社会人ソフトエンジニア&オーオタ。
オーディオ沼に浸かり始めて数年。
解像度の高いイヤホンが特に好み。
聴く音楽はJ-POP・ロックが多め。
9mm Parabellum Bullet・King Gnu・宇多田ヒカル・福山雅治等々。iri Waver。
AVIOT ピヤホン10 TE-W2-PNK レビュー ピヤホン史上最強のやみつき生低音 | サク見レビュー

一聴して衝撃だったこの低音です。深く、生々しく、そして滑らか。歴代ピヤホンの中でも群を抜いた、まさにやみつきになる低音でした。
AVIOT ピヤホン10 (TE-W2-PNK) は、ベースモデルの AVIOT TE-W2 を凛として時雨のドラマー・ピエール中野氏が監修した、”ピヤホン” シリーズ第10弾となる完全ワイヤレスイヤホンです。24Kゴールドレイヤード振動板を採用した新ドライバー構成 “コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK”(10mmDD + 6mmDD) を搭載しています。
機能面も LDAC・アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング・3Dスペーシアルオーディオ・マルチポイント・ワイヤレス充電・装着検出と、日常使いに必要なものはひと通り揃った全部入りです。
本記事では実際に購入した筆者が10日間使用した上で、内容物・外観・使用感・装着感・音質のレビュー、前作にあたるピヤホン8 (AVIOT TE-W1-PNK)・audio-technica ATH-CKS50TW2 との比較、おすすめのイヤーピースについて記載しています。
ピヤホン10 (TE-W2-PNK) まとめ


- ピヤホン10 (AVIOT TE-W2-PNK) はどんなイヤホン?
-
- 深く生々しく、それでいて滑らかな “やみつき低域” が主役のサウンド
- 24Kゴールドレイヤード振動板 “コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK” (10mmDD + 6mmDD) を搭載
- ブラック×ゴールドに半分スケルトンを組み合わせたメカニックなデザイン
- ダックテール形状でカスタムIEMのようにピタッとフィットし、遮音性も高い
- LDAC・ANC/外音取り込み・3Dスペーシアルオーディオ・マルチポイント・ワイヤレス充電・装着検出を網羅
- イヤホン単体で最大約17時間、ケース併用で最大約52時間のロングスタミナ
- アプリが AVIOT Connect に刷新され、接続が安定して使いやすくなった
- 日高のり子氏・三石琴乃氏・悠木碧氏の声優ボイスガイダンスを搭載
- 向いている人
- ロック・EDM・ヒップホップ・メタル・ライブ音源を迫力たっぷりに楽しみたい方
- 重低音が体に響く感覚が好きな方
- 機能全部入りの完全ワイヤレスを求める方
- 向いていない人
- クラシックやジャズ、バラードを繊細でフラットに聴きたい方
- コンパクトで軽い装着感を求める方
今回比較しているイヤホンはこちらです。




