SGENE Kaimei は、SoundsGood から派生した日本発の新ブランド SGENE による初のオリジナル IEM です。月の無い夜「晦冥(かいめい)」から着想したシックなデザインに、1DD+2BA のハイブリッド3ドライバー構成を組み合わせ、ボーカルの質感と聴き心地の良さを重視してチューニングされたイヤホンです。
同時に登場した SGENE Ame は、こちらもまたブランド初のオリジナルケーブルです。単結晶銅と銀メッキ銅銀合金を組み合わせたハイブリッド構造で、「都会に降る雨」から着想した、少し暗くスモーキーなサウンドが特徴的です。
本記事では実際に購入した筆者が、SGENE Kaimei の外観・装着感・音質のレビュー、同価格帯の 水月雨(MOONDROP) Starfield 2・Hi-Unit 有線ピヤホン6 との比較、そして SGENE Ame でリケーブルした際の変化、おすすめのイヤーピースについて記載しています。どちらも 2026年7月9日発売の、ブランドの第一弾製品です。
SGENE Kaimei / SGENE Ame まとめ

- QSGENE Kaimei はどんなイヤホン?
- A
- 暗闇に浮かび上がるような、静かで落ち着いた音場
- 近くクリアで艶やかなボーカルが主役
- 深いところからじんわりと支える、量感やや多めの低域
- 鋭く煌びやかな高域が明るいアクセントに
- 余韻少なめでスッキリ、解像度・分離感も高め
- φ0.78mm 2Pin でリケーブル対応、片側約5.8gと軽量
- 向いている人
- ボーカルを近く、艶やかに聴きたい方
- POPS、バンド曲、R&B、アニソンをよく聴く方
- 落ち着いた雰囲気で、かつ低域の支えも欲しい方
- 向いていない人
- 余韻・空気感をたっぷり味わいたい方
- メタル・ハードロックで強いアタック感と迫力が欲しい方
- 耳が小さめで、大きめのシェルが苦手な方
- QSGENE Ame はどんなケーブル?
- A
- 音の芯はそのままに、質感をしっとり柔らかく整える
- わずかな余韻・空気感をまとわせ、上品な味わいに
- 帯域バランス・解像度はほぼキープしたままの変化
- φ4.4mm 5極バランス専用、コネクタは CIEM 2Pin / FLAT 2Pin / MMCX の3種展開
- 向いている人
- 手持ちの機種の荒さを整えたい、しっとり聴きたい方
- バランス接続へ移行したい方
- 向いていない人
- 解像度・分離感を上げる方向の変化を期待する方
- 3.5mm アンバランスで使いたい方
今回比較しているイヤホンはこちらです。


派生元ブランドである SoundsGood の製品はこちらでレビューしています。





SGENE とは

SGENE は、株式会社伊藤屋国際の SoundsGood から派生した、日本発の新たなブランドです。繊細なこだわりや大胆なアイデアを用いて独自の世界観を表現し、記憶や感情を呼び起こすような体験を目指しているとのこと。
ブランド名は、派生元ブランド SoundsGood のイニシャル「SG」と「SCENE(光景)」を組み合わせた造語で、”evokes a scene” 『あの情景を想起する』というコンセプトが込められています。
興味深いのは、SoundsGood と SGENE でスタンスが明確に分けられている点です。(SoundsGood の X より)SoundsGood はユーザーの要望・需要を考えながら製品化しているのに対し、SGENE は自分達がいいと思うものを製品化しているとのこと。製品名や世界観もガラッと変わっており、その姿勢は伝わってきます。
SGENE Kaimei 製品情報
- SGENE初のオリジナルIEM
- 月の無い夜「晦冥」から着想したシックなデザイン
- 人間工学に基づき最適化された3Dプリントシェルで快適な装着感
- シングルダイナミック+デュアルBAのハイブリッド3ドライバー構成
- 姉妹ブランドSoundsGoodの知見を活かした銀メッキ単結晶銅導体採用の8芯構造ハイグレードケーブルが付属
- φ0.78mm 2Pin採用でケーブル交換に対応
- ボーカルの質感や聴き心地の良さを重視したチューニング
株式会社伊藤屋国際 https://www.itohya.jp/pages/kaimei より
仕様 詳細 ドライバー構成 ハイブリッド型3ドライバー構成(高域用BA1基+中域用BA1基+低域用φ10mm PU+PEEKコンポジットダイアフラム・ダイナミック型ドライバー) 再生周波数帯域 20-20,000Hz 音圧感度 104dB/mW(@1kHz) インピーダンス 7Ω(@1kHz) ケーブル φ0.78mm 2Pin 銀メッキ単結晶銅(OCC)8芯 ケーブル長 約1.2m ケーブルプラグ φ3.5mm ステレオミニ 本体重量 約12g(ケーブル・イヤーチップ除く左右合計) 付属品 ケーブル x1
シリコンイヤーピース(S,M,L)x各1ペア
セミハードケース x1発売日 2026年7月9日
SGENE Kaimei はブランド初のオリジナル IEM です。晦冥(かいめい)、光のない暗闇のごとく、「無地のキャンバス」としてブランドの始まりを告げる第一弾という位置付けになっています。 付属ケーブルに SoundsGood の知見が活かされているという点も興味深いです。
すでに VGP 2026 SUMMER では企画賞、およびインナーイヤー型ヘッドホン(1.5万円以上2万円未満)部門で金賞を受賞していたりと評価されています。
SGENE Kaimei ギャラリー
外箱

