NUARL NX1 Chapter2 は日本のオーディオブランド NUARL が手掛けるシングルダイナミック型の有線イヤホンです。交換可能なノズル(オレンジ/グリーン各2サイズ)により音質を自在に調整でき、スピーディでキレキレな高解像サウンドが特徴的です。NUARL初となる0.78mm 2pin接続を採用し、リケーブルにも対応しています。コンパクトなマグネシウム合金筐体で装着感も良好で、ロック・ポップス・EDMなど現代的な楽曲との相性が抜群です。
本記事では約1週間試聴した筆者が、内容物・外観・装着感・音質のレビュー、同ブランドの NUARL Overture・水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA・AAW Z06 との違い、おすすめのイヤーピース・リケーブルについて記載しています。
今回はこちらの企画に当選いたしまして、エム・ティ・アイ株式会社様より提供いただきました。ありがとうございます。
【製品モニター募集のお知らせ】 NUARLの情熱が結実した「第二章」を体感せよ。
— NUARL® (@nuarl_com) February 18, 2026
こだわりのフルレンジ・シングルダイナミックドライバー。5軸CNC切削のマグネシウム筐体。 100時間エージング済みの純度。 2pinリケーブル対応の自由。『NX1… pic.twitter.com/MbpEfCAT1q
NUARL NX1 Chapter2 まとめ

- QNUARL NX1 Chapter2 はどんな有線イヤホン?
- A
- シングルダイナミック型(φ10mm)の高解像度有線イヤホン
- 交換ノズル4種で音質調整可能(8dBの低域変化)
- スピーディでキレキレな高解像度サウンド
- コンパクトなマグネシウム合金筐体で装着感良好、高い遮音性
- 高域の伸びと分離感が特徴的
- NUARL初の0.78mm 2Pin採用でリケーブル対応
- 全品100時間エージング済みで出荷
- 向いている人
- ロック、ポップス、EDM、アニソン、ボカロなど現代的な楽曲を楽しみたい方
- スピーディでキレのある音が好きな方
- ノズル交換で低域を調整したい方
- 向いていない人
- ゆったり・しっとり・滑らかに聴きたい方
- バラード、ジャズ、クラシックをメインに聴く方
今回比較しているイヤホンはこちらです。
NUARL Overture も購入していたものです。こちらものちにレビュー投稿予定です。
NUARL NX1 Chapter2 製品情報
Chapter2 はご好評をいただいた NX1 シリーズに、さらに磨きを掛けてリビルドしたピュアオーディオイヤホンです。独自のφ10mmフルレンジ・シングルドライバーをアップデートし、トリプルチャンバー構造のマグネシウム筐体にデュアルETL仕様のHDSSと共に搭載。さらにノズルの取り換えやリケーブル用の接続端子を2pin仕様に変更したことで、よりカスタマイズがしやすくなりました。
φ10mmカーボンナノチューブ複合振動板の器材硬度を高めることで、超高域で起こる周波数特性の乱れを改善。7NグレードのOCC(単結晶状高純度無酸素銅線)を使用したボイスコイルと強力なデュアルネオジムマグネット磁気回路との組み合わせにより高精細なサウンドを奏でます。
https://nuarl.com/nx1c2/ より
項目 仕様 構成 シングルダイナミック型ドライバー搭載Hi-Res有線イヤホン ドライバー φ10mm 単層カーボンナノチューブ振動板+7N OCCボイスコイル採用ダイナミック型フルレンジ “NUARL DRIVER”[N10]v5X² 筐体 マグネシウム合金 テクノロジー トリプルチャンバー / デュアルETL HDSS 再生周波数帯域 10〜40,000Hz インピーダンス 16Ω 音圧感度 108dB±3dB/1mW 最大許容入力 10mW ケーブル 銀メッキ7N OCC 8線撚り ケーブル長 130cm プラグ φ4.4mmバランス接続ストレート型金メッキ5極プラグ / 0.78mmピッチ2pin端子 質量 53g(ケーブル含む) カラー サンドブラック 参考価格 ¥49,500(税込)
NUARL NX1 Chapter2 の最大の特徴は、NUARL有線イヤホン共通規格のInterchangeable Nozzle仕様を採用し、2段階の音調ノズルを長短2種類付属していることです。これにより500Hz以下の低音の量感や音の定位感を選択することが可能です。オレンジとグリーンのノズルでは低域の量感に約8dBの差があり、長軸と短軸では空間表現が微調整されます。
筐体には軽量でありながら剛性が高く素材の付帯音が少ないマグネシウム合金を採用。5軸CNC切削加工により鋳造や鍛造では出来ない複雑な曲線の組み合わせにすることで、筐体内部での共鳴を抑制しながらも持ちやすい独自のデザインも施しています。
もう一つの大きな特徴は、NUARL初となる0.78mm 2pin接続の採用です。イヤホン側のケーブル接続端子にはIEM 2pin(0.78mm)互換のコネクターを採用し、これまでのNUARL製品とは異なり、多彩な線種の市販リケーブルもご利用いただけるようになりました。これによりカスタマイズの幅が大きく広がり、より自由度の高い音作りが可能になっています。
付属のケーブルには、上位モデルである「Overture」と同じφ0.6mm 7×7芯銀メッキ銅線を採用。4.4mmバランス接続対応で信頼性の高いストレートタイプのプラグは、微細な振動による断線を防ぎ音楽プレーヤーを持ち歩いて使用する際にも最適です。
特筆すべきは、全品100時間のエージングを行い特性を安定化して出荷されていることです。これは他のメーカーではなかなか見られない徹底した品質管理で、購入後すぐに本来のポテンシャルを発揮できる状態で手に入れることができます。米国T.B.I社の特許技術「HDSS」の採用、第3世代ETL(Embedded Transmission Line)音響モジュールをデュアルで内蔵、真鍮製ノズルによる共振点の分散、日本製20%銀含PbフリーのSnAgCu(スズギンドウ)半田の使用など、細部まで徹底した音質への拘りが詰まった製品です。
さらにはトレードアップサービスもあったりと、他にはないユーザーに寄り添ったサービスも提供されているのも魅力的です。
ギャラリー
内容物


