こんにちは ! 今回は、先日購入した有線イヤホン final MAKE MOD 3.1 のレビューです。名前にある”MOD” は final が新たに始めたプロジェクトで、ベースとなるモデルを”Modify” し新たな可能性を引き出すプロジェクトです。今回はその中の一つ、MAKE MOD 3.1 を購入・レビューしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
この次に同じ MAKE MODシリーズの 1.1 も購入・レビューしています。
今回比較しているイヤホンはこちらです。
本サイトでレビューしている final 製品はこちらです。

final MAKE MOD 3.1 おすすめポイント

- Qfinal MAKE MODE 3.1 の特徴は?
- A
- 角張ったデザインながらも装着感は軽く、長時間リスニングに対応
- 厚み・丸みのある音粒で耳馴染みの良いナチュラルなサウンド
- しっかりとした低音で全体を支える安定感のある音質
- 広がりのある音場で、左右の定位感が明確
- リケーブル対応(MMCX)
final MAKE MOD 3.1 製品情報
ベースモデルをModifyする新プロジェクト「MOD」
「MOD(モッド)」は、ベースとなるモデルを「Modify(モディファイ=改造)」し、新たな可能性を引き出すプロジェクトです。
finalが研究開発した最新の音質設計を最短で製品に盛り込むことにより、これまでのfinalとはひと味違う、多種多様なサウンドを製品化していきます。MIM(Metal Injection Molding)によるステンレス筐体
ドライバー構成を活かした新しい音質設計
MAKE MOD3.1は、ダイナミック型ドライバー1基の構成を活かし、厚みのある滑らかなサウンドと高い明瞭度と歯切れの良いタイトさを感じられます。MMCX OFCブラックケーブル
カスタマイズしたかのような装着感
左右軸色違いのオリジナルイヤーピース
ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフック
final https://final-inc.com/products/make-mod3 より
筐体 ステンレス / マットブラック仕上 ドライバー ダイナミック型 コネクター MMCXコネクタ ケーブル OFCブラックケーブル 感度 88dB/mW インピーダンス 18Ω 質量 34g コード長 1.2m
新しいシリーズ、MODシリーズの第一弾としてリリースされたのが MAKE MOD 1.1/2.1/3.1 の3つです。今回の 3.1 はこの中でも一番価格が低いもので、ダイナミックドライバー1基構成です。
ギャラリー

内容物はこちらです。
- 本体
- イヤーピース TYPE E 5サイズ(LL/L/M/S/SS)
- OFCブラックケーブル
- イヤーフック(TYPE A)
- シリコン製ケース
- MMCX着脱用シリコンシート
付属品は final イヤホンお馴染みのものが並んでいます。これだけあれば十分充実しています。MMCXというだけあって着脱用のシートも付属しています。(使わなくても着脱は可能です。)

イヤーピースは final お馴染みの TYPE E 5サイズです。単体でも販売されている、定番のイヤーピースです。(イヤーピースケースが付属していないのは残念ですが。)

ケーブルも final お馴染みのブラックOFCケーブルです。MMCX -3.5mm の細くしなやかなケーブルです。

こちらが本体です。MIM(Metal Injection Molding)という、”金属微粉末とバインダーを混ぜ、樹脂のように金型で成形した後、高温で焼結し、形状を整える方法”によるステンレス筐体です。ステンレスだけれでもブラックのマットな質感は高級感抜群です。無機質で幾何学的なデザインはかっこいいですね。

本体のサイズは小さめですがステンレス製というだけあって重みは感じられます。測ると 8g(片側本体のみ)でした。

接続は MMCX です。

装着するとこのようになります。小ぶりな本体は耳にすっぽり収まります。角張ったデザインですが案外フィットします。イヤーフックも付属していますが、画像のようにつけなくても装着できます。
レビュー
装着感
先にも書いたように角張ったデザインですが、実際に装着してみると案外、耳にフィットします。完全な密閉感というわけではないものの、その分圧迫感が少なく、長時間の使用でも耳が疲れにくいと感じました。
ピタッとフィットするモデルではないので遮音性と音漏れ対策はやや控えめですが、その分、圧迫感は低いのがいいポイントです。音質的にも抜けよく聴くことが出来ます。本体はそこそこ重いはずですが耳につけるとそこまで重くは感じず、長時間つけやすいですね。
音量
のちの比較でもわかるように、音圧感度が他よりも低めです。それもあってか再生する際に音量をいつもよりさらに上げる必要がありました。(いつもより2、3割増し) 再生するのに少しパワーが必要という点だけ注意が必要です。
音質