外箱は世界観を表すパッケージとなっています。おしゃれですね。
内容物

内容物はこちらです。
- 本体
- ケーブル
- シリコンイヤーピース 3サイズ (ケース入り)
- セミハードケース
充実したセットです。セミハードケースも大きめのサイズで余裕をもって収納できます。イヤーピースもケース入りです。
付属イヤーピース

付属のイヤーピースはシンプルなシリコンタイプのものです。背は低め、軸は硬め、穴は大きめ、サラサラとした質感です。
付属ケーブル

付属のケーブルは銀メッキ単結晶銅(OCC)8芯のケーブルです。有線イヤホンのケーブルの中でも非常にしなやかで、使いやすいです。
本体

本体はコンセプトの晦冥(かいめい)・無地のキャンパスの通り、シックなブラックに包まれています。フェイスプレートはカーボンファイバーを採用しており、単純なブラックではなく絵画のような模様が浮かび上がり、高級感あるデザインになっています。

本体全体はツルツルとした滑らかな流線形です。ハイブリッド型というだけあって、イヤホンの中でも厚さはある方ですね。L/R 表記と、「Kaimei」の表記が左右にあります。
測ると片側本体のみで 5.8g と、大きめながらも重さは軽いです。

ケーブル接続はフラットな 0.78mm 2Pin です。
装着時

装着するとこのように見えます。厚みはあるので耳から横に多少は飛び出しますが、ブラックのシンプルな見た目は悪目立ちしません。
SGENE Kaimei レビュー
SGENE Kaimei の装着感 : しっかりフィット、ただしシェルは大きめ
やや厚めのシェルですが、人間工学に基づいた3Dプリントシェルということもあり、耳にはしっかりとフィットしてくれます。遮音性も高く、音楽に集中できます。 重さは左右合計で約12g と軽く、長時間の装着でも疲れにくいです。 ただし、シェルの厚みがあるぶん耳への圧迫感はどうしても感じます。筆者は耳が大きめですがそれでも感じるので、耳が小さめな方は一度試着してからの方が良いかもしれません。
SGENE Kaimei の音質 : 暗闇に浮かび上がるボーカル
試聴環境: SONY NW-WM1AM2、iBasso Audio DX340 で再生。10日ほど使用。イヤーピース・ケーブルはいずれも付属品を使用。
こちらが個人的音質イメージグラフです。
比較対象製品
周波数特性
音の質感
グレーの点線は標準的な音(全項目が中央)の波形です。
音質評価
凡例
深いところからじんわり支える低域
一聴した印象は「女性ボーカルがクリアで、高域が綺麗」というものでした。そのため低域はそこまで出ないタイプかと思いきや、案外しっかりと出ています。エージングが進むごとに、そして聴き込むごとに低音が前に出てくる印象で、最終的にはバランスとしてやや低域が濃いめに感じられました。
その低域は深いところから、じんわりと支えてくれるような描写です。量感はやや多めで広めです。優しげで柔らかく、ボーカルを立てるように鳴っているようです。アタック感・スピード感はそこまで強くありませんが、ベースラインはしっかりと聴かせてくれます。
ボーカルがメインに謳われている製品ですが、このベースの表現も SGENE Kaimei の良いポイントと思いました。
近く艶やかな、主役のボーカル
やはり今作のメインはボーカルです。他の帯域よりも近く感じられ、存在感があります。クリアさと滑らかさ、生々しさがいい塩梅で、棘がなく聴きやすいのが特徴です。
ボーカルの質感は艶やかで、しっとりとしています。女性・男性ボーカルともに、声の質感がしっかりと聴き取れます。「ボーカルの質感や聴き心地の良さを重視したチューニング」というのは確かに感じられました。
鋭く煌びやかな高域
高域もなかなかに鋭く、煌びやかです。シンバル・ハイハットの音がやや目立ち、曲によっては少し浮いているように感じるケースもありますが、全体的にはいいアクセントとして明るさをもたらしてくれています。
落ち着いた低域と近いボーカルの上に、この高域が加わることで、全体的には暗くなりすぎない雰囲気になっています。
キリッとした輪郭と、少なめの余韻
全体的な音の輪郭はキリッとした、スピーディな印象です。ボーカルは艶やかに、それ以外はややドライに描かれます。音の質感自体はナチュラルで、デジタルチックな硬さは少なめです。
余韻は少なめで、あまり引っ張らずスッと消えていく歯切れの良いサウンドです。しっとり艶やかなボーカルと、余韻の短さが共存しているのも特徴的です。
十分な解像度と高めの分離感
解像度も十分高く、細かい音まで聴き取りやすいです。分離感も高めで、1音1音を細かに聴き取れます。音の流れ的にはスッキリ・サッパリとしており、情報量の多い曲でもごちゃつきません。
下に広がる音場と、浮かび上がるボーカル
音場はやや広めです。特に低域が下方向に広がり、どっしりと構えています。その上にボーカル・高域がスッと立ち上がるような立体感で、定位も明確です。
深い暗闇が広がるような、静かで落ち着いた音場の中に、ボーカルが浮かび上がってくるような、「晦冥」を感じました。
まとめ : 落ち着いた暗闇と、その中で光るボーカル
全体的な雰囲気は、やや低域濃いめの落ち着いた印象です。暗闇の中にボーカルが浮かび上がるような、静かで没入感のあるサウンドでした。
合うジャンルは、まずはボーカルメインの曲で、POPS、バンド曲、R&B、アニソンなどはよく合うと思います。低域もしっかり出るので、溌剌としたロックも楽しめます。ボーカル曲でなくとも、オーケストラやピアノ曲など、静かで落ち着いた曲との相性も良いですね。
逆に合わないジャンルはあまりありませんが、強いアタック感と迫力が欲しいメタル・ハードロックといったジャンルでは、やや物足りなさを感じるかもしれません。
SGENE Kaimei と 水月雨(MOONDROP) Starfield 2 / Hi-Unit 有線ピヤホン6 との比較
今回は価格の近いこれらとの比較です。