内容物はこちらです。
- NX1 Chapter2 本体
- φ4.4mmバランス5極プラグ・ステレオイヤホンケーブル
- φ3.5mmアンバランス⇔φ4.4バランス変換ケーブル
- ケーブルクリップx1
- 音調ノズル(短2種、長2種 ※各ノズルホルダー付)
- Block Ear+7抗菌シリコンイヤーピース(L/ML/MS/S)
- Block Ear+6N抗菌シリコンイヤーピース(L/ML/MS/S)
- ユーザーズガイド(日本語、英語、中国語)
交換ノズルが4種類も付属しており、音質のカスタマイズ性が非常に高いのが特徴です。NUARLらしい充実したパッケージ内容となっています。4.4mm, 3.5mm両方にも対応できます。
付属イヤーピース

付属のイヤーピースは2種類が用意されています。Block Ear+7抗菌シリコンイヤーピースとBlock Ear+6N抗菌シリコンイヤーピース、それぞれL/ML/MS/Sの4サイズ、合計8ペアという充実のラインナップです。
Block Ear+7は軸が長めのタイプで、より深い装着感を得られます。Block Ear+6Nは軸が短めで、浅めの装着が好みの方に適しています。どちらも抗菌仕様で衛生的に使用でき、適度な柔らかさで装着時の安定性と快適性を両立しています。遮音性も高めです。
7と6Nという2種類の軸の長さと、4サイズの組み合わせで、幅広い耳の形状に対応できるのは非常に嬉しいポイントです。
付属ケーブル

付属のケーブルは、上位モデル「Overture」と同じ銀メッキ7N OCC 8線撚りという高品質な仕様です。
さらに、φ3.5mmアンバランス⇔φ4.4mmバランス変換ケーブルも付属しているため、4.4mmバランス接続と3.5mmシングルエンド接続の両方に対応できます。お使いのDAPやアンプの端子に合わせて柔軟に使い分けられるのは便利です。
ケーブルはやや硬めな印象ですが、タッチノイズも少ないため、日常使いでストレスを感じません。ケーブルクリップも付属しており、取り回しの良さにも配慮されています。
本体・交換ノズル

こちらが本体です。ゼンハイザーのIEシリーズに似た、角丸長方形のマグネシウム合金製のコンパクトな筐体で、耳への収まりが良い形状に設計されています。サンドブラックのカラーは落ち着いた雰囲気で、プロダクトデザイナーにAkihiro Momozaki(by BATTLES DESIGN)を起用したデザインは、気品や重厚さを持たせつつシンプルですね。

