Melody Wings Jupiter は木製からインスピレーションを得た有線イヤホンです。10mm チタニウムプレーテッドダイナミックドライバ、2色から選べる美しいバーチ材ステーブルウッドフェイスプレート、USB-C接続で気軽にスマートフォンやPCで楽しめるのが特徴的です。前作 Melody Wings Venus に続く第2作で、より低価格で手に取りやすくなりました。
本記事では実際に購入した筆者が内容物・外観・装着感・音質のレビュー、水月雨(MOONDROP) Aria 2・qdc FRONTIER との違い、おすすめのイヤーピース・リケーブルについて記載しています。
Melody Wings Jupiter まとめ

- QMelody Wings Jupiter はどんなイヤホン?
- A
- ウッドフェイスプレートは大人な雰囲気を演出してくれる
- コンパクトで耳によくフィットし快適な装着感
- 長めのしなやかなケーブルは作業にももってこい
- クリアで明るく開放感あるサウンド
- 解像度と分離感高く細かなニュアンスも逃さない
- 高音の伸びと低音のアタック感が程よく心地よい
- 耳元のコントローラで音量調整や再生/一時停止が簡単にできる
- マイクも内蔵されているので通話やオンライン会議にも便利
- リケーブルで見た目、音質、接続先を変えて楽しめる
- 向いている人
- スマートフォン、PCなどでもリスニングを気軽に楽しみたい人
- 明るく、クリアなサウンドが好きな人
- 長時間の装着でも快適さを求める人
- 向いていない人
- 重低音が好きな人
- しっとりとした音質が好きな人
- リケーブルせずにプレイヤーで使いたい人
今回比較しているイヤホンはこちらです。
本サイトでレビューしている Melody Wings 製品はこちらです。
Melody Wings Jupiter 製品情報
実りと繁栄が導くもの。思考と現実が映し出す輪郭。リラックスと安心。マッチングと融合の力。秘めた可能性、その解放。境界がほどけ、細部が息づく。
Melody Wings https://melodywings.jp/jupiter.html より
| ドライバー構成 | 10mm チタニウムプレーテッドダイナミックドライバ |
| インピーダンス | 32Ω |
| 音圧感度 | 102dB/mW @1kHz |
| 再生周波数帯域 | 20Hz ~ 20KHz |
| ケーブル接続 | USB-C(リケーブル対応 0.78mm 2Pin) |
| ケーブル仕様 | OFC銀メッキ線、長さ1.4m |
| カラーバリエーション | Storm Green / Fearless Black |
Jupiter は前作 Venus に続く第2作で、より手に取りやすい価格帯でありながら、USB-C接続でスマートフォンやPCで気軽に使える実用性も兼ね備えています。
ギャラリー
(Jupiter は Storm Green と Fearless Black の2色がありますが、今回は Storm Green を購入しました。)
内容物

内容物はこちらです。
- 本体
- USB-Cケーブル(0.78mm 2Pin、OFC銀メッキ線、1.4m)
- Balancedイヤチップ(S/M/L)各1ペア
- Vocalイヤチップ(S/M/L)各1ペア
- ダイアモンドパターンZipperケース
USB-Cケーブルが付属しているため、スマートフォンやPCに直接接続してすぐに使い始められます。イヤーピースは2種類×3サイズと充実しています。
付属イヤーピース

イヤーピースは Balanced タイプ(黒軸)(背は高め、穴は小さめ)と Vocal タイプ(黄軸)(背は低め、穴は大きめ)の2種類がそれぞれ3サイズ付属しています。自分の好みや楽曲に合わせて選べるのは嬉しいですね。
付属ケーブル

ケーブルは USB-C プラグを採用した OFC 銀メッキ線です。長さは 1.4m とやや長めで、デスク作業でも余裕があります。程よい太さで非常にしなやかなため、タッチノイズも少なく取り回しが良好です。耳元にはコントローラとマイクが内蔵されており、音量調整や再生/一時停止、通話やオンライン会議にも対応しています。
本体側は 0.78mm 2Pin 接続でリケーブルも可能です。DAPやアンプで使いたい場合はケーブルを交換することで幅広い環境で楽しめます。
本体

こちらが本体です。Storm Green のバーチ材ステーブルウッドフェイスプレートは、ツルツルとした表面の中に自然な木目が浮かび上がる美しいデザインです。もう一色の Fearless Black もシックで魅力的です。