| SGENE Kaimei | 水月雨(MOONDROP) Starfield 2 | Hi-Unit 有線ピヤホン6 | |
|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | ハイブリッド型3ドライバー構成(高域用BA1基+中域用BA1基+低域用φ10mm PU+PEEKコンポジットダイアフラム・ダイナミック型ドライバー) | 10mm 超低歪みダイナミック型 | ダイナミックドライバー(PU+LCP複合振動板) |
| インピーダンス | 7Ω(@1kHz) | 15Ω±15%(@1kHz) | 32Ω |
| 音圧感度 | 104dB/mW(@1kHz) | 122dB/Vrms(@1kHz) | 108dB |
| 再生周波数帯域 | 20-20,000Hz | 12-24,000Hz | 20~20,000Hz |
| 参考価格(e☆イヤホン 2026/07/19現在、価格は変動することがあります) | ¥19,800 税込 | ¥19,800 税込 | ¥22,000 税込 |
この中で Kaimei だけがハイブリッド構成、他の2機種はシングルダイナミックです。
vs 水月雨(MOONDROP) Starfield 2 : 分離感のKaimei vs 厚みのStarfield 2
どちらも高域が綺麗なサウンドですが、Starfield 2 は全体的により濃く、低域・高域が少し強めで押しの強いサウンドに感じられました。より派手な印象です。
さらに違うのは余韻・空気感です。Starfield 2 は余韻・空気感が豊かで、分離感は低めですが音に厚みがあります。ボーカルも近く、艶やかで煌びやかです。
Kaimei もそこそこ迫力はありますが、Starfield 2 には及びません。しかしその代わりに、こちらの方がよりスッキリとして分離感が高く、細かな音を聴き取りやすいです。ボーカルの近さ自体は同じくらいの印象でした。
厚みと空気感で包み込むように聴きたいなら Starfield 2、見通し良く1音1音を整理して聴きたいなら Kaimei、という違いかと思います。
vs Hi-Unit 有線ピヤホン6 : タイトな迫力 vs 近いボーカル
こちらは、スッキリとしてスピーディな部分と、濃い低域という点が共通しています。
その中でも 有線ピヤホン6 はよりキレがあり、余韻も少なくアタック感があります。低域はより濃く、それでいてタイトにまとまり、高域は落ち着いています。全体的に引き締まったサウンドで、迫力がある以外は誇張した感じのない素直な印象です。分離感もこちらの方が高いですね。
Kaimei は 有線ピヤホン6 よりは低域が抑えめですが、ボーカルが近く、高域はより伸びやかで煌びやかです。よりボーカルを直に感じられ、明るい空間を感じられるサウンドです。
迫力があり、よりタイトなサウンドを求めるなら 有線ピヤホン6、ボーカルを近く感じられる煌びやかなサウンドを求めるなら Kaimei、という違いですね。
SGENE Ame 製品情報
- SGENE初のオリジナルケーブル
- 「都会に降る雨」から着想したデザイン
- 単結晶銅と銀メッキ銅銀合金を組み合わせたハイブリッド構造
- SoundsGoodブランドでの長年の知見を活かして開発
- φ4.4mm 5極バランス接続に対応
- φ0.78mm 2Pin(CIEM/FLAT)とMMCXコネクタのバリエーション展開
- 雨のムードを感じさせる、少し暗くスモーキーなサウンド
