audio-technica(オーディオテクニカ) ATH-CKS50TW2 は、同社の SOLID BASE シリーズに属するハイスペックワイヤレスイヤホンです。マグネティックスイッチによるケース不要の電源ON/OFF・分厚い重低音・IP55 防水防塵・ワイヤレス充電対応と、機能もサウンドも盛りだくさんな一台です。
本記事では実際に audio-technica ATH-CKS50TW2 を購入した筆者が内容物・外観・装着感・音質のレビュー、同価格帯の AVIOT ピヤホン8 TE-W1-PNK との比較、おすすめのイヤーピースと EQ 設定について記載しています。
- audio-technica ATH-CKS50TW2 まとめ
- audio-technica ATH-CKS50TW2 製品情報
- ギャラリー
- audio-technica ATH-CKS50TW2 レビュー
audio-technica ATH-CKS50TW2 まとめ

- Qaudio-technica ATH-CKS50TW2 はどんなイヤホン?
- A
- マグネティックスイッチでケースなしでも電源 OFF / ON できる
- SOLID BASE ならではの圧倒的な重低音と広大なライブステージ
- 使いやすい物理ボタン・ボリューム 64 段階設定で痒いところに手が届く
- IP55 の強力な防水・防塵性能
- マルチポイント・ワイヤレス充電対応
- 向いている人
- ロック・メタル・EDM・ライブ音源など重低音で楽しみたい方
- 便利な機能をひとつのイヤホンにまとめたい方
- アクティブに使いたい方(IP55 防水防塵)
- 向いていない人
- フラットでモニタリング的に聴きたい方
- 解像度・分離感を重視する方
- 寝ホン・小耳の方(本体が大きめ)
audio-technica ATH-CKS50TW2 製品情報
ケースは自宅待機、イヤホンだけで使える「マグネティックスイッチ™️(PAT.P)」機能
1日中使える、業界最高クラス*バッテリー
* 2024年10月現在、オーディオテクニカ調べ。イヤホン単体、ノイズキャンセリング機能OFF時での使用において。重低音×ノイズキャンセリングで、音楽に浸れる
水で洗えて、ほこりにも強い
重低音をどこでも聴くための、水で洗える防水・防じん性能イヤホンを、アプリでより楽しく
専用アプリ「Connect」で毎日を豊かに
ドライバー φ9mm 出力音圧レベル 110dB/mW 再生周波数帯域 5~20,000Hz インピーダンス 20Ω 対応コーデック LC3、AAC、SBC 充電時間* イヤホン:約2.5時間
充電ケース:約4.0時間(USB充電時)、
約7.5時間(ワイヤレス充電時)使用可能時間* 連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングOFF時):
最大約25時間(イヤホン)
最大約65時間(充電ケース併用時)
連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングON時):
最大約15時間(イヤホン)
最大約40時間(充電ケース併用時)防水・防じん仕様 IP55(イヤホン本体のみ) *使用条件により異なります。
audio-technica https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-CKS50TW2 より
後にスターウォーズとのコラボモデルも発表されています。音声ガイダンスが劇中のものが使われていたりとファンには嬉しいモデルです。



ギャラリー
ブラック・グリーン・ベージュの3種ありますが、今回はグリーンを購入しました。
内容物

内容物はこちらです。
- 本体
- 充電ケース
- イヤーピース (4サイズ)
- USB充電ケーブル
- 他紙類
ワイヤレスイヤホンの標準的なセットですね。
付属イヤーピース

付属イヤーピースは本体と同色グリーンのシリコンタイプ。背が低め・軸は硬め・傘は柔らかめで、しっとりとした質感。摩擦が高めで耳にグッとフィットします。
充電ケース


充電ケースは蓋だけ透けた丸みある平らな形状。本体が中に入っているか一目でわかるのは地味に便利です。USB Type-C 端子とワイヤレス充電に対応しています。
audio-technica ATH-CKS50TW2 本体