シェル部分は透明度の高い樹脂製で、オールブラックのシンプルな見た目です。有線イヤホンとしてはややコンパクトなサイズ感で、厚みはややあるものの、耳にフィットする形状に設計されています。
重さは片側本体のみで 4g と非常に軽量です。長時間装着しても疲れにくい設計となっています。

ケーブル接続はフラットな 0.78mm 2Pin です。一般的なリケーブルに対応しており、カスタマイズしがいがあります。

実際に装着するとこのように見えます。コンパクトで耳からの飛び出しも少なめです。ウッドのフェイスプレートはシックな印象で、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
レビュー
装着感 : 軽量でストレスフリーな快適さ
フィット感は非常に良好です。程よく耳に収まり、軽い圧迫感で安定して装着できます。重量も片側 4g と軽量なため、長時間の使用でも疲れにくい設計です。
遮音性は高めです。外部のノイズをしっかりと遮断してくれるため、静かな環境はもちろん、多少騒がしい場所でも快適にリスニングを楽しめます。
ケーブルは程よい太さで非常にしなやかなため、タッチノイズも少なく使いやすいです。1.4m という長さもデスク作業や移動中の使用に十分な余裕があり、実用性が高いです。耳元のコントローラで音量調整や再生/一時停止が簡単にできるのも日常使いには嬉しいポイントです。
コンパクトなサイズ感と軽量設計、そして快適なフィット感により、長時間のリスニングでもストレスを感じさせない装着感を実現しています。
音質 : クリアで軽やかな開放感
試聴環境: Xperia 1 VI(USB-C直結)、リケーブル後は SONY NW-WM1AM2、宇多田ヒカル、iri、星野源、藤井風、King Gnu, ゲームサントラ などを試聴しました。
音質イメージグラフ
こちらが個人的音質イメージグラフです。
比較対象製品
周波数特性
音質評価
凡例
タイトでキレのある低域
低域はやや多めですが、深さや広がりはそこまでなく、タイトでキレがあります。ドラムのアタック感が心地よく、ベースラインも重すぎず程よく聴き取れます。量感としては控えめですが、必要十分な存在感があり、全体を支えています。
低音の質としては軽めですので、重たい低音を求める方には物足りないかもしれません。ですがこのタイトさとキレの良さが、全体のスピード感やリズム感を損なわずに、軽やかなサウンドにしてくれています。
クリアで明るいボーカル・中域
ボーカルはクリアで伸びが良く、明るい印象です。他の帯域と同じくらいのバランスで、特別に強調されているわけではありませんが、遠くはなく適度な距離感で聴けます。
宇多田ヒカルの繊細な歌声、iriや星野源の表現力豊かなボーカルも、(近くはないものの)それぞれの良さをしっかりと表現してくれます。声の輪郭が明瞭ではっきりと聴き取れるため、ボーカルメインの楽曲でもしっかりと楽しめます。
伸びやかで開放感ある高域
高域はやや強めで、クリアに伸びていきます。シンバルやハイハットの音がきらびやかに響き、他の帯域よりも広がりを感じます。ギリギリ刺さらない程度の明瞭さで、人によってはシンバルやハイハットに若干の棘を感じるかもしれませんが、煌びやかで開放的なサウンドが好きな方にはおすすめできます。
高域の伸びの良さが、全体的な抜けの良さと見晴らしの良さに貢献しており、クリアで軽やかな印象を強めています。
高解像度で分離感も良好
解像度は高く、細かな音も聴き取れます。分離感もやや高めで、楽曲の構造を把握しやすいです。ボーカル、ギター、ドラム、ベースそれぞれの位置関係が明確で、複雑な楽曲でも聴き疲れしません。
音の質感としては、低域・中域・ボーカルは滑らかで、高域はやや硬めです。この組み合わせが、全体のクリアさと軽やかさを強調しています。
やや広めの音場と良好な定位感
音場はやや広めで、特に高域の広がりが顕著です。低域は控えめですが、中域から高域にかけては広がりがあり、抜けよく気持ち良いサウンドです。定位感も良好で、各楽器の位置が明確に感じられます。
ライブ音源や複数の楽器が重なる楽曲でも、それぞれの音が適切に配置されており、立体的なサウンドステージを体験できます。ただし先に書いたように低音が控えめですのでライブの空気感を楽しみたい方には物足りないかもしれません。
幅広いジャンルに対応
相性の良いジャンルは、ポップス、ロック、ジャズ、クラシックなど幅広く対応します。特に、アコースティック楽器が際立つ楽曲でその特徴が活かされます。
一方、重低音が強調されるヒップホップやエレクトロニックミュージックなどでは、低域の控えめな特性が物足りなく感じることがあるかもしれません。
まとめ : クリアで軽やかな見晴らしの良いサウンド
全体の音のバランスは、中域・高域がやや強めで低域はやや控えめです。低域はタイトでキレ良く、中域・高域はクリアで伸びやかです。特に高域の伸びの良さが印象的で、開放感と見晴らしの良さを生み出しています。
解像度と分離感の高さ、そしてクリアで明るいサウンドが特徴的で、音楽を軽やかに気持ちよく楽しめるイヤホンです。気分を上げてくれる、まさに寄り添ってくれる相棒と言えるでしょう。
水月雨(MOONDROP) Aria 2 / qdc FRONTIER との比較
今回は同価格帯の水月雨(MOONDROP) Aria 2 と qdc FRONTIER との比較です。

