こんにちは ! 今回は有線ピヤホン4 のレビューを書いていきます。ピエール中野氏の手がけるピヤホンシリーズの最新作です。本サイトでは有線ピヤホン3、ピッドホン2 に続き3つ目になります。有線ピヤホン3 の次に出す 4 がどんなものなのか、筆者も購入して聴き込みました。ぜひ最後までご覧ください。
有線ピヤホン3、ピッドホン2 、のちに発売されたピヤホン7等、ピヤホンシリーズのレビューはこちら。
おすすめポイント
Hi-Unit 有線ピヤホン4 HSE-A5000PN-F
- 高解像度でクリア・キレのある・迫力のある音が楽しめる
- 本体は小さく・軽く・つけやすい
- 価格は抑えめ ¥6,380 税込 (eイヤホン 2024/01/18 現在)
製品情報
- 圧倒的なライブ感と巧妙なサウンドバランスを実現 ピエール中野 × FitEar の共同チューニングモデル【有線ピヤホン4】
- ダイナミック型ドライバーユニットが持つ長所と短所として、ワイドレンジで豊かな低音、プレゼンスのある中高域が得られる一方、どうしても耳につきやすい帯域において複数のピークが生じてしまいます。有線ピヤホン4では、必要最小限のフィルタリングを施すことによりこれらのピークを抑制し、より幅広い音楽ジャンルに対応できるチューニングとなっています。
Hi-Unit https://hi-unit.jp/blogs/products/hse-a5000pn-fitear より
ドライバーユニット 10 mm高磁力マグネット インピーダンス 16Ω 出力音圧レベル 96db 再生周波数帯域 20~20,000Hz 最大入力 5mW マイク 1ボタンリモコンマイク
有線ピヤホン4 は ピエール中野氏 と アーティストのイヤモニを数多く手がけている FitEar との共同チューニングということで話題です。
有線ピヤホン3 は最上位モデルということでしたが、今回は価格を抑えて手に取りすいモデルになっています。
ギャラリー
付属品はこちら。
- イヤホン
- イヤーピース (本体に付いているものも含めて 4サイズ)
- ケース
- クリップ
- 他、保証書
イヤホンはマイク付きなので 3.5mm 4極ジャックです。プレイヤー・PC・スマホ等の3.5mmジャックに刺せば使えます。
クリップは後述しますがタッチノイズ軽減にも役立ちます。ケースが付いているのは持ち運ぶにもありがたいですね。
本体はオールブラックでクールなデザイン。シンプルな見た目で小さく、普段使いしやすいです。
アルミ削り出しのハウジングなので触るとひんやりし、ちょっとした重みはあります。が、小さいので軽いです。
ケーブルにはマイク・リモコンボタンが付いています。接続先にもよりますが、こちらではMacで以下ができました。
- シングルタップで再生・一時停止
- ダブルタップで曲送り
- トリプルタップで曲戻し
- 長押しでSiri起動
クリップにはバイブス君。
レビュー
装着感
イヤホン本体はシンプルな形状なのでつけるのに手間取らず、パッとつけられます。軽く小さいので長時間でも疲れにくく、ストレスなくアクティブにつけていられます。本体自体がフィットする形状ではないので装着性はイヤーピース次第になりますね。本体が大きくフィットするイヤホンに比べると遮音性は下がりますが大きめのイヤーピースをつければ十分音楽に集中できます。音漏れも爆音でない限り大丈夫そうです。
こういったイヤホンの場合、タッチノイズが気になる場合もあります。が、付属のクリップとシュア掛けをすると軽減できます。シュア掛けするためにはイヤーフックがおすすめです。いろんなところから出ていますが、中でも final の イヤーフック TYPE B がロック付きで外れずおすすめです。
音質
パッと聞いてみると、おお、見た目シンプルなのにこんな音なるのか ! と驚きました。
まずは解像度の高さが第一印象です ! この見た目からは想像できない程に、非常にクリアで1音1音しっかりと鳴らしてくれます。クールでキレがあります。
バランスがよく、ローからハイまでしっかりと出ています。さらにいうと若干低域寄りで迫力があります。ベースの音はグッと沈みこみ下から支えるようで、高域も鋭く、刺さるまではいかず、十分に出ています。ギター・ベース・ドラムといったバンドの楽器音が映えますね。
ジャンルにこだわらず有線ピヤホン4 で音楽を楽しめますが、やはりロックがいいですね。アップテンポでもキレ良く楽しめるでしょう。
こういったシンプルな見た目のイヤホンは数あれど、いざ聞いてみると音のクオリティは凄まじく、ギャップがすごいですね。
(価格差があるので単純に比べるのはアレですが、) 有線ピヤホン3 と比べると、低域の沈みこみ・迫力は 有線ピヤホン3 の方が少し上で、より没入感の高い音楽が楽しめます。一方、全体のバランスとしては 今回の 4 の方がより整って疲れなく聞きやすいのかなと思いました。この 有線ピヤホン4 は 3 に比べると低価格ながら十分に迫るクオリティでよりライトに音楽と楽しめると思います。
カスタマイズ例
有線ピヤホン4はリケーブルできないため、イヤーピースだけが変えられる部分となります。付属のイヤーピースもフィット感と遮音性がよく十分にいいものです。
付属のものではフィットしない、もっと安定させたい、遮音性を高めたいといった場合は AZLA SednaEarfit Foamax がおすすめです。フォームタイプですが高域の減衰を抑えたものでバランスを壊さずに遮音性を高めてくれます。
よりクリアな音にしたいのであれば ELETECH BAROQUE が手持ちの中ではよかったです。迫力のある低域はキープしつつ、高域をよりクリアに聴くことができます。
そのほかのイヤーピースも以下で紹介しているので参考にご覧ください。
他のイヤホンと比べると ?
価格が近い、かつ低域よりのイヤホンで言うと ASHIDAVOX EA-HF1 が 思い浮かびます。
レビューはこちら。
有線ピヤホン4 | ASHIDAVOX EA-HF1 | |
ドライバー | 10mm高磁力マグネット | 15mm ダイナミック型 |
インピーダンス | 16Ω | 16Ω(at 1kHz/1mW) |
再生周波数帯域 | 20 ~ 20,000Hz | 5-40000Hz |
参考価格 (eイヤホン 2024/01/18 現在) | ¥6,380 税込 | ¥6,820 税込 |
この2つ、価格が近く、かつリケーブル非対応、そして低域寄りの迫力があるという点で似ていると思います。せっかくなので両方を聴き比べると
- 有線ピヤホン4 は解像度が高くクリアで、低域よりではあるがバランスよく高域まで見渡せる。迫力は EA-HF1 には劣るが十分。
- ASHIDAVOX EA-HF1 は 低域の出がよく、広く強く迫力がある。バランスは下の下よりで 高域は 有線ピヤホン4 の方がしっかり出ている。
といった印象でした。クリア・バランスの 有線ピヤホン4, 迫力とパワーの EA-HF1 といったように傾向は異なるので聞き比べてみてはいかがでしょうか。
まとめ
価格を抑え、見た目もシンプルクールでかっこいいですが音だけはガチガチの高クオリティなイヤホンです。是非とも、普段そんなにイヤホン変えないというあなたにも、イヤホン変えると音がこんなに変わって面白いということを実感してみてほしいです。もちろんロックファン・イヤホンファンの方も一度試してみてはいかがでしょうか。