本体はマグネットでお互いにくっつく設計で、くっつけると電源 OFF、離すと電源 ON になります。丸みを帯びた落ち着いたデザインで、重低音を鳴らす印象とはギャップのある上品な見た目です。

離すとこのようにマグネットが埋め込まれた平らな部分が見えます。それ以外の部分は曲線的で滑らかな形状です。

マグネットの反対には物理ボタンが一つずつあります。本体操作は物理ボタンのみで行います。操作パタンは以下があり、アプリでそれぞれ割り当てることができます。
- 1回押し
- 2回押し
- 3回押し
- 1.5秒押し
- 2.5秒押し
装着時

成人男性が耳につけるとこのようになります。ワイヤレスイヤホンにしてはサイズは大きめで耳からの出っ張りも多めですね。(おかげでボタン操作はしやすいという利点はあります。) ですので例えば寝ホンとして使うにはおすすめできないと思います。
Connect アプリ
Android/iOS の Connect アプリで各種設定をすることができます。









設定できる項目が多く、主なものは以下の通りです。
- イコライザー(プリセット+カスタム)
- ノイズキャンセリング強度
- ボタンへの機能割り当て(1回押し〜2.5秒押しまで5種)
- 左右バランス調整
- ボリュームステップ(16 / 32 / 64 段階)
- プライベートタイマー(ポモドーロ的に使える)
- サウンドスケープ(ヒーリングサウンドの再生)
- 置き忘れアラート
アプリの安定性・使いやすさともに高水準で、設定のしがいがあります。
audio-technica ATH-CKS50TW2 レビュー
audio-technica ATH-CKS50TW2 の装着感 : 密閉感が高く、本体は大きめ
耳にピタッとはまり密閉度が高く、遮音性も優れています。マグネットの平らな部分が対珠にうまくフィットするため、圧迫感は思ったより少ないです。音漏れも抑えられています。
ただし本体サイズは大きめで耳からの出っ張りも多め。耳が小さい方は購入前に実機を試すことをおすすめします。また、側頭部に圧迫感が生じるため寝ホンには不向きです。
機能 : 痒いところに手が届く設計
マグネティックスイッチ : ケースなしで使えるのが地味に便利
コンビニの会計など、短時間だけ外したいシーンでパチッとくっつけてポケットへ。取り出したらそのまま自動接続。これが案外便利で、本体購入の決め手にもなりました。くっついた状態だと取り出しやすいのも◎。設定によっては「音楽停止のみ・接続は維持」にすることもできます。
ノイズキャンセリング・ヒアスルー・トークスルー : NC は価格帯上位に肉薄
ノイズキャンセリングは期待以上の強さです。中低域をしっかりカットし、本体の高い密閉感と合わさって外でも十分機能します。同価格帯の上、SONY WF-1000XM5 や Technics EAH-AZ80 と比べてもほんのわずか劣る程度で肉薄しています。
一方、ヒアスルー・トークスルーはやや籠もり気味で、もう一声クリアだと嬉しいところ。人との会話は可能なレベルではありますが、NCの優秀さと比べると物足りなさを感じます。
物理ボタン : 確実な操作感
昨今はタッチセンサーが主流ですが、ATH-CKS50TW2 は物理ボタンのみ。マグネット部分と挟むように押せる配置で誤操作がなく、押すごとに効果音でフィードバックがあります。シンプルですが一度使うと戻れない安心感です。
16 / 32 / 64 段階のボリュームステップ : オーディオテクニカらしい配慮