| Melody Wings Jupiter | 水月雨(MOONDROP) Aria 2 | qdc FRONTIER | |
|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | 10mm チタニウムプレーテッドダイナミックドライバ | 特許構造ダイナミック TiNセラミックドーム 複合振動板 | BA型(カスタマイズドBAシングルフルレンジ) |
| インピーダンス | 32Ω | 33Ω±15%(@1kHz) | 52Ω |
| 音圧感度 | 102dB | 122dB/Vrms (@1kHz) | 106 dB SPL/mW |
| 再生周波数帯域 | 20Hz ~ 20KHz | 16Hz-22,000Hz (IEC61094,Free Field) | 10 – 30,000 Hz |
| ケーブル接続 | USB-C(リケーブル対応 0.78mm 2Pin) | 3.5mm/4.4mmプラグ (リケーブル対応 0.78mm 2Pin) | 3.5mm (リケーブル対応 0.78mm 2Pin) |
| 参考価格(e☆イヤホン)(価格は変動することがあります) | ¥15,800 税込 | ¥15,300 税込(2026/03/10まで¥13,000税込) | ¥16,821 税込 |
価格帯がほぼ同じ3製品ですが、ドライバー構成や音質傾向は異なります。
vs 水月雨(MOONDROP) Aria 2
装着感では Jupiter の方がストレスなく長時間装着しやすいです。どちらも快適ですが、Jupiter は片側 4g と軽量で、コンパクトなシェル形状がより耳に馴染みます。Aria 2 もフィット感は良好ですが、若干の重量感を感じます。長時間のリスニングセッションでは Jupiter の軽さが際立ちます。
音質面では明確な違いがあります。Jupiter はクリアで見晴らしが良く、低音が控えめでスッキリとした軽やかな印象です。高域の伸びが特に良く、開放的で抜けの良いサウンドが特徴です。一方、Aria 2 は全体的に音が濃く、特に低音の量感と深さが際立ちます。Jupiter が軽快に駆け抜けるようなサウンドなのに対し、Aria 2 はじっくりと包み込むようなリッチで濃厚なサウンドです。
解像度はどちらも高いですが、Jupiter の方が分離感に優れ、各楽器のパートが明確に聴き分けられます。音場感は Aria 2 の方が広く感じられ、特に高域の広がりが顕著です。Aria 2 は音が濃く広がっている印象で、より濃密な音楽体験を提供します。
付属のケーブルも大きな違いです。Jupiter は USB-C 接続でスマートフォンやPCに直接繋げる手軽さが魅力ですが、Aria 2 は 3.5mm/4.4mm の両対応で、DAPやアンプでの使用を重視する方には便利ですね。
価格も近いため、選択の決め手は好みです。軽やかに明るく、開放的に楽しみたい方は Jupiter、じっくりと濃厚に味わいたい方、低音の存在感を求める方は Aria 2 が向いていると思います。
vs qdc FRONTIER
装着感では Jupiter の方が快適です。FRONTIER も装着感は決して悪くありませんが、ピタッと密着するシェルはやや圧迫感があります。Jupiter はより軽量で耳への負担が少なく、長時間装着でも疲れにくいですね。
音質傾向は両者で異なります。どちらも解像度が高くクリアなサウンドですが、Jupiter の方が見晴らしの良さと開放感で勝ります。高域の伸びやかさと広がりは Jupiter が一歩上で、より明るく軽やかな印象を与えます。FRONTIER は解像度の高さが際立ちますが、音場感はやや狭めで、Jupiter ほどの開放感はありません。
低域の表現も異なります。Jupiter はタイトでキレのある軽めの低音ですが、FRONTIER はそれよりかはより濃く存在感のある低音を鳴らします。ドラムやベースの質感は FRONTIER の方がリッチですが、Jupiter のタイトな低音の方がスピード感とリズムの刻みが明確です。
ボーカルは両者ともクリアですが、FRONTIER の方がやや近く感じられ、Jupiter は適度な距離感で自然に聴けます。Jupiter は全体のバランスを重視した鳴らし方、FRONTIER は細部まで聴きやすいという印象です。
また、付属のケーブルが Jupiter は USB-C 接続、FRONTIER は 3.5mm 接続というのもまた大きな違いです。リケーブルをするならどちらも可能ですがその前では使用環境によってどちらがいいかは変わってきます。
明るく軽やかで開放的なサウンドを求める方、スマートフォンやPCでの使用を重視する方は Jupiter、解像度の高さと濃密なサウンド、DAPでのリスニングを重視する方は FRONTIER がおすすめです。
Melody Wings Jupiter におすすめのイヤーピース・リケーブル
Jupiter の持ち味をさらに引き出すイヤーピースとリケーブルをご紹介します。
イヤーピース: SpinFit NEO
SpinFit NEO は先端が曲がるという特殊構造を持つイヤーピースです。この構造により、より耳にストレスなくフィットしてくれます。装着感が向上するだけでなく、ダイレクトに音を伝えてくれるため、Jupiter のクリアさと解像度の高さがさらに際立ちます。
付属のイヤーピースでも十分に快適ですが、さらなるフィット感と音質の向上を求める方には SpinFit NEO がおすすめです。
リケーブル: SoundsGood Eidos
DAPやアンプで使う場合のリケーブルとして、SoundsGood Eidos をおすすめします。シックな見た目が Jupiter のウッドフェイスプレートによく合います。
音質面では、Jupiter のクリアさと軽やかさをさらに引き立ててくれます。高域の伸びやかさが増し、全体の透明感も向上します。Jupiter のポテンシャルを最大限に引き出したい方にぴったりのリケーブルです。