片側の重量は多少ありますが(測ると 8g(片側 本体+ノズルのみ)でした)、フィット感が良いため装着時の重さはあまり気になりません。5軸CNC切削加工により複雑な曲線の組み合わせで仕上げられた筐体は、内部での共鳴を抑制しながらも持ちやすい独自のデザインです。マットな質感で、指紋も目立ちにくいのもGoodです。

最大の特徴である交換ノズルシステムは、工具なしで簡単に交換可能です。音調ノズルは短2種、長2種の合計4種類が付属し、各ノズルにはノズルホルダーも付いているため管理も容易です。長さで色が違いますが、どちらも同じ真鍮製です。この手のノズル交換できるイヤホンは過去他にもありましたが、ノズル以外にホールキャップまで付いているのは初めてでした。
(のちのレビューで詳しく記載しますが)オレンジノズルはタイトで締まった低域、グリーンノズルは厚みのある重厚な低域を提供します。長軸と短軸では空間表現が微妙に変化し、合計4パターンの音質調整が楽しめます。500Hz以下の低音の量感や音の定位感を、楽曲やジャンルに応じて最適化できます。

ケーブル接続は0.78mm 2Pinで、多彩な市販ケーブルでのリケーブルにも対応しています。NUARLのイヤホンとしては初の2pin仕様となり、カスタマイズの幅が大きく広がりました。
装着時

実際に装着すると、コンパクトな筐体が耳にピタッと収まります。遮音性が高く、外部の音をしっかりと遮断してくれるため、音楽に没入できます。
レビュー
装着感 : ピタッとハマり、長時間でも快適
NUARL NX1 Chapter2 はコンパクトな筐体で耳への収まりが非常に良く、ピタッとハマる装着感が特徴です。実際の重量は多少ありますが、フィット感が良いため装着時の重さはあまり気になりません。遮音性も高めで、外部の音をしっかりと遮断し、音楽に集中できる環境を作ってくれます。
qdc FRONTIER(レビュー) のような極めて密着度の高いイヤホンほどのフィット感ではありませんが、その分圧迫感も少なく、長時間装着していても疲れにくいバランスの良い装着感です。適度なフィット感と快適性を両立しており、日常使いから集中的な試聴まで幅広く対応できます。
音質 : ノズル交換で変幻するスピーディサウンド
試聴環境: SONY NW-WM1AM2、ジャンル:J-POP、ロック、EDM、アニソン、ボカロなど
音質イメージグラフ
こちらが個人的音質イメージグラフです(オレンジ長軸ノズル使用時)。低域はややタイト、中域はフラット、高域が伸びやかな傾向を示しています。
比較対象製品
周波数特性
音質評価
凡例
高解像度でスピーディ、情報量豊富なサウンド(オレンジ長軸ノズル)
まずはオレンジ長軸ノズルから試聴しました。第一印象は、上から下まで解像度・分離感が非常に高く、スピーディで情報量が多いということです。音源にある全ての音の粒を露わにするような表現力で、音の輪郭が非常にはっきりとしています。
低域は広がらずにタイトに締まっており、よく聴くとなかなかに深いところまで出ていますが重たくはなく、スピーディです。この塩梅がちょうどよく、重すぎずにリズムを支えてくれます。中域・ボーカルは特別に前に出ているわけではなく、他の帯域と同じ位置で肩を並べていますが、埋もれることなくしっかりと存在感があります。
キレキレの高域、ギリギリを攻めた伸び
高域が本機の個人的な最大の特徴で、非常に解像度・分離感が高く、キレキレです。かなり上までしっかりと伸びており、ギリギリを攻めた伸びやかさです。例えば SCANDAL などを聴くとシンバル・ハイハット・ボーカルがキレッキレで、音の輪郭がはっきりと描かれます。曲や人の好みによっては刺さりや刺々しさが気になる場合もあるでしょう。低めのボーカルの方が落ち着いてじっくりと聴きやすい印象です。
音の輪郭は全体を通してはっきりしており、余韻も少なめで兎にも角にもスピーディです。空間の広がりは低域はコンパクトに、中・高域が左右へ、上へと広がっています。
ゆったりよりもテンポ良く、現代的な楽曲に最適
このスピーディでキレキレな音質から、ゆったり・しっとり・滑らかに聴きたいといったケースにはあまり向いていません。バラード、ジャズ、クラシックなどはあまり得意ではないでしょう。一方、スピーディでキレキレな音が好きな人にはとても刺さると思います。ロック、ポップス、EDM、アニソン、ボカロ等、現代的な楽曲とは特に相性が抜群です。
グリーン長軸ノズル : 一気に重厚なサウンドへ変貌
これがグリーン長軸ノズルに変えると、思いのほかガラッと印象が変わります。低域が厚めになり、オレンジでは中域と同じくらいだった低域が、それよりもドシっと重く、存在感が大幅に増しました。
オレンジ軸ではおとなしかった低域が、厚く重く広がり、一気に重厚感が出ました。その結果、目立っていた高域の存在感はやや抑えられ、全体的に重厚なサウンドになりました。これなら低音好きにも刺さると思います。ただし、これもまたなかなかの重厚さなので、これはこれで重すぎるという人もいるでしょう。それくらいの重厚感が好きな人にはとても響くサウンドだと思います。
短軸ノズル : 微調整で空間に余裕
さらに短軸ノズルにすると、少し空間に余裕が出たような、やや広めの空間に感じられます。長軸と短軸の差は軸の色の違いほど大きくはなく、微調整程度の変化ですが、好みに応じて選択できるのはいいですね。
まとめ : 高解像度・高分離感・ノズル交換で8dBの変化、楽曲に応じて最適化
NUARL NX1 Chapter2 の音質は、スピーディでキレキレな高解像度サウンドが最大の魅力です。特に高域の伸びと分離感は素晴らしく、現代的な楽曲を気持ちよく聴かせてくれます。オレンジノズルではタイトでスピーディな低域、グリーンノズルでは重厚で存在感のある低域と、約8dBの変化により全く異なるキャラクターを楽しめます。このスピーディさをベースに楽曲のジャンルや気分に応じて音質を調整できるのは、本機ならではの良さと思いました。
NUARL NX1 Chapter2 と NUARL Overture / 水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA / AAW Z06 との比較
今回は同ブランドの上位機種 NUARL Overture と、販売価格の近い水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA、AAW Z06 との比較です。
NUARL Overture も後にレビュー投稿予定です。