ワイヤレスイヤホンでは音量のステップが粗く「ちょうどいい音量」が出ないことがあります。ATH-CKS50TW2 は 16 / 32 / 64 段階から選べるため、常に好みの音量でリスニングできます。さすがオーディオテクニカ、わかっています。
IP55 防水・防塵 : 水洗いまで対応
イヤホン単体で IP55 相当の防水・防塵性能を備えています。多くのワイヤレスイヤホンが IPX4 程度の中、IP55 はより強力。汗をかいても、水で洗い流しても安心です。アクティブに使いたい方には心強いスペックです。
(参考 《用語解説》IP規格とはなんですか。 )
装着センサー : 非搭載
機能盛りだくさんの中で装着センサーは非搭載です。ただしマグネティックスイッチで電源 OFF がスムーズにできるため、実用上はそれほど困りません。装着センサーがなくてもなんとかなる工夫がされています。
audio-technica ATH-CKS50TW2 の音質 : 圧倒的な重低音が包み込む広大なライブステージ
試聴環境: Xperia 1 VI(Android 14)で AAC・LC3 接続。ロック・メタル・EDM・J-POP を中心に試聴しました。
こちらが個人的音質イメージグラフです。
比較対象製品
周波数特性
音質評価
凡例
ATH-CKS50TW2 の低域はどう?重い?キレはある?
まずなによりも低域の存在感が圧倒的です。さすが SOLID BASE シリーズ、他のイヤホンをひとつ抜き出たモリモリな低音です。ドラムのアタック・ベースラインが分厚く広く包み込むように鳴り、そこに広大なライブステージが出現します。
音粒のキレは優先されず、下の方でブワッとドカッと豊かに鳴る傾向です。低域の余韻は多めで、解像度・分離感は低域に限ってはやや低め。ただこのスケール感こそが SOLID BASE の醍醐味であり、ロック・メタル・EDM では接続した瞬間から圧倒されます。
ボーカルと高域の印象は?
低域が前に出るものの、ボーカルもしっかりと届きます。男性ボーカルとの相性が特によく、低域の豊かさと合わさって力強く聴かせてくれます。女性ボーカルも十分鳴りますが、ダイレクト感は男性ボーカルの方が顕著です。
高域は中低域に比べると一歩引いた位置になります。しかしかすれたり詰まったりすることはなく、シンバルなど金物もキレよく鳴っています。高域が埋もれるわけではなく、中低域の迫力の背後でしっかりと存在しています。
音場・定位はどう?
音場は低域を中心に横に広く開き、広大な空間を作り出します。定位感は中高域は標準的ですが、低域はその広さゆえに輪郭よりも「包まれる感覚」が強いです。クリーンな定位を好む方よりも、迫力とスケール感を楽しみたい方向けのサウンドです。
まとめ : 重低音ライブ体験に特化したサウンド
ATH-CKS50TW2 のサウンドは「モニタリング」ではなく「楽しさ・迫力」に全振りしています。得意なジャンルはロック・メタル・EDM・ライブ音源。接続した瞬間からそのステージに立てるような没入感が最大の魅力です。解像度・分離感を求める方には不向きですが、重低音の空間に浸りたい方にはまさにうってつけです。
audio-technica ATH-CKS50TW2 と VIOT ピヤホン8 TE-W1-PNK との比較
今回は価格の近いピヤホン8 TE-W1-PNKとの比較です。ピヤホン8 TE-W1-PNKのレビューはこちらです。

