こんにちは ! 今回は先日購入した有線イヤホン final MAKE MOD 1.1 のレビューです。MAKE MODといえば前回 3.1 を購入・レビューしています。この1.1も同じシリーズですが試聴した音を忘れられず結局購入していました。果たしてどのような体験を提供してくれるのでしょうか。ぜひ最後までご覧ください。
今回比較しているイヤホンはこちらです。
本サイトでレビューしているその他の final製品はこちらです。

final MAKE MOD 1.1 おすすめポイント

- Qfinal MAKE MOD 1.1 の特徴は ?
- A
- 鏡面仕上げの美麗なステンレス筐体
- 角張ったデザインながらも装着感は軽く、長時間リスニングに対応
- 3BAによる透明感抜群の高解像度・高分離感サウンド
- 壁を感じさせない広大な空間
- リケーブル対応(MMCX)
final MAKE MOD 1.1 製品情報
フルステンレス筐体の高い剛性と抜群の装着性を兼ね備える
MAKEを「MOD」により新たな音質へ
華やかで透明感のある心地良いサウンドベースモデルをModifyする新プロジェクト「MOD」
MIM(Metal Injection Molding)によるステンレス筐体
ドライバー構成を活かした新しい音質設計
MAKE MOD1.1は、バランスドアーマチュア型ドライバーを高音用に1基、中低音用に2基、合計3基というドライバー構成を活かし、より華やかな響きと澄んだ音質が特長です。MMCXシルバーコートケーブル
カスタマイズしたかのような装着感
左右軸色違いのオリジナルイヤーピース
ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフック
final https://final-inc.com/products/make-mod1より
筐体 ステンレス / 鏡面仕上げ ドライバー バランスドアーマチュア型 コネクター MMCXコネクタ ケーブル シルバーコートケーブル 感度 105dB/mW インピーダンス 30Ω 質量 39g コード長 1.2m
前回の MAKE MOD 3.1 と同じく新「MOD」の第一弾としてリリースされた3つのうちの一つです。筐体の形状は同じですが、今回の 1.1 はバランスドアーマチュアドライバー3基のイヤホンです。
ギャラリー

内容物はこちらです。
- 本体
- イヤーピース TYPE E 5サイズ(LL/L/M/S/SS)
- シルバーコートケーブル(MMCX)
- イヤーフック(TYPE A)
- シリコン製ケース
- MMCX着脱用シリコンシート
MAKE MOD 3.1 と同様、finalイヤホンお馴染みの標準的なセットです。MMCXというだけあって着脱用のシートも付属しています。(使わなくても着脱は可能です。)

イヤーピースも前回同様、定番の final TYPE E 5サイズです。程よいサイズ感と程よいしっとり加減で使いやすいイヤーピースです。(イヤーピースケースが付属していないのは残念。)

ケーブルは前回と異なり、シルバーコートケーブルになりました。こちらも単体で販売されています。スーパーコンピューター「京(kei)」用のケーブル開発・製造をしている潤工社とで共同開発されたものです。やや硬めで癖が強めですが、細く使いやすいです。

こちらが本体です。全面鏡面仕上げのステンレスでピッカピッカです。MIMという、”金属微粉末とバインダーを混ぜ、樹脂のように金型で成形した後、高温で焼結し、形状を整える方法”で整形された本体は曲線と直線が入り混じる、幾何学的で無機質なデザインです。クールで所有欲を満たしてくれます。

ノズルまでを含む全体がステンレス製ですので指紋や傷は目立ちます。取り扱いには注意が必要です。
この素材ですので重さはそこそこ感じます。測ると 8g(片側本体のみ)でした。

