなく、ノリよく聴くことができます。この滑らかさと解像度・分離感の高さのバランスがちょうどよく、耳馴染みも良いです。ドラムのアタック感やシンバル・ハイハットの煌びやかさも十分にありつつ、耳を刺さないギリギリのラインに抑えられていて、長時間のリスニングでも疲れにくいと感じました。
満遍なく、ボーカルはしっかり
帯域バランスは大きな偏りがなく、低域〜高域まで満遍なく聴かせてくれる印象です。ですがその中で、中域・ボーカルはやや近めに感じました。歌ものではボーカルを男女問わずしっかりとその息遣いを、不快感なく味わうことができます。
さすがの広大な空間
空間表現のクオリティもさすがで、周囲に壁を感じさせない開放感がありますね。上下の深さ・高さはもっとあると嬉しいですが、左右の広がりが特に感じられます。定位感も良いです。装着感の軽さと相まって、自分が音場の真ん中にふわっと浮かんでいるような、不思議と心地よい没入感が味わえます。
まとめ
総じて、Maestraudio らしい上質で丁寧な音作りが健在のイヤホンと感じました。派手な迫力や強烈な刺激というものはないので、それを求める方には少し物足りないかもしれませんが、そのぶんモニタリングにもリスニングにも “ちょうどいい心地よさ” があります。
MAPro1000 Drop の音質
個人的音質イメージはこちらです。
高い解像度はそのままに、よりキレのあるサウンドへ
MAPro1000 Drop も、まず「解像度の高さ」はしっかりと健在しています。細かなシンセ・エフェクトなどもしっかりと捉え、音数の多いトラックでも1音1音が潰れずに聴き取れます。そのうえで、MAPro1000 II と比べると音の輪郭がグッと濃く、はっきりと描かれるようになりました。音のエッジが強まり、スピード感・キレの良さが増した印象です。
疾走感のあるテンポの良い鳴り
全体としては、MAPro1000 Ⅱ よりも“疾走感”が強くなっています。立ち上がりが速く、アタックも明瞭なので、テンポの速いEDMやロックでも置いていかれることなく、小気味よくビートを刻んでくれます。タイトで切れ味のある鳴り方になったことで、リズム隊のグルーヴ感がより前に出てきて、ノリ良く楽しめるチューニングです。ただし Maestraudio らしく、少しの滑らかさ余韻は残っています。
低域のトッピングで程よい迫力アップ
チューニングの一番の変化は低域です。MAPro1000 Drop では低域がほんの少し盛り上がり、全体として迫力が増したように感じます。とはいえ、過剰にブーミーになったり荒々しくなることはなく、 Maestraudio らしくあくまで“少しトッピングされた”くらいの上品な変化です。キックは存在感が増し、ドラム全体も前に出てくることで、リズムの芯がハッキリとしました。一方で、そのぶん高域の伸びは MAPro1000 Ⅱ よりも少し控えめになった印象で、煌びやかさよりも土台の厚みを優先したようです。
広い空間はそのまま、重心は下へ
音場の広さは引き続き健在で、左右方向の広がりと見通しの良さは MAPro1000 Ⅱ 譲りです。ただし重心はやや下方向に移動したように感じられ、低域の沈み込みや“下への深さ”が増しました。その代わり、上方向の高さや抜け感は少し抑えめになり、全体としては落ち着いた、地に足の着いたサウンドステージになっています。広さは保ちつつ、下から包み込まれるような空間という印象です。
まとめ EDM だけでなくゲーム用途にもマッチ
公式には「EDM特化」とありますが、この低域の押しと輪郭の強さはゲーム用途にも良いですね。足音や環境音などの細かな効果音は高い解像度のおかげでしっかり聴き分けられつつ、効果音のインパクトもしっかりあります。(筆者は DEATH STRANDING 2 で試しましたが、サムの声や大地を踏みしめる足音、フィールドの空気感をバッチリ感じ取れ、あの世界に没入できました。)音の方向もつかみやすいので、音で情報を取りたいタイトルでも有用でしょう。EDMやクラブミュージックを軸にしつつ、ゲーム用の有線イヤホンとしても活躍できる、守備範囲の広い「Drop」だと感じました。
MAPro1000, ACTIVO VOLCANO との比較
前作 MAPro1000、MAPro1000 Bluish Snow、価格の近い ACTIVO VOLCANO との比較です。

