こんにちは ! 今回は先日購入した有線イヤホン ZiiGaat x HBB:Arcadia のレビューです。ZiiGaat のイヤホンのレビューは本サイトでは初めてです。他メーカーともコラボしているHBB氏とのコラボということで話題になっています。ビジュアルとサウンドは期待以上のものでした。最後までぜひご覧ください。
今回比較しているイヤホンはこちらです。
ZiiGaat x HBB:Arcadia おすすめポイント

- QZiiGaat x HBB:Arcadia のおすすめポイントは ?
- A
- ゴールドとエメラルド色を用いた美麗なフェイスプレート
- 深く濃くうねる低音、鋭い高音、高い解像度と分離感、余韻控えめでスピーディ
- リケーブル対応(0.78mm 2Pin)
ZiiGaat x HBB:Arcadia 製品情報
・世界的オーディオレビュアー「HBB」とのコラボレーションモデル
ZiiGaatは、世界的なHi-Fiオーディオインフルエンサーであり、YouTubeチャンネル「Bad Guy Good Audio Reviews」を運営するHBB(Hawaii Bad Boy)とのコラボレーションにより、ZiiGaat × HBB: Arcadiaを開発しました。HBB氏は、IEM(インイヤーモニター)およびヘッドホンに関する深い知識とレビュー実績を持ち、その鋭い洞察力をもとに、本製品のチューニングと設計に貢献しています。・ハイブリッド構成による高品質ドライバーシステム
ZiiGaat × HBB: Arcadiaは、1基のダイナミックドライバーと2基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを搭載したハイブリッド型IEMです。米国Knowles社製の高性能BAドライバー、ED 29689(フルレンジ)およびRAD 33518(超高域用ツイーター)を採用。29689はIEM業界のスタンダードとも言えるドライバーで、自然で基準に忠実な中音域と、ボーカルや楽器に優れた明瞭度をもたらします。RAD 33518は、Knowles社が近年開発した超高域専用ドライバーで、繊細なディテールや煌びやかな高音表現に優れています。・10mm トポロジーダイナミックドライバー搭載
低域を担うのは、独自に設計・開発した10mmダイナミックドライバー。「トポロジーダイアフラム」を採用し、ナノ粒子を分散配置することで振動板表面に独特な地形的パターンを形成。これにより、設計意図に沿った音の分散が可能になり、スピード感とインパクトのある低音再生を実現しつつ、余韻も適切にコントロールされています。・リファレンスクラスの完璧な音響バランス
ZiiGaat × HBB: Arcadiaは、現代のリファレンスサウンドを忠実に再現すべくチューニングが施されています。200Hzで美しく減衰する8dBの力強いサブベースにより、明瞭かつフラットな中音域を実現。音源本来の意図を忠実に再現することで、プロのミュージシャンや音響エンジニアにも最適なスタジオモニタークオリティを提供します。高域は人間の聴覚特性に合わせて自然にチューニングされており、滑らかで伸びやかな減衰を伴う高音が特徴です。Knowles社の超高域ツイーターにより、開放感のある空気感と高い解像度を両立。ZiiGaat × HBB: Arcadiaは、プロフェッショナルやこだわりのオーディオファンに向けた、まさにリファレンスクラスのサウンドを誇るIEMです。ナイコム株式会社 https://knicom.co.jp/product/arcadia/ より
ドライバー構成 (1DD+2BA)
10mm トポロジー振動板ダイナミックドライバー×1基
Knowles 29689 バランスドアーマチュアドライバー × 1基(中音域)
Knowles 33518 バランスドアーマチュアドライバー × 1基(高音域)周波数特性 20 – 23,000Hz 感度 106dB /1mW (1KHz) インピーダンス 12Ω @1K Hz
ギャラリー

内容物はこちらです。
- 本体
- ケーブル
- イヤーピース 3サイズx1種 + 1サイズx1種
- ケース
標準的・シンプルな構成です。ケースもコンパクトです。