本サイトでレビューしているピヤホン(PNK)シリーズはこちら。














ピヤホン10 (TE-W2-PNK) 製品情報
ピヤホンシリーズ第10弾となる”TE-W2-PNK”は、「音楽をもっと深く楽しめるイヤホン」を目指して開発。24Kゴールドレイヤード振動板を採用したドライバー構成”コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK”により、高域の滑らかさ・解像感と、やみつきになる低域を追求。ノイズキャンセリングや外音取り込みなど日常使いの機能も充実しています。
- 24Kゴールドレイヤード振動板搭載のドライバー構成”コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK”
- カスタムIEMでも使用される金属製ノズル採用
- フラッグシップモデルから受け継いだ”ダックテール”形状で優れた装着感
- LDAC™対応でワイヤレスでもハイレゾ音源を楽しめる
- 3Dスペーシアルオーディオ搭載でステージが広がるような臨場感
- アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング搭載
- イヤホン単体最大約17時間、チャージングケース併用で最大約52時間のロングスタミナ
- ワイヤレス充電対応、医療シリコン製イヤーピースを6サイズ同梱
- 上質な合成皮革のオリジナルセミハードケース付属
AVIOT https://aviot.jp/product/te-w2-pnk/ より
ドライバー コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK コアキシャルデュアルダイナミックドライバーシステム(10mmDD+6mmDD) 通話用内蔵マイク 高性能MEMSマイク×3(片側) バッテリー容量 イヤホン片耳 80mAh/チャージングケース 400mAh 最大通話時間 約8.5時間(通話時間は使用環境により変動) 最大連続再生時間 イヤホン単体 約17時間/チャージングケース併用時 約52時間(再生時間は使用環境により変動) イヤホン本体充電時間 約1.5時間 チャージングケース充電時間 約1.5時間(約10分の充電で最大60分再生可能な急速充電対応) 充電ポート USB Type-C 防水性能 IPX4相当(イヤホン本体のみ) Bluetooth version 5.3 マルチペアリング 8デバイス マルチポイント 2デバイス 対応コーデック AAC, SBC, LDAC 対応プロファイル A2DP, HFP, AVRCP 価格 ¥19,800 税込
(ベースモデル TE-W2 は ¥15,950 税込)
ドライバーは前作ピヤホン8 (TE-W1-PNK) と同じ 10mmDD + 6mmDD のコアキシャルデュアルダイナミック構成ですが、振動板に24Kゴールドレイヤードを採用した “コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK” へと進化しています。構成の数字だけ見ると同じですが、後述の通り実際に鳴らしてみるとサウンドの厚みと深さが明確に違います。
機能面は前作からほぼ据え置きで、LDAC・ANC・3Dスペーシアルオーディオ・マルチポイント(2台)・ワイヤレス充電・装着検出と全部入り。連続再生時間はイヤホン単体で約17時間、ケース併用で約52時間と、前作(約16時間/約50時間)からわずかに伸びています。
ベースモデル AVIOT TE-W2 との違い
ピヤホンシリーズは毎回、AVIOT の通常モデルをピエール中野氏が監修する形で作られています。ピヤホン10も同様で、ベースとなっているのは AVIOT TE-W2 です。
数値で表されるスペックは、両者で完全に一致しています。バッテリー容量(片耳80mAh / ケース400mAh)、連続再生時間(単体約17時間 / ケース併用約52時間)、充電時間(約1.5時間)、Bluetooth 5.3、対応コーデック(AAC / SBC / LDAC)、マルチポイント2台、IPX4相当の防水、MEMSマイク×3。ここには違いがありません。
違いはドライバーの中身にあります。
| ピヤホン10 AVIOT TE-W2-PNK | ベースモデル AVIOT TE-W2 | |
|---|---|---|
| ドライバーシステム | コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK | コアキシャル3Dシステム2.0 |
| 振動板 | 24Kゴールドレイヤード振動板 | DLC(ダイヤモンドライクカーボン)振動板 |
| 構成 | 10mmDD + 6mmDD | 10mmDD + 6mmDD |
同じ 10mmDD + 6mmDD のコアキシャルデュアルダイナミック構成ながら、振動板の素材そのものが別物です。DLC は硬く軽い素材で、一般に立ち上がりの速さやキレの良さに効くとされるもの。対してピヤホン10は金を重ねた24Kゴールドレイヤード振動板を採用し、さらに “for PNK” のチューニングが施されています。単なる名前違いの色替えモデルではなく、音の出口そのものを作り替えているわけですね。後述する低域の深さと生々しさは、ここから来ているのだと思います。
加えて、日高のり子氏・三石琴乃氏・悠木碧氏による声優ボイスガイダンスと、合成皮革のセミハードケースはピヤホン10のみで、ベースの TE-W2 には付きません。音の出口を作り替えた上に、ピヤホンならではの付加価値が乗っている、というのが両者の関係です。
なお、ベースの TE-W2 も公式サイトで “ULTRA DEEP BASS” を掲げています。低域を推すというコンセプト自体はピヤホン10だけのものではなく、TE-W2 の代から共通のようです。その方向性を、振動板を変えてまで突き詰めたのがピヤホン10、という位置づけになります。
ギャラリー
内容物


内容物はこちらです。
- イヤホン本体・チャージングケース
- イヤーピース6組(S-short / S-tall / M-short / M-tall / L-short / L-tall 各1ペア)
- カラビナ付きセミハードケース
- 充電用 USB Type-C to USB Type-C ケーブル(30cm)
- ユーザーマニュアル・QRカード・製品保証登録カード
ピヤホンシリーズらしく、付属品が充実しています。特に上質な合成皮革のセミハードケースはピヤホン10ならではで、本体をさらに保護しつつカラビナでバッグに引っ掛けられるので持ち運びに便利です。
付属イヤーピース


イヤーピースは医療シリコン製が6サイズ付属します。S/M/L それぞれに背の低い short と背の高い tall が用意されており、これだけあればまずぴったりくるサイズが見つかるはずです。筆者は L-tall がベストでした。
本体