| Maestraudio MAPro1000 II | Maestraudio MAPro1000 Bluish Snow | Maestraudio MAPro1000 Drop | Maestraudio MAPro1000 | ACTIVO VOLCANO | |
|---|---|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | ハイブリット型 ・10mm径グラフェンコートダイナミックドライバー ・5.8mm径RST(Reactive Sympathetic Tweeter) | ハイブリッド型 10mm径グラフェンコートダイナミックドライバー×1 5.8mm径RST(Reactive Sympathetic Tweeter)×1 | 1DD + 1RST / 2ドライバー(片側) | ハイブリッド型 10mm径グラフェンコートダイナミックドライバー×1 5.8mm径RST(Reactive Sympathetic Tweeter)×1 | 8mm径ダイナミックドライバー×1基 6mm径ダイナミックドライバー×2基 |
| インピーダンス | 22Ω | 22Ω | 22Ω | 22Ω | 16Ω |
| 音圧感度 | 111 dB SPL/mW | 111dB | 106 dB SPL/mW | 111dB | 100dB |
| 再生周波数帯域 | 20Hz ~ 40,000Hz | 20Hz ~ 40KHz | 15Hz ~ 40KHz | 20Hz~40KHz | 20Hz – 20kHz |
| 参考価格(e☆イヤホン 2025/11/15現在) | ¥11,880 税込 | ¥12,870 税込 | ¥12,870 税込 | ¥12,870 税込 | ¥11,880 税込 |
これらの相対的な音質イメージはこちらです。
MAPro1000 よりも MAPro1000 Ⅱ, MAPro1000 Drop どちらも荒さがなく、艶と滑らさをより感じられました。解像度・分離感は前作も十分高かったですが、今作はそれらが少し高まりつつも、それに加えて情感が増し、よりエモーショナルに感じました。改めて前作を聴くと、素直ではあるものの、淡々として味気なさを感じます。
MAPro1000 Bluish Snow は高域の伸びがこの中では印象的です。中・高域の伸びが顕著で明るく・煌びやかです。 MAPro1000 Ⅱ, MAPro1000 Drop はそれよりかはともに高域の伸びが少し控えめかなと思いました。また、MAPro1000 Bluish Snow は(この中では)音の粒が鋭く、よりエッジの効いています。ですが安定して聞きやすいのは MAPro1000 Ⅱ ですね。
ACTIVO VOLCANO はやはり別のものなのでサウンドも違った傾向です。低域はしっかりと厚いですがボヤッとはせずに十分なキレもあります。低音の厚みや迫力はこの中では ACTIVO VOLCANO が1番ですがよりタイトでスピーディなのは MAPro1000 Drop です。解像度・正確さも MAPro1000 シリーズの方がより丁寧に感じました。APro1000 Ⅱ, MAPro1000 Drop ともに滑らかで耳馴染みが良いです。
MAPro1000 II におすすめイヤーピース・リケーブル
装着感を高めつつよりさらにストレートに音を聴くイヤーピース・リケーブル例です。
イヤーピースは AZLA SednaEarfit ORIGIN にしました。軸が長めで先の方は薄い構造になっているので遮音性を高めつつ圧迫感は抑えられています。イヤホンの音をストレートに余すことなく伝えてくれます。付属のイヤーピースだとイマイチハマらない方にもおすすめです。
リケーブルはまずは MAPro1000 Cable 4.4 がおすすめです。付属のケーブルと同じ使用感でバランス接続ができます。

MAPro1000 Drop におすすめイヤーピース・リケーブル
こちらはより低音をしっかりとキレよく楽しめるようなイヤーピース・リケーブル例です。
イヤーピースは ELETECH BAROQUE stage にしました。快適なフィット感に加え、低域をよりしっかりと広く臨場感を高めてくれます。
リケーブルは SoundsGood Anthracite にしました。筆者の中ではお気に入りのケーブルです。グラフェン素材でキレ・疾走感を高めてくれます。MAPro1000 Drop が持つキレにピッタリです。

まとめ
Maestraudio MAPro1000 II / MAPro1000 Drop どちらも前作からの進化と深化が感じられ、 Maestraudio らしさも継承されたイヤホンでした。モニタリング・リスニング・ゲームとあらゆる場面でお勧めです。どちらかでもぜひ一度お試しください。
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