ケーブル接続はMMCXです。他社のMMCXケーブルでもリケーブルできます。

実際に耳につけるとこのように見えます。やはり鏡面仕上げの本体は映えますね。ただしサイズはコンパクトですので耳にスッと収まり飛び出しも少ないです。
レビュー
装着感
MAKE MOD 3.1 同様、やはり見た目の形状からは案外装着感は良好です。finalらしく、ピタッと密着はしないものの少ない接点で安定した、絶妙な装着感です。より密着するイヤホン(qdc FRONTIER など)よりかは遮音性と音漏れ耐性は若干劣りますが十分没入できます。軽い装着感で、長時間聴いていられます。
音質

音質イメージはこちらです。
底から上までとにかくクリアです。帯域全体で解像度・分離感が非常に高く、曇りのない素直な描写です。
高い解像度・透明感
微小な音や細かな立ち上がり・立ち下がりまで見通せる高い解像度が印象的です。1音1音の輪郭は非常にクッキリ・シャープで、全体的に透明感がある、クリアなサウンドです。finalらしい、情報量の多い音です。
低域は控えめ
低音の量感は必要最低限と言ったところです。タイトで反応も早いですが、量・余韻は多くはありません。曲や好みによっては物足りない・迫力がないと感じることもあるでしょう。ブーミーさは一切なく、前に出ることもないので全体的に見通しよく、軽やかな空間が広がります。
伸びやかで刺さらない中域・ボーカル・高域
その他の中域・ボーカルはクリアで抜けよく、量感もしっかりあります。細かな息遣いも明瞭です。高域も非常にのびのびとしていますが、刺さることはない、いい塩梅です。やはり女性ボーカルとの相性が抜群で、明るく瑞々しく聴かせてくれます。
広々とした空間・定位
クリアなサウンドの空間は左右・上下に壁を感じにくく、ともかく広々とした見通しの良い空間になっています。定位感もよく位置関係が掴みやすいです。軽い装着感も相まって、小さなイヤホンで聴いているにも関わらず広大な空間に包まれるようなリスニング体験をもたらしてくれます。
くっきりとして華やかな音粒
音の粒は余韻は短めでキレキレです。エッジはくっきりとしており、分離感も高いです。しかし鋭すぎて痛々しいことはなく、少しの艶も感じられる、華やかな美音です。finalらしく1音1音を実直に鳴らしているように感じました。その分、好みによっては薄味だとか、味気ないだとか感じることも思います。ある程度ならイヤーピースやケーブルで変化は出せますが、重厚なサウンドが好みなら別の方が良いかもしれません。
まとめ
クリアさ・解像度・分離・広がりが特徴的な、BA3基を活かしたストレートなサウンドです。スピーディで見通しの良いサウンドが好きな方にはバッチリなイヤホンですね。
MAKE MOD 3.1 / A6000 / 水月雨(MOONDROP) TAGO STUDIO x MOONDROP Harmon-SP との比較
今回は、同じ final のイヤホン2つと、価格の近い Harmon-SP との比較です。