本体はブラックのボディにゴールドの装飾が施され、メカニックな印象で非常にかっこいいです。そして半分がスケルトンというのが、これまたやたらとかっこいい。締まったブラックと中が覗けるクリア部分のコントラストが効いていて、ケースを開けるたびについ眺めてしまいます。
タッチセンサー部は反応が良く、タッチした瞬間に効果音が鳴るので操作できたかどうかがすぐ分かります。


形状はワイヤレスピヤホンお馴染みの “ダックテール” です。この出っ張りが耳のくぼみにはまることで、カスタムIEMのようにピタッと固定されます。ノズルもカスタムIEMで使われるような金属製です。
チャージングケース






チャージングケースは、これまでのピヤホンシリーズのものから表面が滑りにくくなりました。地味な変更点ですが、外で片手で開け閉めする場面が多いので、落としにくくなったのは非常ににありがたいです。
これは前作もそうですが、耳から外してそのままの向きでしまうことができるのも良いですね。
ケース裏にはピヤホンシリーズお馴染みのバイブス君もいます。
充電は USB Type-C に加えてワイヤレス充電にも対応しています。約10分の充電で最大60分再生できる急速充電もあります。
装着時


装着するとこのように見えます。ブラック×ゴールドのカラーリングが耳元で映えますが、悪目立ちもせず、良い存在感です。
ピヤホン8との外観比較


前作ピヤホン8と並べるとこのような感じです。ダックテール形状という基本的なシルエットは共通していますが、ピヤホン10はよりゴージャス感が増していますね。装着感も両者ともに優秀です。
AVIOT ピヤホン10 TE-W2-PNK レビュー
使用感 : タッチ操作も接続もそつなく快適
AVIOT Connect アプリ : ようやく接続が安定した