| NUARL NX1 Chapter2 | NUARL Overture | 水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA | AAW Z06 | |
|---|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | ダイナミック型フルレンジ“NUARLDRIVER[N10]v5X2”、φ10mm単層カーボンナノチューブ振動板、7NOCCボイスコイル、デュアルネオジムマグネット磁気回路採用 | φ10mmDLC振動板+7NOCCボイスコイル+ダブルネオジムマグネット磁気回路採用ダイナミック型フルレンジ“NUARL DRIVER[N10]v6” | 片側:3way 2DD + 4BA | 6 Driver Hybrid Architecture 2 × Isobaric Woofer 4×Balanced Armature Driver(2 Woofer | 2 Mid-Range | 2 super-High ) |
| インピーダンス | 16Ω | 16Ω | 11.5Ω±15% (@1kHz) | 12Ω@1Khz |
| 音圧感度 | 108dB±3dB/1mW | 105dB±3dB/1mW | 122dB/Vrms (@1kHz) | 110dB SPL@1Khz |
| 再生周波数帯域 | 10〜40,000Hz | 10〜40,000Hz | 20~20,000Hz | 10Hz~40Khz |
| ケーブル接続 | 0.78mm 2Pin | Pentaconn Ear | 0.78mm 2Pin | 0.78mm 2Pin |
| 交換ノズル | 2種4本(8dB差) | 4種4本(+3dBずつ) | なし | なし |
| 特徴 | スピーディでキレキレ | 滑らかで丁寧 | J-POP向けチューニング | 芳醇で迫力あるサウンド |
| 参考価格(e☆イヤホン)(価格は変動することがあります) | ¥49,500 税込 | ¥66,000 税込 | ¥53,100 税込 | ¥48,400 税込 |
いずれも高解像度なサウンドが特徴ですが、音の傾向とノズルシステムに違いがあります。また、Overtureのみ、ケーブル接続が Pentaconn Ear です。
相対的に音質の特徴を表したグラフです。
比較対象製品
周波数特性
音質評価
凡例
vs NUARL Overture : 微調整か大胆な変化か
同ブランドの上位機種 NUARL Overture と比べると、Overture の方がより荒さがなくやや滑らかで聴きやすい印象です。かといって情報量・解像度が損なわれているわけではなく、より上質な印象です。一方、分離感・音のキレ・スピーディさでは NX1 Chapter2 の方が上です。全体的な印象として、スピーディでキレキレな NX1 Chapter2 に対して、Overture はやや滑らかで聴きやすく、丁寧で整っているという違いがあります。さすが価格が上なだけはあります。
低域の量感も大きな違いです。基本的には NX1 Chapter2 の方が低域の量感が多めです。Overture もノズルによって低域に変化を出せますが、Overture の一番低域が出るブラックノズルでも、その低域の量・厚みは NX1 Chapter2 のグリーンノズルには及びません。
ノズルシステムの違いも特徴的です。Overture には4つのノズルが付属しており、+3dBずつ低音が増える微調整タイプです。一方、NX1 Chapter2 には2種類のノズルで8dBの差があり、より大きな変化を楽しめます。Overture は微調整を楽しむタイプ、NX1 Chapter2 は大胆な変化を楽しむタイプと言えるでしょう。
また、Overture の高域は NX1 Chapter2 と比べると伸びがやや抑えめですが、その分刺さりを気にせず安心して聴けます。スピーディでキレキレな音が好きな方や、ノズル交換で大きな変化を楽しみたい方には NX1 Chapter2 が刺さるでしょう。丁寧で整っていて聴きやすい音が好きな方、微調整を繊細に楽しみたい方には Overture がおすすめです。
vs 水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA : ボーカル重視か全体バランスか
水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA と比べると、NUARL NX1 Chapter2 は全体的にスピーディでキレキレな印象で、解像度・分離感もより高く感じます。