| final MAKE MOD 1.1 | final MAKE MOD 3.1 | final A6000 | 水月雨(MOONDROP) TAGO STUDIO x MOONDROP Harmon-SP | |
|---|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | バランスドアーマチュア型 (3基) | ダイナミック型 | ダイナミック型(f-Core DU) | 10mmAl-Mg 合金複合振動板·中高音域ドライバー 10mm 水平対向低音域ドライバーx2 |
| インピーダンス | 30Ω | 18Ω | 18Ω | 7.5Ω+15%(@1kHz) |
| 音圧感度 | 105dB/mW | 88dB/mW | 101dB | 119dB/Vrms(@1kHz) |
| 再生周波数帯域 | メーカー情報なし | メーカー情報なし | メーカー情報なし | 9Hz-60kHz |
| 参考価格(e☆イヤホン 2025/09/20現在) | ¥52,800 税込 | ¥19,800 税込 | ¥57,740 税込 | ¥49,500 税込 |
ドライバー構成はそれぞれ、3BA・1DD・1DD・3DD と異なります。MAKE MOD 3.1 だけ価格が低いですが、同じ MAKE MODシリーズということで比較しています。
vs MAKE MOD 3.1
MAKE MOD 1.1 と 3.1 とでは傾向・雰囲気が大きく異なります。3.1 は音粒の周りとふわっとした余韻が纏われ、輪郭も滑らかでナチュラルなサウンドです。低音もどっしりと厚く広く安定した迫力があります。
MAKE MOD 1.1 はそれとは正反対です。余韻は少なく、輪郭もクッキリはっきりとしてナチュラルに対してデジタルな印象です。キレがありスピーディです。細やかさはこちらの方が上ですね。
価格が倍以上違う2つですが、1.1が上位ということではなく、方向性が違います。ですので 1.1 よりも 3.1 の方が好みだという声もあります。3.1の方が価格的にも曲との相性的にも買いやすいとは思います。私自身は1.1の方が好みでした。
vs A6000
この2つは音の質感が似ています。1音1音の輪郭が濃くはっきりとしており、細かな音も漏れなく伝え、情報量が多いです。その中でもバランスと空気感が異なっています。A6000 は低音がしっかりと量があり安定していますが、高域の伸びや空間の広さは控えめです。余韻も若干ですがあり、情感が感じられます。自然さと解像度の高さのいいバランスです。
MAKE MOD 1.1 は低音は控えめで高域が上に伸びやかです。空間の広さもこちらの方が上に感じます。余韻も少なく、とにかくクリアですね。情感・自然さよりも高解像度・広がり・透明感がメインです。価格が近いだけあってクオリティは共に高水準ですが、ここもまた傾向が異なるので好みによるでしょう。
vs 水月雨(MOONDROP) TAGO STUDIO x MOONDROP Harmon-SP
メーカーも異なる2つですが価格は近く、解像度の高さは共通してあります。その中でも Harmon-SP は低音がまずはしっかりしており、かつ1音1音の余韻が程よくあります。輪郭もやや滑らかです。A6000同様、ナチュラルさと解像度の高さが魅力的です。こちらの方がより分離感が高く細かに聴き取れます。
やはり MAKE MOD 1.1 はさらに余韻が少なく、Harmon-SPの後に聴くとドライさが際立ちます。こちらの方が兎にも角にも曇りがなく、より空間は広大です。研ぎ澄まされた音の粒達ですね。この解像度と分離感の高さは個人的には好きですが Harmon-SP の方がいいナチュラルさで味わい深いのもわかります。
おすすめイヤーピース・リケーブル
今回はスピーディかつ広い空間を感じられるようなイヤーピース・リケーブル例です。
イヤーピースは ELETECH BAROQUE stage が好みでした。ELETECH BAROQUE は本サイトでも何度もおすすめに挙げていたイヤーピースですが、その後にリリースされたのが BAROQUE stage です。独自の素材で素早い立ち上がり・タイトな低音・クリアで伸びやかな高域・広い空間表現が特徴的です。MAKE MOD 1.1 の伸びる高域と空間の広さをさらに引き出してくれます。
リケーブルは 付属と同じ シルバーコートケーブル 4.4mm という選択肢もありますがイヤーピース同様、あえて他社のものを挙げると、SoundsGood Anthracite が好みにぴったりでした。グラフェンコート高純度単結晶銅のケーブルでキレよくスピーディなサウンドが特徴的です。MAKE MOD 1.1 の控えめな低域を少し高めつつ、全体をキレよく聴かせてくれます。

final MAKE MOD 1.1 まとめ
- Qfinal MAKE MOD 1.1 の特徴は ?
- A
- 鏡面仕上げの美麗なステンレス筐体
- 角張ったデザインながらも装着感は軽く、長時間リスニングに対応
- 3BAによる透明感抜群の高解像度・高分離感サウンド
- 壁を感じさせない広大な空間
- リケーブル対応(MMCX)
ビジュアルもサウンドも美麗で煌びやかな、極まったイヤホンと思います。finalらしい、BAらしい、とにかくクリアで高解像度サウンドが好みな方、そうでない方にも一度一度聴いてみてほしいです。ぜひ一度お試しください。
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