これまでの SOUND ME アプリから、新しい AVIOT Connect アプリへと変更されました。これが今作の地味ながら大きな改善点です。
正直に書くと、SOUND ME はなかなか繋がらなかったり動作が不安定だったりと惜しいところでした。AVIOT Connect ではその接続がすんなり安定し、普通に使えます。イコライザーや各種設定も問題なく操作でき、ようやくストレスなく使えるようになったなという印象です。
ノイズキャンセリング・外音取り込み : 音質を損なわずにノイズをカット
ノイズキャンセリング・外音取り込みはどちらも十分に実用的です。ANC は余計なホワイトノイズや圧迫感なしに、しっかりとノイズをカットしてくれます。外音取り込みも自然で、違和感なく周囲の音を聞き取れます。
特筆すべきは、ANC/外音取り込みをONにしても音質があまり損なわれないことです。イヤホンによってはANCをONにした途端に音が痩せたり低域が薄くなったりしますが、ピヤホン10はそういった破綻がありません。この価格帯としては十分に満足できる性能です。
タッチ操作・装着検出 : 誤操作が少なく分かりやすい
タッチ操作はタッチした瞬間に効果音(SE)が鳴るので、操作できたことがはっきり分かります。反応も良好で、誤操作も少ないです。
装着検出も搭載されており、耳から外せば自動的に音楽が停止し、耳に戻すと再生が再開されます。これがないワイヤレスイヤホンも多いので、一度慣れると手放せない機能ですね。
声優ボイスガイダンス : 他にはない贅沢な仕様
ピヤホン8でもそうでしたが、ボイスガイダンスに日高のり子氏・三石琴乃氏の音声を、しかもそれぞれ4パターンから選べるのはピヤホンならではの魅力です。毎度いい声でお知らせしてくれます。
さらにアップデートで悠木碧氏も追加されました。個人的にも嬉しいポイントです。ちなみに悠木碧氏はピヤホン10で初めてですね。早速設定しました。
装着感 : ダックテール形状でカスタムIEMのようにピタッとフィット
前作ピヤホン8と同じく、ダックテール形状によって耳にしっかりとフィットします。装着感は非常に良く、長時間の使用でも疲れにくいです。
遮音性も非常に高く、ノイズキャンセリングをOFFにしていても十分に音楽に没入できます。この物理的な遮音性の高さが、結果としてノイズキャンセリングの効きの良さにもつながっています。
音質 : ピヤホン史上最強の、やみつきになる生低音
試聴環境: Xperia 1 VI から LDAC接続で再生。付属イヤーピースの L-tall を使用し、10日間ほど屋内・屋外で使用しました。King Gnu、iri など、ロック・EDM・ヒップホップ・メタル・ライブ音源を中心に試聴しています。
音質イメージグラフ
こちらが個人的音質イメージグラフです。
比較対象製品
周波数特性
音の質感
グレーの点線は標準的な音(全項目が中央)の波形です。
音質評価
凡例
沈み込みの深さと弾力、それでいてキレのある低域
まず驚かされるのが、沈み込みの深さと弾力です。過去のピヤホンシリーズの中でもダントツでした。昨今のワイヤレスイヤホンの中でもなかなかない、振り切った低域です。個人的にはドストライクでどハマりしました。
量感は多めで、重低音がしっかりと体に響きます。ただ量が多いだけかというとそうではなく、立ち上がりは早くタイトめでキレもあるので、ブーミーさやもたつきはそこまで感じません。解像度・情報量も高めで、深いけれど速い低音です。
最近だと King Gnu「GO GHOST」が良かったですね。底から鳴るようなベースが実に生々しく、これだけ沈んでもラインの動きが潰れずに追えます。
ドラムのアタック感も凄まじいものがあります。筆者もライブにはよく行くのですが、お気に入りの iri「Live at 武道館」の Run は、まさにライブ会場で低音を浴びているような体感でした。あの空気ごと押されるような感覚がワイヤレスイヤホンで再現され。まさに癖になる低域です。
あえて難点を挙げるとすれば、どうしても低音が重いので、低音が苦手な方、軽やかに聴きたい方にはおすすめできないかなと思います。
低域に飲み込まれない、前で歌うクリアなボーカル
これだけ低域が出ていればボーカルが飲み込まれそうなものですが、そうなっていません。中域は低域よりは控えめなものの、ボーカルはむしろやや近くに位置し、しっかりと前で歌ってくれます。
クリアで濁りがなく、息遣いまで届きます。高めの音域に上がってもきつくならず、リアルで聴きやすいままです。低域の圧に押されて痩せたり引っ込んだりしないので、ボーカルを聴かせる曲でも安心して楽しめます。
刺さらず落ち着いた高域、音量を上げても耳が痛くならない
高域は低域に次いで存在感があります。キリッとしていますが刺さることはなく、きらりと光りながらも落ち着いている印象です。シンバルやハイハットの音も、耳に痛いほどではなく、しっかりと聴き取れます。
そして何より、このイヤホンは低域を浴びたくてつい音量を上げてしまうのですが、そこで高域が刺さってこないのが効いています。音量を上げても耳が痛くならない。低域が主役のイヤホンとして、よく考えられたチューニングだと思いました。
音の輪郭・質感 : 鋭いのに棘がない、艶やかでウェットなサウンド
音の輪郭は全体的に鋭めですが棘がなく、耳馴染みの良い音です。その中でも低域はより滑らかに、高域はより鋭く描かれます。とにかくドラムの存在感が大きいですね。
質感は艶やかで、特に低域はウェットで生々しいです。中域・高域はナチュラルで、デジタルチックな硬さはありません。
解像度・分離感 : 淡々と鳴らし分けるのではなく、リアルに繋げて聴かせる
解像度は高く、細かい音まで聴き取りやすいです。特に低域の情報量が多く、ドラムのアタック感やベースのうねり・響きがしっかりと感じられます。中域・高域もクリアで、ボーカルの息遣いや楽器の細かいニュアンスも拾えます。
分離感もそこそこ高いのですが、細かい音を淡々と鳴らし分けるタイプではありません。むしろ滑らかでリアルな繋がりの方が強く、そこがこのイヤホンの生々しさに繋がっています。特にベースのうねりは凄まじいです。
音場・定位・3Dスペーシアルオーディオ : 自然に広がる立体感
音場はやや広めで、横方向に広がる印象です。特に低域の広がりが非常に大きいですね。定位感は立体的で、各楽器の位置がしっかりと感じられます。余韻は適度で、もたつきはなくスッキリとしています。
3Dスペーシアルオーディオ(3Dモード)をONにすると、音場がより広がり、定位感もより立体的になります。しかも他のイヤホンにありがちな無理矢理感がなく、自然な広がりをもたらしてくれるのが良いところです。元の音源のバランスを壊さずに空間だけを少し広げてくれるので、ライブ音源との相性は抜群です。
どんなジャンルに合う? 合わないジャンルは?
これだけ低域が出ているので、ロック・EDM・ヒップホップ・メタルなど低域が重要なジャンルには文句なしに合います。ライブ音源も、先の iri のように会場ごと持ち帰ってきたような楽しさがあります。
逆に、クラシックやジャズ、バラードなど繊細な音を味わうジャンルでは、低域が強すぎると感じるかもしれません。ただし低域のバランスはアプリのイコライザーで調整できるので、軽く聴きたい場合は低域を下げることで対応できます。
まとめ : 低域が主役、やみつきになる迫力サウンド
ピヤホン10 (AVIOT TE-W2-PNK) のサウンドは、深く生々しく滑らかな低域を主役に、クリアで近いボーカル、刺さらず落ち着いた高域が支える構成です。解像度は高く、音場は横に広く、3Dモードでさらに自然に広がります。
一言で言えば、低域の量感と迫力に全振りしながらも、キレと解像度を失っていないサウンドです。低音好きな方、低域を重視するジャンルを聴く方には、これ以上ないほど楽しい一台だと思います。
AVIOT ピヤホン8 TE-W1-PNK / audio-technica ATH-CKS50TW2 との比較
今回は前作にあたるピヤホン8 (AVIOT TE-W1-PNK) と、同じく低域に定評のある audio-technica ATH-CKS50TW2 と聴き比べました。