イヤーピースは2種付属しています。
- シリコンタイプ : 背は高め、口径は大きい、軸は硬め、質感はサラサラ
- フォームタイプ : 背は高め、口径は大きい、軸は硬め、質感はペタペタ
フォームタイプも付属しているのは有線イヤホンでは少ない方です。1サイズ・1ペアだけですがより装着感と遮音性を高めることができます。シリコンタイプも背が高く個人的には使いやすいタイプです。

ケーブルは 0.78mm 2Pin – 3.5mm の黒いケーブルです。(もう少し太い方が安心ですが)細めで柔らかく使い勝手は問題ありません。本体が派手な分、ケーブルはシンプルな黒で引き締まります。

こちらが本体です。フェイスプレートがなんと鮮やかなゴールドとエメラルド色です。この粒の配置は個体ごとに異なるのでそれぞれが唯一のフェイスプレートです。

本体はブラックでクールなデザインです。後ろのナンバーも個体ごとに異なるのでシリアルナンバーでしょうか。樹脂製でツルツルとした質感です。イヤホンの中では太め・大きめです。重さはそれほどなく、5g(片側本体のみ)でした。

ケーブル接続はフラットな0.78mm 2Pinです。

実際に装着するとこのようになります。フェイスプレートが鮮やかなのでキラリとアクセントになります。本体が大きめですので飛び出しはややあります。
レビュー
装着感
しっかりとフィットして遮音性が高いです。イヤーピースは小さめでも後に書く低音がしっかりと響きます。ただし(私は耳が大きめですが)圧迫感はありますね。耳が小さめな方、イヤホンはコンパクトな方がいい、軽い装着感を求める方にはおすすめできないかと思います。そうでなければ問題なく、没入感高く楽しむことができます。
音質
(SONY NW-WM1AM2 で再生。イヤーピース・ケーブルは付属のものを使用。)

個人的音質イメージはこちらです。
深く濃厚な低音と鋭さを備えた高音・高い解像度と分離感・余韻控えめでスピーディな音粒が印象的です。
まずは低音が印象的です。深く、濃く、うねるような重厚さが特徴的です。ドラムやベースがどっしりとした存在感で全体を支えます。ややブーミー気味に感じる場面もありますが、厚みとパワーをもたらし、ロック・ラウド系との相性は抜群です。よくライブに行きますがそこで体感するようなベース・ドラムの圧を感じることができます。
高音、特にシンバル・ハイハットなどの金物の鋭さとキレも際立ちます。低音がメインに来るのでその後ろではありますが、埋もれることなくしっかりと細やかに聴かせてくれます。刺さるとかは全くないのでその点は安心して聴くことができます。
一方、ボーカルはその他の低音と高音よりかは引き気味に感じました。こちらも埋もれることなくしっかりと聴くことができます。ですのでボーカルをはっきりと、近く、メインに聴きたいといったことにはおすすめできないですね。あくまでも強調せずに自然なバランスという印象です。低音が強く、低めの声とは相性が良く、深く力強く聴くことができます。
全体的に解像度が高く、音粒の輪郭もややはっきりとしています。キレがありつつも刺さらないです。余韻も少なめでタイトにスピーディなタイプです。テンポの速い曲、アタック感重視の曲も明確に鳴らしてくれます。分離感高く、モニタリング的に聴くことができます。
空間の広がりはあまり感じず、過度に広げず標準的、ありのままを鳴らすような印象です。それよりかは”下に深く”ですね。もう少し広がりがあった方が好みで、ここもまた空間の広さを求める方には向かないです。
HBB氏とのコラボによるイヤホンは低音の厚み・高音の鋭さ・解像度とスピード感が揃ったイヤホンです。音楽そのもののダイナミズムをストレートに感じさせてくれる、そういったイヤホンですね。
final A5000, AZLA NOIR BLANCとの比較
今回は価格に近いこの2つとの比較です。