| audio-technica ATH-CKS50TW2 | AVIOT ピヤホン8 TE-W1-PNK | |
|---|---|---|
| ドライバー構成 | φ9mm ダイナミック型 | コアキシャル3Dシステム、コアキシャルデュアルダイナミックドライバーシステム (10mmDD+6mmDD) |
| 対応コーデック | SBC、AAC、LC3(※ファームウェアアップデートにより対応) | AAC,SBC,LDAC |
| 連続再生時間(音楽再生) | 連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングOFF時): 最大約25時間(イヤホン) 最大約65時間(充電ケース併用時) 連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングON時): 最大約15時間(イヤホン) 最大約40時間(充電ケース併用時) | 本体のみ:約16時間 ケース充電込み:約50時間 |
| 外音コントロール | ノイズキャンセリング・ヒアスルー・トークスルー | ノイズキャンセリング・外音取込 |
| 防水 | IP55(イヤホン本体のみ) | IPX4相当 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 |
| ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
| 装着検出 | 非対応 | 対応 |
| そのほか機能 | マグネティックスイッチ 低遅延モード プライベートタイマー サウンドスケープ ボリュームステップ 左右バランス 置き忘れアラート | 3Dスペーシアルオーディオ ゲーミングモード 位置情報履歴 |
| 参考価格 (e☆イヤホン)(価格は変動することがあります) | ¥23,980 税込 | ¥18,810 税込 |
vs AVIOT ピヤホン8 TE-W1-PNK : コーデック vs 機能・重低音の選択
最も大きな差はコーデックです。ピヤホン8は LDAC に対応しており音質面で一歩有利。ATH-CKS50TW2 が LDAC に対応していればより完璧でした。
一方、ATH-CKS50TW2 はマグネティックスイッチをはじめとした細かい機能が光ります。ボリュームステップ・置き忘れアラート・プライベートタイマーなど、ありそうでなかった機能が揃っています。操作性でも物理ボタンの確実さと安定したアプリはATH-CKS50TW2が上です。ピヤホン8のタッチセンサーは場所がわかりにくい点が難点です。
ノイズキャンセリングはどちらも十分ですが、比べると ATH-CKS50TW2 のほうがわずかに強く感じます。
サウンド面では、両者とも低音強めのパワフルな傾向ですが、低域の量感・厚み・迫力は ATH-CKS50TW2が明確に上です。一方、解像度・分離感はピヤホン8が上で、あらゆるジャンルへの適応幅も広いです。
まとめると、便利な機能満載で重低音を堪能したいなら ATH-CKS50TW2、解像度高くジャンルを問わず聴きたいなら ピヤホン8 という使い分けがしっくりきます。
audio-technica ATH-CKS50TW2 におすすめのイヤーピース・EQ 設定
重低音の質感を整えつつ高域もバランスよく楽しめるカスタマイズ例です。
イヤーピース: audio-technica AT-ER500
付属品と同じオーディオテクニカのイヤーピースですが、AT-ER500 は体温で形が変化する特殊素材を採用しています。装着後にフィット感が高まり、低域のボヤけが抑えられ締まりが良くなりました。サラサラとした質感でポケットに入れても埃がつきにくいのも地味に嬉しいポイントです。
EQ 設定: V-shaped プリセット
Connect アプリのプリセットでは V-shaped が好みでした。デフォルト設定だと中低域が前に出すぎて高域が埋もれる印象ですが、V-shaped にすると重低音をキープしつつ高域が復活し、全体のバランスが整います。ATH-CKS50TW2 を使うなら一度お試しください。

audio-technica ATH-CKS50TW2 まとめ
- Qaudio-technica ATH-CKS50TW2 はどんなイヤホン?
- A
- マグネティックスイッチでケースなしでも電源 OFF / ON できる
- SOLID BASE ならではの圧倒的な重低音と広大なライブステージ
- 使いやすい物理ボタン・ボリューム 64 段階設定で痒いところに手が届く
- IP55 の強力な防水・防塵性能
- マルチポイント・ワイヤレス充電対応
- 向いている人
- ロック・メタル・EDM・ライブ音源など重低音で楽しみたい方
- 便利な機能をひとつのイヤホンにまとめたい方
- アクティブに使いたい方(IP55 防水防塵)
- 向いていない人
- フラットでモニタリング的に聴きたい方
- 解像度・分離感を重視する方
- 寝ホン・小耳の方(本体が大きめ)
久々のオーディオテクニカイヤホンでしたが、マグネティックスイッチをはじめとした細かい配慮が光る一台でした。重低音のインパクトだけでなく、日常使いのための工夫が随所に感じられます。重低音で音楽を楽しみたい方、機能盛りだくさんのイヤホンが欲しい方にぜひ試してみていただきたいです。
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