ATH-CKS50TW2 は今回比較しているのは、後に発売され購入していた限定カラー、ミッドナイトブルーです。


| ピヤホン10 AVIOT TE-W2-PNK | ピヤホン8 AVIOT TE-W1-PNK | audio-technica ATH-CKS50TW2 | |
|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK コアキシャルデュアルダイナミックドライバーシステム(10mmDD+6mmDD) | コアキシャル3Dシステム コアキシャルデュアルダイナミックドライバーシステム(10mmDD+6mmDD) | 9mm径ダイナミック型ドライバー |
| 連続再生時間 | イヤホン単体:約17時間 ケース併用:約52時間 | イヤホン単体:約16時間 ケース併用:約50時間 | 連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングON時):最大約15時間(イヤホン)/最大約40時間(充電ケース併用時) |
| 充電時間 | 本体:約1.5時間 ケース:約1.5時間 急速充電:10分充電で最大60分再生 | 本体:約1.5時間 ケース:約1.5時間 急速充電:10分充電で最大60分再生 | イヤホン:約2.5時間 充電ケース:約4.0時間(USB充電時)、約7.5時間(ワイヤレス充電時) 急速充電:5分充電で最大90分再生(ノイズキャンセリングOFF) |
| ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 対応コーデック | AAC / SBC / LDAC | AAC / SBC / LDAC | AAC / SBC / LC3 |
| Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.3 | 5.3 |
| 防水 | IPX4相当(イヤホン本体のみ) | IPX4相当(イヤホン本体のみ) | IPX55相当(イヤホン本体のみ) |
| 操作 | タッチセンサー | タッチセンサー | 物理ボタン |
| ノイズキャンセリング・外音取り込み | 対応 | 対応 | 対応 |
| 立体音響効果 | 3Dスペーシアルオーディオ対応 | 3Dスペーシアルオーディオ対応 | 非対応 |
| 装着検出 | 対応 | 対応 | 非対応 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
| 参考価格 (e☆イヤホン)(価格は変動することがあります) | ¥19,800 税込 | ¥17,820 税込 | ¥ 23,980 税込 ~9/2 セール価格 ¥17,028 税込 |
vs AVIOT ピヤホン8 TE-W1-PNK : 同じ構成でも、音の密度と深さが別物
機能面では基本的に差はありません。LDAC・ANC・3Dスペーシアルオーディオ・ワイヤレス充電・装着検出と、どちらも全部入りです。連続再生時間がわずかに伸びた程度ですね。装着感もどちらもダックテール形状で非常によくフィットし、ノイズキャンセリング・外音取り込みの実力も大きくは変わりません。
違いが出るのはサウンドです。どちらもコアキシャル3Dシステムを搭載していますが、ピヤホン10は 2.0 となり24Kゴールドレイヤード振動板を採用しています。どちらも押しの強いサウンドですが、ピヤホン10の方が低域の底力が圧倒的に増しています。
ピヤホン8も解像度・情報量の多いサウンドではあるのですが、改めて聴き比べるとあっさりとして、音がまばらな印象を受けます。対してピヤホン10は音の密度が高く、情報量も多いです。より濃く、深く、厚いです。ピヤホン8は軽やかに、ピヤホン10は重厚に聴かせてくれる、と言い換えてもいいと思います。個人的には、やはりピヤホン10の方が楽しいですね。
vs audio-technica ATH-CKS50TW2 : 個性のピヤホン10、バランスのCKS50TW2
機能面では明確な差があります。ATH-CKS50TW2 は物理ボタン操作で、本体同士がマグネットでくっつく独特の機能を備えています。ただ LDAC に対応していないのは惜しいところです。
一方でアプリの充実度は ATH-CKS50TW2 の方が上です。ボリュームステップ数の変更、プライベートタイマー、サウンドスケープ、トークスルーなど、細かな機能が豊富に用意されています。さすがオーディオテクニカ、という感じです。
ノイズキャンセリング・外音取り込みの性能はどちらも同じくらいですが、本体形状の関係でピヤホン10の方がよりフィットして遮音性が高いぶん、ANC の効きはピヤホン10がやや良い印象でした。
音質面では、ATH-CKS50TW2 も SOLID BASS シリーズというだけあって低域に十分な厚みがあります。濃いサウンドながら耳馴染みが良く聴きやすい方向で、余韻があり音場も広く感じられます。ですがピヤホン10はそれよりも格段に低域が深く力強く、ある意味暴力的とも言える迫力です。ボーカルのクリアさや高域の鋭さも目立ちます。
サウンドの個性に特化しているのがピヤホン10、バランスの良さを重視しているのが ATH-CKS50TW2 という印象です。どちらも低域重視のジャンルに向いた良機ですが、思い切り振り切った低音を浴びたいならピヤホン10ですね。
ピヤホン10 (TE-W2-PNK) におすすめのイヤーピース
付属のイヤーピースは6サイズあるためこれだけでも十分ですが、他に試した中からおすすめを2つご紹介します。どちらもチャージングケースに入ったまま使えるサイズ感なのもポイントです。
イヤーピース: audio-technica AT-ER500