| ZiiGaat x HBB:Arcadia | final A5000 | AZLA NOIR BLANC | |
|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | (1DD + 2BA) 10mm トポロジー振動板ダイナミックドライバー×1基 Knowles 29689 バランスドアーマチュアドライバー × 1基(中⾳域) Knowles 33518 バランスドアーマチュアドライバー × 1基(⾼⾳域) | ダイナミック型 f-Core DU | ハイブリッド型 3BA+1DD / 4ドライバー(片側) |
| インピーダンス | 12Ω | 18Ω | 11Ω(±10%@1KHz) |
| 音圧感度 | 106dB | 100dB/mw | 108 dB SPL/mW(@1KHz) |
| 再生周波数帯域 | 20 ‒ 23,000Hz | メーカー情報なし | 10 – 20,000 Hz |
| 参考価格(e☆イヤホン 2025/06/29現在) | ¥34,100 税込 | ¥32,800 税込 | ¥33,000 税込 |
ドライバー構成としては 1DD+2BA(ZiiGaat x HBB:Arcadia)、1DD(final A5000)、1DD+3BA(AZLA
NOIR BLANC)とそれぞれ異なります。
ZiiGaat x HBB:Arcadia vs final A5000
過度な余韻がなく、どちらも分離感高い、スッキリとした雰囲気であることは共通しています。その中でも A5000 の方がより音の輪郭がはっきりとして解像度が高く、それでいて低音が強くはなくフラットなバランスです。Arcadiaも解像度高いですが、A5000の方が粒だちがよく音の輪郭がはっきりと感じられ、デジタルっぽさも感じます。一方、Arcadiaはそれよりかは音の輪郭に丸みがあり、自然な立ち上がり下がりです。また、やはり迫力もArcadiaの方が断然あり、ノリよく聴くことができます。分析的に、粒の細やかさを優先するならA5000、リスニングとして迫力を優先するならArcadiaといったところでしょうか。
ZiiGaat x HBB:Arcadia vs AZLA NOIR BLANC
どちらも共通して余韻は少なめでスピーディ、解像度と分離感が高いです。音の印象やバランスは異なり、Arcadiaの方がより全体的に圧があり、低音は強く濃いです。NOIR BLANC はそれよりかはボーカルがやや近く、低音は少なめです。よりフラットで万能な印象であり、Arcadiaの後に聴くと薄味に感じます。ロックやEDMとなると Arcadia の方が楽しいですが、それ以外だと NOIR BLANC の方がより丁寧に美しく聴かせてくれます。ジャンルによって相性が異なり、好みによりますが、基本Arcadiaの方が楽しく聴けます。しっとりと聴きたいケースも含めると NOIR BLANC の方が使いやすいです。
おすすめイヤーピース・リケーブル
低域をタイトにしつつ、音に広がりを加えるようなイヤーピース・リケーブルです。
イヤーピースは オーディオテクニカ AT-ER500 にしました。人肌で変形するアブソートマーという素材を採用したイヤーピースです。スッと耳に寄り添うようにフィットしつつ、オーディオテクニカらしく低音に締まりをもたらしてくれます。Arcadia以外にも低音をより聴きたい時におすすめのイヤーピースです。
リケーブルは SoundsGood Ehecatl にしました。金メッキ7N単結晶銅+銀メッキ7N単結晶銅のケーブルです。中低域を高めつつ、音に立体感をもたらしてくれます。やや小さめだったArcadiaの空間に広がりをプラスしてくれます。Arcadia と色味がピッタリでもありますね。
Ehecatlを含む SoundsGood のケーブルについてはこちらも参考にどうぞ。

ZiiGaat x HBB:Arcadia まとめ
ビジュアルの美しさとは裏腹に力強い、ダイナミックなサウンドで楽しませてくれるイヤホンです。ZiiGaatは日本での流通はまだ始まったばかりで、今回のArcadia以外にもクオリティ高いイヤホンを続々とリリースされるでしょうから今後も楽しみです。ぜひ一度お試しください。
最後までご覧いただきありがとうございました。それではまた次の記事で !