低域の量・厚みは NX1 Chapter2 オレンジノズル < Blessing3 AQUA < NX1 Chapter2 グリーンノズルという関係です。NX1 Chapter2 オレンジは Blessing3 AQUA よりも控えめでタイトでスピーディ、グリーンは Blessing3 AQUA よりも重厚で存在感があります。Blessing3 AQUA はちょうど中間くらいのバランスです。
もう一つの大きな違いは中域・ボーカルの位置です。Blessing3 AQUA は J-POP を意識したチューニングということもあり、中域・ボーカルがグッと前に出ている印象です。NX1 Chapter2 ではそこまで前に出ておらず、これは大きな違いでした。
高域の表現も異なります。Blessing3 AQUA の高域は滑らかで抜けが良く、NX1 Chapter2 はキレキレでスピーディです。全体的に、Blessing3 AQUA は中域・ボーカルが前に出ていて滑らかで抜けの良い高域、NX1 Chapter2 は全体的にスピーディでキレキレなサウンドという違いがあります。
スピーディでキレキレな音が好きな方には NX1 Chapter2 が、ボーカルをしっかりと聴きたい方や滑らかで聴きやすい音が好きな方には Blessing3 AQUA が向いているでしょう。
vs AAW Z06 : スピーディか芳醇か
AAW Z06 と比べると、NUARL NX1 Chapter2 はやはり全体的にスピーディでキレキレな印象です。解像度は同じくらいですが、分離感は NX1 Chapter2 の方が高く感じます。
一方、Z06 は全体的にやや滑らかで聴きやすい、芳醇な印象です。低域の量・厚みは NX1 Chapter2 オレンジ << Z06 = NX1 Chapter2 グリーンという関係で、Z06 は低域の量・厚みがかなりあります。
Z06 の方がふわっとした空気感があり、空間の広がりも感じられます。NX1 Chapter2 も空間の広がりはありますが、Z06 と比べるとややコンパクトな印象です。
全体的に、Z06 はやや滑らかで聴きやすい、芳醇な印象で、NX1 Chapter2 はスピーディでキレキレな印象という違いがあります。スピーディでキレキレな音が好きな方には NX1 Chapter2 が、やや滑らかで聴きやすい、濃い低域と芳醇な印象の音が好きな方には Z06 が向いているでしょう。
NUARL NX1 Chapter2 におすすめのイヤーピース・リケーブル
NUARL NX1 Chapter2 は付属のイヤーピースでも十分に楽しめますが、イヤーピースやリケーブルを変更することでさらに異なる表情を楽しめます。0.78mm 2Pinになったということで多くのケーブルでカスタマイズが可能です。今回はよりダイレクトに解像度を高め、オレンジ軸・グリーン軸それぞれの良さをさらに引き出すカスタマイズ例をご紹介します。
イヤーピース : Pentaconn COREIR -ペンタコン コレイル- AL ALLOY
イヤーピースは Pentaconn COREIR -ペンタコン コレイル- AL ALLOY にしました。アルミ合金のコアを内蔵した特殊なイヤーピースで、音質と装着感の両面で変化をもたらしてくれます。
軸が長めになるため密閉感はやや下がりますが、NX1 Chapter2 の本体がコンパクトなため問題なく装着できます。音質的には、よりダイレクトに、ソリッドに、解像度高く聴かせてくれます。全体的に荒さが抑えられ、整えられたような印象になります。特に高域の荒さが抑えられ、聴きやすくなりました。オレンジ軸でもグリーン軸でも、本機のスピーディでキレキレなサウンドをより洗練された形で楽しめるおすすめのイヤーピースです。
リケーブル1本目 : SoundsGood Nyx(オレンジ軸におすすめ)
リケーブルの1本目は SoundsGood Nyx 4.4mm バランスケーブルにしました。銀メッキ7N単結晶銅280本という高品質な素材で、グレーの本体にさらに妖艶な雰囲気を足してくれるビジュアルも魅力的です。
音質的には、バランスは大きく変えずに全体的にキレよく、メリハリのあるサウンドに変化します。アタック感を強め、音の立ち上がりと下りをよりはっきりとさせ、無音とのコントラストを強めてくれます。夜空への没入感を高めてくれるような音質変化です。
オレンジ軸のタイトでスピーディな低域に、さらにキレとメリハリを加えることで、よりエッジの効いたサウンドを楽しめます。