ピヤホンシリーズには毎度おすすめしている audio-technica AT-ER500 ですが、ピヤホン10にもやはり最もおすすめです。
全体的に、特に低域を引き締めてよりタイトにソリッドにしてくれます。ピヤホン10の量感たっぷりな低域を少しスピーディにしたい方にぴったりです。体温で耳の形状に合わせて変化してくれるので圧迫感が少なく、しっかりフィットしてくれる使いやすいイヤーピースです。チャージングケースにもそのまま入ります。
イヤーピース: ELETECH BAROQUE FOR TWS


個人的にも気に入っている ELETECH BAROQUE の完全ワイヤレス向けモデルです。全体的に明瞭感・解像度が上がり、広がりも増します。
元々の迫力からは少し離れる方向ですが、よりクリアで聴きやすくなるので、低域一辺倒ではなく全体を見通したい方におすすめです。こちらもチャージングケースに入ります。
ピヤホン10 (TE-W2-PNK) まとめ
- Qピヤホン10 (AVIOT TE-W2-PNK) はどんなイヤホン?
- A
- 深く生々しく、それでいて滑らかな “やみつき低域” が主役のサウンド
- 24Kゴールドレイヤード振動板 “コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK” (10mmDD + 6mmDD) を搭載
- ブラック×ゴールドに半分スケルトンを組み合わせたメカニックなデザイン
- ダックテール形状でカスタムIEMのようにピタッとフィットし、遮音性も高い
- LDAC・ANC/外音取り込み・3Dスペーシアルオーディオ・マルチポイント・ワイヤレス充電・装着検出を網羅
- イヤホン単体で最大約17時間、ケース併用で最大約52時間のロングスタミナ
- アプリが AVIOT Connect に刷新され、接続が安定して使いやすくなった
- 日高のり子氏・三石琴乃氏・悠木碧氏(アップデートで対応予定)の声優ボイスガイダンスを搭載
- 向いている人
- ロック・EDM・ヒップホップ・メタル・ライブ音源を迫力たっぷりに楽しみたい方
- 重低音が体に響く感覚が好きな方
- 機能全部入りの完全ワイヤレスを求める方
- 向いていない人
- クラシックやジャズ、バラードを繊細でフラットに聴きたい方
- コンパクトで軽い装着感を求める方
ピヤホンシリーズは代を重ねるごとに機能を積み上げてきましたが、ピヤホン10ではサウンドも進化しました。機能は前作から据え置きの全部入り、その上で低域が別物に進化した、というのが率直な感想です。
深く、生々しく、それでいて滑らかで速い低音。ライブの迫力をそのまま持ち帰ってきたようなこのサウンドは、聴けば分かるやみつき具合です。低音好きの方はもちろん、ピヤホン8をお持ちの方も、ぜひ一度この低域を体感してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。それではまた次の記事で ! よければSNSフォローもどうぞ。