株式会社伊藤屋国際 https://www.itohya.jp/pages/sgene-ame より
仕様 詳細 導体 単結晶銅+銀メッキ銅銀合金 4芯構造 ケーブル長 約1.2m 重量 約35g イヤーフック ワイヤー無し スライダー スライダー有り プラグ φ4.4mm 5極バランス コネクタ φ0.78mm CIEM 2Pin / 0.78mm FLAT 2Pin / MMCX 発売日 2026年7月9日
SGENE Ame はブランド初のオリジナルケーブルです。単結晶銅と銀メッキ銅銀合金を組み合わせたハイブリッド構造で、SoundsGood ブランドで培った知見が投入されています。
また、VGP 2026 SUMMERにおいてヘッドホンケーブル/イヤホンケーブル(バランス端子)部門受賞とKaimei同様、こちらも評価されています。
プラグは φ4.4mm 5極バランスのみですが、コネクタは CIEM 2Pin / FLAT 2Pin / MMCX の3種類が用意されており、手持ちの機種に合わせて選べます。今回は Kaimei に合わせて FLAT 2Pin を購入しました。
SGENE Ame ギャラリー
外箱

Kaimei 同様、Ame も「都会の雨」の世界観を表すパッケージです。こちらもまたおしゃれですね。
ケーブル

「都会に降る雨」のコンセプトの通り、全体的に青い見た目の美麗なケーブルです。青いイヤホンも多いので見た目で他のイヤホンに合わせてもいいですね。
ケーブル自体は程々の太さはあるものの非常に柔らかくしなやかで、使いやすいです。

良く見るとグレーとブルーが編み込まれており、少しサイバー感もありますね。
SGENE Ame レビュー
SGENE Ame の取り回し
重量は約35g とスペック表の数字だけ見るとやや重めに思えますが、実際に使ってみると特別重いという印象はありませんでした。イヤホンのケーブルの中でも非常にしなやかで、取り回しも問題ありませんでした。
SGENE Ame の音質 : スモーキーとは確かにこのこと
試聴環境: SONY NW-WM1AM2、iBasso Audio DX340。SGENE Kaimei(FLAT 2Pin)に接続。
まずは本命の組み合わせである SGENE Kaimei でリケーブルした際の印象です。(なお Ame は 4.4mm バランス専用のため、以下は「バランス接続化を含めた変化」としてお読みください。)
音の質感が少し柔らかくなり、音に少しの余韻・空気がまとったような印象になります。全体的な解像度や帯域ごとのバランスはそのままキープしてくれつつ、質感だけがしっとりと落ち着いたようです。
「少し暗くスモーキーなサウンド」と謳われていますが、スモーキーとは確かにこのことと感じられました。より上品な味わいになりました。音の芯はそのままに、ふわっとした様相をまとうイメージです。よりしっとりと聴きたい、あるいは荒さを整えたいといった場合に良いケーブルだと思いました。
解像度や分離感をグッと引き上げるタイプではなさそうですが、良い変化をもたらしてくれるケーブルですね。
SGENE Kaimei 以外との組み合わせ
もちろん、SGENE Kaimei 以外でリケーブルするのも良いです。
例えば 水月雨(MOONDROP) Blessing3 AQUA との組み合わせでは、女性ボーカルをよりリアルに、しっとりと感じられる好相性でした。元々クリアで煌びやかなサウンドに、しっとりとした落ち着きを足してくれました。