音質イメージはこちらです。
全体的な印象
全体的に丸みのある音で、耳馴染みが非常に良いのが特徴です。過度な主張や刺激がなく、長時間聴いていても疲れにくいサウンドですね。しかし、解像度・分離感が低いということもなく、finalらしく細かに1音1音はしっかりと捉えられているようです。より鋭い輪郭のイヤホン(e.x. AAW Z02)と比べると分離感やスピード感は劣りますが、十分な解像度・分離感です。
低音濃いめで満遍なく聴かせるバランス
基本的には大きな偏りのないバランスに感じましたが、その中でもやや低域が厚く濃く感じられます。低音は量感はほどほどで、ドンドンと響くような主張の強いものではなく、じわっと広がるような印象です。この低音がしっかりと支えてくれ、安定感をもたらしてくれています。
ボーカルも高域ももれなく
先にも書いたように強調された感じはなく、ボーカルは低音と同じかやや後ろ目に感じました。他のイヤホンであるようなボーカルをメインにという感じではなく、楽器とボーカルどちらもバランスよく、音楽全体を楽しむのに適しています。高域は柔らかく、シンバル・ハイハットの音も耳障りがなく自然です。
広めの音場
音場は比較的左右に広めに感じました。低域は下で厚く広がり、中・高域も定位感よく聴くことが出来ます。ただし上下にはそこまで伸びはないかなと思います。低音が下に深くとか、高音が上の伸びやかだとかはそこまで特異に感じませんでした。
何にでも使いやすい
このバランスと耳馴染みの良さはどのジャンルでも気持ちよく楽しく聴くことができると思います。十分な解像度と迫力です。ただし音数が多いとどうしても若干のごちゃつき・混濁を感じるので音数は少ない方が相性が良いですね。派手さはないものの、使いやすいです。
Agasound Sublimation / qdc FRONTIERとの比較
今回は価格の近いこれらとの比較です。

| 機種名 | final MAKE MODE 3.1 | Agasound Sublimation | qdc FRONTIER |
|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | ダイナミック型 | φ10mmセラミックコート振動板ダイナミックドライバー | BA型(カスタマイズドBAシングルフルレンジ) |
| インピーダンス | 18Ω | 19Ω | 52Ω |
| 音圧感度 | 88dB/mW | 128dB | 106 dB SPL/mW |
| 再生周波数帯域 | メーカー情報なし | 20-20,000Hz | 10 – 30,000 Hz |
| 参考価格(e☆イヤホン 2025/09/14現在) | ¥19,800 税込 | ¥16,800 税込 | ¥17,820 税込 |
MAKE MOD 3.1, Sublimation は ダイナミックドライバー、FRONTIER だけ バランスドアーマチュアを採用したイヤホンです。先にも書いたように、MAKE MOD 3.1 は音圧感度が低いです。
vs Agasound Sublimation
ともにダイナミックドライバー1基のイヤホンですが、音の雰囲気には違いがあります。この2本を聴くと、Sublimation は全体的にタイトでキレがあり、より緩急がついているように感じます。よりドラムはスパッと、ボーカルもスッともたつかずに流れていきます。スッキリしていてよりスピーディです。
一方、MAKE MODE 3.1 はそれよりも全体的にとにかく滑らかで、音の周りにふわっとした空気感を感じます。アナログチックな暖かみを感じ、表情豊かとも言えます。音の細やかさ・分離感は Sublimation の方がありますが、よりナチュラルな響きは MAKE MODE 3.1 の方が豊かに感じられます。
vs qdc FRONTIER
こちらはドライバーも異なり、バランスドアーマチュア1基です。聴き比べるとバランスがまず異なり、FRONTIER は中域・高域をより色濃く感じ取れます。雰囲気も全体的に明るく、軽やか、伸びやかで MAKE MODE 3.1 とは対照的です。音粒も FRONTIER の方が鋭さがあり、くっきり・はっきりと感じられます。細やかに1音1音を捉えることが出来ます。
MAKE MODE 3.1 はそれよりも低域が厚く重く、重厚でどっしりとした雰囲気です。こちらもまた、音の分離感は FRONTIER よりも控えめですが滑らかなつながりは魅力的です。音の広がりも MAKE MOD 3.1 の方がより感じやすいです。味わい深い濃厚なリスニングを楽しむことが出来ます。
おすすめイヤーピース・リケーブル
イヤーピースは 同じ final の FUSION-G がよかったです。フォームタイプとシリコンタイプのいいとこ取りをした「超密度フォーム」で、圧迫感を高めず遮音性を高めてくれます。MAKE MOD 3.1 とでも程よくフィットしてくれます。
リケーブルは 同じ final のシルバーコートケーブルがまずはありますが、価格的には他のものをお勧めします。今回は SoundsGood Samael が好みでした。4N高純度OFC+銀メッキ単結晶銅のケーブルで”癖になる中低域表現”が特徴のケーブルです。リケーブルすることで低域・中域をより表情豊かに感じられました。

final MAKE MOD 3.1 まとめ
- Qfinal MAKE MODE 3.1 の特徴は?
- A
- 角張ったデザインながらも装着感は軽く、長時間リスニングに対応
- 厚み・丸みのある音粒で耳馴染みの良いナチュラルなサウンド
- しっかりとした低音で全体を支える安定感のある音質
- 広がりのある音場で、左右の定位感が明確
- リケーブル対応(MMCX)
2万円以下という価格でいいバランス・いいナチュラルさと思いました。濃密なサウンドが好みな方、長時間使えるものが欲しい方、ジャンル偏らず楽しみたい方、ぜひ一度お試しください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。それではまた次の記事で!よければSNSフォローもどうぞ。