SoundsGood Eidos については、こちらの記事も参考にどうぞ。
Melody Wings Jupiter まとめ
- QMelody Wings Jupiter はどんなイヤホン?
- A
- ウッドフェイスプレートは大人な雰囲気を演出してくれる
- コンパクトで耳によくフィットし快適な装着感
- 長めのしなやかなケーブルは作業にももってこい
- クリアで明るく開放感あるサウンド
- 解像度と分離感高く細かなニュアンスも逃さない
- 高音の伸びと低音のアタック感が程よく心地よい
- 耳元のコントローラで音量調整や再生/一時停止が簡単にできる
- マイクも内蔵されているので通話やオンライン会議にも便利
- リケーブルで見た目、音質、接続先を変えて楽しめる
- 向いている人
- スマートフォン、PCなどでもリスニングを気軽に楽しみたい人
- 明るく、クリアなサウンドが好きな人
- 長時間の装着でも快適さを求める人
- 向いていない人
- 重低音が好きな人
- しっとりとした音質が好きな人
- リケーブルせずにプレイヤーで使いたい人
Melody Wings Jupiter は、クリアで軽やかな開放感あるサウンドが魅力的な有線イヤホンでした。高い解像度と分離感、そして明るく伸びやかな音質は、日々の音楽体験をより楽しいものにしてくれます。
USB-C接続でスマートフォンやPCに直接繋げる手軽さ、コントローラとマイクを備えた実用性の高さ、そして0.78mm 2Pinでリケーブルにも対応する拡張性と、価格以上の価値を提供してくれます。
バーチ材ステーブルウッドのフェイスプレートは、大人な雰囲気を演出しながらも派手すぎず、どんなシーンにもマッチします。軽量で快適な装着感も相まって、まさに気分を上げてくれる、寄り添ってくれる相棒です。
前作 Venus とはまた違った魅力を持ち、より手に取りやすい価格帯で登場した Jupiter をぜひ一度お試しください。
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