¥8,800 税込という価格で 4.4mm バランス化ができ、そのうえで明確な方向性を持った音の変化が得られるので、リケーブル入門としても、キャラクター付けの1本としても使いやすいケーブルだと思います。
SGENE Kaimei におすすめのイヤーピース・リケーブル
落ち着いた音場が持ち味の Kaimei に、もう少し抜けと広がりを足しつつ、質感は上品に整えるという方向でのカスタマイズ例です。
イヤーピース: ELETECH BAROQUE Stage
Kaimei に合わせるイヤーピースとしては ELETECH BAROQUE Stage が良い組み合わせでした。
全体的にクリアなサウンドでありつつ、高音がより伸びやかになります。Kaimei をより情報量多く、広く感じられるようなサウンドに変えてくれます。
Kaimei は元々落ち着いた音場が持ち味ですが、その中で高域の抜けをもう少し確保したい、もっと見通しよく聴きたい、という方にはぴったりです。
リケーブル: SGENE Ame(φ0.78mm FLAT 2Pin / φ4.4mm 5極バランス)
リケーブルについては、本記事で前述している SGENE Ame をそのままおすすめします。同ブランド同士ということでビジュアルの相性も良く、サウンド面でも Kaimei の質感を上品に整えてくれる組み合わせです。

SGENE Kaimei / SGENE Ame まとめ
- QSGENE Kaimei はどんなイヤホン?
- A
- 暗闇に浮かび上がるような、静かで落ち着いた音場
- 近くクリアで艶やかなボーカルが主役
- 深いところからじんわりと支える、量感やや多めの低域
- 鋭く煌びやかな高域が明るいアクセントに
- 余韻少なめでスッキリ、解像度・分離感も高め
- φ0.78mm 2Pin でリケーブル対応、片側約5.8gと軽量
- 向いている人
- ボーカルを近く、艶やかに聴きたい方
- POPS、バンド曲、R&B、アニソンをよく聴く方
- 落ち着いた雰囲気で、かつ低域の支えも欲しい方
- 向いていない人
- 余韻・空気感をたっぷり味わいたい方
- メタル・ハードロックで強いアタック感と迫力が欲しい方
- 耳が小さめで、大きめのシェルが苦手な方
- QSGENE Ame はどんなケーブル?
- A
- 音の芯はそのままに、質感をしっとり柔らかく整える
- わずかな余韻・空気感をまとわせ、上品な味わいに
- 帯域バランス・解像度はほぼキープしたままの変化
- φ4.4mm 5極バランス専用、コネクタは CIEM 2Pin / FLAT 2Pin / MMCX の3種展開
- 向いている人
- 手持ちの機種の荒さを整えたい、しっとり聴きたい方
- バランス接続へ移行したい方
- 向いていない人
- 解像度・分離感を上げる方向の変化を期待する方
- 3.5mm アンバランスで使いたい方
「無地のキャンバス」としてブランドの始まりを告げる第一弾という位置付けの SGENE Kaimei でしたが、実際に聴いてみるとしっかりと世界観のあるサウンドでした。暗闇のように静かで落ち着いた音場の中に、艶やかなボーカルが浮かび上がるような、名前もデザインもサウンドも一本の線で繋がっている、コンセプトの通ったイヤホンです。
そして SGENE Ame は、その世界観をさらに一段しっとりと深めてくれるケーブルでした。¥8,800 税込で 4.4mm バランス化と明確な音の変化が得られるのは魅力的です。Kaimei との組み合わせはもちろん、他の機種に落ち着きを足したい場面でも活躍してくれます。
「自分達がいいと思うものを製品化する」というスタンスが、そのまま製品に表れた第一弾でした。ボーカルを近く艶やかに聴きたい方、静かで落ち着いた雰囲気で音楽に没入したい方は、ぜひ一度試してみてください。今後 SGENE がどんな製品(情景)を見せてくれるのか、楽しみですね。
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