こんにちは ! 今回は NICEHCK Japan 様より提供いただいたケーブル NICEHCK SnowLuna のレビューです。NICEHCKのケーブルはおすすめのリケーブルで度々紹介してきましたがケーブルのレビュー記事は今回が初です。この SnowLuna もまたビジュアル・サウンド共に美麗なケーブルです。ぜひ最後までご覧ください。
本サイトでレビューしているNICEHCK ケーブル製品はこちらです。
おすすめポイント
NICEHCK SnowLuna
- ホワイトシルバーの美麗なケーブル
- 太さがありつつも柔らかで使いやすい
- 全体の解像度を高め、中高域をさらにはっきり・くっきりと聴かせてくれる
製品情報
NICEHCK SnowLuna
7N銀メッキOCCとアルミ銅合金ミックス導体
SnowLunaアップグレードケーブルは7N銀メッキOCCとアルミ銅合金ミックス導体を採用し、解像度が優れており、高音のディテールが豊富で、超高音の倍音も優れています。中高音の密度と雰囲気感も優れていますきれいな外観
SnowLunaアップグレードケーブルは美しい銀白色を採用し幅広いイヤホンにも組み合わせしやすいです。パーツはダイヤモンドカットデザインを採用して高級感が溢れています。軽量で柔らかい素材
SnowLunaアップグレードケーブルは素材が軽量で柔らかくて、快適な装着感、長時間の装着も疲れなく4.4mmバランスプラグを採用
SnowLunaアップグレードケーブルは4.4mmバランスプラグを採用しています。市場で主流のHiFiプレーヤーに対応できます3種類のコネクタが主流のイヤホンに対応
Amazon https://amzn.to/3OHN1lk より
SnowLunaアップグレードケーブルはMMCX、0.78mm 2Pin、QDCコネクタのオプションをご用意しております。市場で主流のHiFiイヤホンに対応できます。オーディオマニアさんはご自分の好みによって幅広い機種のアップグレードができます
ギャラリー
今回は NICEHCK SnowLuna 0.78 2Pin 4.4mm を提供いただきました。
NICEHCK SnowLunaのビジュアルは名前に似合った美麗な銀白色ですね。イヤホンのケーブルの中ではやや太めで重さも多少ありますが(計測すると38gでした。)、しなやかで嫌な硬さはないですね。
各パーツは製品情報にもあるようにダイヤモンドカットになっており、幾何学的で整った見た目です。
ちなみにNICEHCK SnowLunaの 0.78mm 2Pin はfinal Aシリーズのような埋め込み2Pinに対応していますので、しっかりとはめることができます。
リケーブルで試したイヤホン
今回は価格帯・サウンドの傾向の異なる以下3つのイヤホンでNICEHCK SnowLunaとでリケーブルしています。
- SIVGA Que
- 水月雨(MOONDROP) 星光 – StarLight
- final A5000
レビュー
今回は以下3つのイヤホンを付属のケーブルからNICEHCK SnowLunaにリケーブルして試聴しています。
NICEHCK SnowLunaの使用感
そこまでクセはなく使いやすいケーブルだと思います。太さはあるもののしなやかです。ただし重さはそこそこあります。今回試した中では final A5000 のようにイヤホン本体が軽いとケーブルの重さに引っ張られるような感覚があるので、軽いケーブルを求める方には向いていなさそうです。イヤホン本体にも重さがありかつしっかりとハマっていればその点は問題ありません。
NICEHCK SnowLunaのリケーブルによる音質の変化
それぞれのイヤホンで試した印象では、基本的には全体の解像度を高め、キレ・スピード感が増し、特に中高域を際立たせてくれるようなケーブルに思いました。
SIVGA Queでリケーブル
SIVGA Que はもともとは低域の量が多めで広がりがあり、全体は解像度がありつつも柔らかな音粒・雰囲気でした。NICEHCK SnowLunaにリケーブル後はボーカル(特に女性ボーカル)が一歩前に出てはっきり・くっきりとしたサウンドになります。低音・ドラムの強さ・量が変わらないもののキレ・アタック感が強まっています。全体が柔らかからキリッとした雰囲気に変わりましたね。
水月雨(MOONDROP) 星光 – StarLightでリケーブル
水月雨(MOONDROP) 星光 – StarLight はもともとは中高域・女性ボーカルが伸び伸びと広がり、低域もキレがあるようなサウンドでした。NICEHCK SnowLunaにリケーブル後は全体の解像度の高さはそのままに中高域の伸び・キレが強化されたようです。やはり女性ボーカルがグッと強まりますね。低域はそこそこ残っているものの、中高域が強化されたおかげで全体がさらに明るく軽やかな雰囲気になりました。今回試した3つの中では水月雨(MOONDROP) 星光 – StarLightとNICEHCK SnowLunaの組み合わせがイヤホンの良さをさらに引き出してピッタリだと思いました。
final A5000でリケーブル
final A5000 はもともと全体の解像度は高く、他のイヤホンに比べて低域・高域へ偏りは少なめで満遍なく漏らさず鳴らすようなサウンドでした。NICEHCK SnowLunaにリケーブル後は解像度の高さはそのままに、中高域がやや前に押し出され、特に高域のキレ・シャキッと感が増しています。もともとほどほどにあった余韻は引き締まり、全体がスリムになったような印象です。
NICEHCK SnowLunaはスッキリとしたサウンド・高域・中高域・ボーカルをもっと色濃く聴きたいなんて時に良いケーブルかなと思います。
NICEHCK LitzPS Pro との比較
手持ちの中でお気に入り、かつNICEHCK SnowLunaと傾向の似ているケーブル NICEHCK LitzPS Pro との比較です。NICEHCK LitzPS Pro はこれまでの記事の中で、リケーブルのおすすめとして何度か紹介しています。
NICEHCK SnowLuna | NICEHCK LitzPS Pro | |
---|---|---|
導体 | 7N銀メッキOCC+アルミ銅合金ミックス | 4N8芯純銀 |
コネクタバリエーション | 0.78 2Pin qdc 2Pin MMCX | 0.78mm 2Pin qdc 2Pin NX7 2Pin MMCX |
プラグバリエーション | 4.4mm | 2.5mm/3.5mm/4.4mm |
参考価格(Amazon 2024/12/08現在) | ¥7,705 税込 | ¥5,550 税込 |
NICEHCK SnowLunaとの価格差は2千円ほどです。LitzPS Pro の方が販売されているバリエーションが豊富です。どちらもしなやかですが、SnowLunaの方が太さはありやや硬めです。
サウンドの印象ですが、どちらも中高域をより強めてくれるのは共通している印象です。ですが、その中でも、SnowLuna は低域も含めた全体の解像度・キレを高め、より濃い音粒にするようです。LitzPS Proは低域はあまり強めず、高域をより伸びやかに、全体はより繊細な雰囲気にしてくれます。今回試した中ではどちらも水月雨(MOONDROP) 星光 – StarLightとの相性が良いです。ニュアンス的にはより”ギラギラな音”にしたければNICEHCK SnowLuna、より”キラキラな音”にしたいのならNICEHCK LitzPS Proが良いのではと思います。
まとめ
NICEHCK SnowLunaはビジュアルはキラキラと美しいケーブルですがサウンドはギラギラと濃いものを聴かせてくれる、そんなコスパに優れたケーブルかと思います。一度試してみてはいかがでしょうか。
それではまた次の記事で !