リケーブル2本目 : SoundsGood Anthracite(グリーン軸におすすめ)
リケーブルの2本目は SoundsGood Anthracite 4.4mm バランスケーブルにしました。グラフェンコート高純度単結晶銅616本という素材で、グレーの本体と同じグレーのケーブルがシックで落ち着いた雰囲気を作り出してくれます。
音質的には、全体をよりキレよくスピーディにまとめてくれます。特に低域をタイトにスピーディにまとめてくれるのが特徴です。グリーン軸の重厚で存在感のある低域を、さらに引き締めてくれます。
グリーン軸におすすめで、特に低音好きの方にはぴったりです。重厚な低域をしっかりと楽しみつつ、もたつかずにスピーディにまとめてくれるため、低域の量感とキレの両立を実現できます。EDMやロックなど、低域の存在感とスピード感の両方が求められる楽曲に最適です。

SoundsGood Nyx、Anthracite 他、SoundsGood のケーブルについてはこちらも参考にどうぞ。
NUARL NX1 Chapter2 まとめ
- QNUARL NX1 Chapter2 はどんな有線イヤホン?
- A
- シングルダイナミック型(φ10mm)の高解像度有線イヤホン
- 交換ノズル4種で音質調整可能(8dBの低域変化)
- スピーディでキレキレな高解像度サウンド
- コンパクトなマグネシウム合金筐体で装着感良好、高い遮音性
- 高域の伸びと分離感が特徴的
- NUARL初の0.78mm 2Pin採用でリケーブル対応
- 全品100時間エージング済みで出荷
- 向いている人
- ロック、ポップス、EDM、アニソン、ボカロなど現代的な楽曲を楽しみたい方
- スピーディでキレのある音が好きな方
- ノズル交換で低域を調整したい方
- 向いていない人
- ゆったり・しっとり・滑らかに聴きたい方
- バラード、ジャズ、クラシックをメインに聴く方
NUARL NX1 Chapter2 は、スピーディでキレキレな高解像度サウンドと、ノズル交換による大胆な音質調整が魅力のシングルダイナミック型有線イヤホンでした。特に高域の伸びと分離感は凄まじく、現代的な楽曲を気持ちよく聴かせてくれます。オレンジノズルとグリーンノズルで約8dBも低域が変化するため、楽曲やジャンルに応じて最適なサウンドを選択できるのも魅力的です。
NUARL初となる0.78mm 2pin採用により市販リケーブルも自由に楽しめ、全品100時間エージング済みで出荷されるなど、細部まで音質に拘った製品です。同ブランドの上位機種 Overture や、他ブランドの Blessing3 AQUA・AAW Z06 とも異なる個性を持っており、スピーディでキレのあるサウンドが好きな方にはぜひお試しいただきたい一本です。ノズル交換で大きな変化を楽しみたい方、ロック・ポップス・EDM・アニソン・など現代的な楽曲を主に聴く方には特におすすめです。
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